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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

カブトムシの飼育(25)(特別版1-1)産卵・産卵床・孵化・幼虫

●このページは、前ページからの続きです

2009年7月19日 メスが昼間にゼリーを食べています

 

・・・頭隠して尻隠さず・・・
尻が見えるからといって笑わないで下さい。
産卵中、マットの中に潜っていたので腹ペコです。
恥ずかしいとか言ってはおられません。食べなきゃ死んでしまいます。

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カブトムシは、昼間はマットに潜って、夜になるとマットの上に出てきて餌(ゼリー)を食べます。しかし、産卵のために潜ったメスは一段落した時にマットの上に出てきて餌(ゼリー)を食べます。これは、夜だけでなく、昼間も出てきて食べまくります。
従って、産卵の時期の餌(ゼリー)は昼間も食べることができる量を入れておいて下さい。一旦食べ始めると、長時間食べ続けています。
もし、産卵するエネルギーがあるこの時期に、マットの上で仰向けになって、足も殆ど動かさないメスがいたら、餌不足を疑って下さい。餌がなければ追加して、仰向けになっているメスを餌皿の上に乗せて下さい。満腹の場合は逃げてマットへ潜りますが、空腹の場合は食べ始めて、長時間食べ続けます。

2009年7月25日 シーズンオフに使用するマットの確保

一般に、カブトムシ用のマットは、成虫のシーズンを過ぎれば成虫用、幼虫用を問わず、スーパー、ホームセンターなどの店頭から姿を消します。
成虫のシーズンを過ぎても、その後は幼虫用のマットが必要になるのですが、幼虫を飼育される方が少なく、仕入れても在庫が残るだけになるからでしょうね。
私は、ホームセンターにお願いして、私が使用している幼虫用のマットを切らさないように店の棚に置いてもらっています。その代わり、在庫として残らないように、マットを買いに来て、どれにしようかと迷っておられる方には、私が使用しているものをお奨めしていますが、後日出会った時に聞いたら好評です。
現在使用しているマットは、店の棚に無い場合、冬の寒い時期でも、注文してもらったら金曜日の定期便で入荷しますので重宝しています。


幼虫を飼育している皆さん、来年の初夏までに使用するマットは継続して入手出来るように、今から手を打っておいて下さい。
幼虫のケースを開けてみて、中が糞だらけになってからマットを探すのでは遅すぎます。
また、飼育している幼虫の数によっても変わりますが、5リットルか10リットル入りを1袋を、緊急用として、常時手元に置いておけば安心です。
(冬になると値段を高くして売るような店のマットを買うのを止めましょう。)


マットの使用量については、「岩国市田舎村昆虫館:カブトムシの幼虫の飼育環境」のページにデータを掲載していますのでご覧下さい。

2009年7月26日 来年の人工蛹室に使用する材料の確保

皆さん、今年も人工蛹室について蝶(アゲハ・他)の幼虫飼育、カブトムシの幼虫飼育の情報交換掲示板が賑やかになりました。
カブトムシの幼虫を飼育して羽化させようとすると、蛹室作りに失敗する幼虫もいますし、蛹室を作ってしまってからマットの糞掃除をしたりして蛹室を壊してしまった場合、また、蛹化や羽化の観察をするために蛹室から前蛹や蛹を取り出す場合など、カブトムシの幼虫の飼育には、人工蛹室は必需品です。
近頃はカブトムシは金儲けの種になり、人工蛹室も売っているらしいですが、本サイトをご覧の皆さんは、人工蛹室を手作りして下さい。簡単に作れますよ。


人工蛹室の作り方は、「岩国市田舎村昆虫館:カブトムシの幼虫の飼育環境」のページで説明しています。
この人工蛹室に使うのはトイレットペーパーの芯ですが、必要な時になって探しても簡単には手に入りません。まさか、新品のトイレットペーパーを解きほぐして、芯だけ使う訳にもいきませんよね。
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私は、トイレットペーパーの芯は全て溜め込んでいます。
皆さんも、最大で、飼育している幼虫の数の半分くらいは溜めておきませんか。
数が多ければ、今から溜めておかないとまにあいませんよ。

