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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(14) ダンボール箱を被せて夜明けを遅くしてみる

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2007年7月5日

今日は梅雨前線が四国の南に南下したとか・・・
今朝は、買い物ツアーの運転ついでに、園芸店を覗いてみました。
「パセリの苗 1本10円」。
去年はパセリ不足で往生しましたが、今年は今のところはなんとか食いつないでいます。
買っておこうかなと思ったのですが止めました。

帰ってから、パセリの状況を視察したら、新米の幼虫が2匹みつかりました。
一時は、今年のキアゲハは絶望とまで考えましたが、心配することもなかったようです。
この調子でいくと、パセリのほうの心配が芽を出しそうですね。

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背番号No.5候補者です。
今のところ3匹いますよ。

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今日は天気が良かったので、我が家の庭もアゲハ蝶が乱舞。
その内の1羽がパソコンのディスプレイ目掛けて突入。

「アワヤ!」と思ったのですが、操縦はベテランのアゲハ蝶。

デスプレイを難なく交わして網戸へ。
アゲハ蝶は慌てていますので大暴れです。
1枚だけ写真を撮って、庭へ出してやりました。

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それから、今日は黒いナガサキアゲハが橙の木へ卵を産み付けにきていました。
橙の木にナガサキアゲハの産卵は時々見かけます。
デカイ面構えのナガサキアゲハの幼虫が見つかったら逮捕して、飼育箱牢屋でキアゲハと同居させ、サナギになってもらうことにしましょう。


天気予報によると、また明日は大雨らしいですね。
大雨の洪水で幼虫が流されないように非難準備をしていたら、小さな幼虫が1匹。

パセリの葉の裏に隠れていたんですね。

これで幼虫は4匹ですが、全員がバラバラで別の鉢にいますので、引越しできるように細工をしておきました。

幼虫の右下に透明なものが見えていると思いますが、これはセロテープです。幼虫を驚かせて、スタミナを奪ってしまっては可哀想なので、掴まっていたパセリを切り取って、引っ越してもらいたいパセリの枝へセロテープで止めてあります。
これなら、幼虫も気が付かないうちに引越しできますよ。
この方法は、セロテープ引越しで名高いGARAKUTA引越屋の売り物です。
(値段は少々高くて、タダです。)

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4匹の全員集合写真です。

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2007年7月6日

昨日の夕方見たら、背番号No.4は前蛹のままでした。が・・・

今朝見たら、物凄く立派なサナギになっていました。

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さてさて、今日も天気予報に振り回されて幼虫の引越しです。
背番号No.5候補者が大雨の中をさまよい歩くことのないように、早目に引越しをさせ、飼育箱へ投獄しました。

その時パセリを鋏で切ったら、小さな幼虫も掴まっていましたので、セロテープ引越し方式で一緒に引越しさせました。

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2007/07/06現在

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2007年7月6日(その2)

少々オーバー気味ですが、キアゲハの幼虫が湧き出してくる!と言えそうな雰囲気になりました。


背番号No.5候補者
今朝発見した幼虫
新発見の幼虫
新発見の幼虫

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今晩は大雨の気配がしますので、飼育箱を裏の小屋に入れようとして、その前に中を確認したら、背番号No.5候補者の口の前に、これまでで一番小さな幼虫が2匹!
背番号No.5候補者がこのまま食べ続けたら、2匹の幼虫は墜落。
背番号No.5候補者の前足を外して、2匹の幼虫の掴まったパセリの葉を少し移動させました。

2007年7月7日

そういえば背番号No.1の羽化は、早ければ明朝ですね。
夕方サナギの状態を見たら、明日は無理かなと思われます。
しかし、「後の祭り」にならないように、飼育箱に人工時差ダンボール箱を被せておきました。

今晩は雨が降りそうにないので、庭の芝生の上に置いてあります。

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2007年7月8日

被せておいたダンボール箱を取り除くのは、自分の朝食や、諸々の用事が