2009年7月28日 またまたまた余談ですが・・・今日は♂が1匹増えました

成虫は元気で過ごしています。餌の交換は毎日夕方行っています。
今日も夕方の餌交換で飼育ケースの所へ行ったら、ケースの網戸の蓋(手作りです。)に立派な角をもった♂が掴まっているではありませんか!
多分、餌(ゼリー)の匂いに釣られて来たのではないかと思います。今年は、これで3匹が何処からか来ましたが、我が家は雑木が繁る山の近くではありませんが・・・何処に幼虫が住んでいるのでしょうか?

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今日現在、♂が5匹、♀が7匹の12匹の大所帯になりました。

餌(ゼリー)は、昨年、50個入りを1袋299円で買ったものが6袋残っていますので、食べ残しは捨てて、毎日新しいものに入れ替えています。(このような安い物で十分です。高い物を買う必要はありません。)

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今日から餌(ゼリー)の数は1日に14個です。

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餌は不足していませんか?
今日は馴染みのホームセンターへ行ったら、「商品のカブトムシが死んでしまうのは何故ですかねえ?」との質問がありました。
店の中では、♂と♀は金網が張られた別の部屋に別けて入れられています。
交尾もしていないし産卵もしていないのに何故だ?と思ったら、餌不足でした。

元気な成虫は1日にゼリーを1個くらい食べます。カブトムシは食べ過ぎることはありませんので、絶対に不足しないように、少し多めに与えて下さい。

最近は、大きなスーパーやホームセンターでカブトムシの成虫を売っていますが、カブトムシについて知っている店員さんはおられませんよ。
成虫を買ってきて早死にした場合、買った人責任だと思ったほうがよいですよ。
(もし知っていても、カブトムシは金儲けの種になりますので、教えてもらえないことが多くなりました。)

2009年7月31日 ♀が1匹死にました

♀は、昼間、餌皿に頭を突っ込んで餌を食べ続けています。
朝、餌皿を見たら、残り少ない餌(ゼリー)は糞尿で汚れきっています。
腹ペコの♀のためには、朝も何個かの餌を交換してやるべきでしょうね。
今日は、♀が1匹死んでいました。産卵も終わり、大往生です。
♂が5匹、♀が6匹の11匹になりました。

2009年8月4日 まだ? また? 交尾です

7月の終わり頃、マットの中で交尾の時に発する音が聞こえていましたが、今日は、夕方の餌交換の時に交尾しているカップルがいました。♂は角が折れて、無かったです。♂同士の喧嘩で折れたのでしょうね。

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2009年8月5日 ♂が1匹死にました

♂が1匹死んで、♂が4匹、♀が6匹の10匹になりました。

2009年8月6日 ♀が1匹死亡、♂の風来坊がやって来ました

夕方の餌交換の時に見たら、♀が1匹死亡。♂が4匹、♀が5匹の9匹になりました。
餌皿のゼリーを入れ替えて、餌皿をケースへ入れようと思って、ケースの蓋を開けようとしたら何かが飛び立ちました。ケースの上に吊ってある竹竿に掴まったのでよくみたら、カブトムシの♂!
ケースの傍には、幼虫掘り出しの時に使うマットの新品を置いていたのですが、袋を2ケ所、バリバリに破っていました。(美味しそうな餌の匂いがするがケースの中に入れない腹立たしさのヤブレカブレのイヤガラセかもしれません。)
何処から来たのか、今日も風来坊が1匹、食べ物を求めてやって来ましたよ。 今日現在の国勢調査では、♂が5匹、♀が5匹の10匹になりました。

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2009年8月12日 幼虫が大きくなっています

今年産卵し孵化した幼虫が大きくなっています。
今日の夕方も恒例の餌交換。
餌皿を持ち上げたら、写真のような幼虫が現れました。
早い時期に孵化したものでしょうね。体長は約1.5cmです。
衣装ケースの中には10匹の成虫が居ますので、マットの底のほうから、上に押し上げられたのでしょうね。

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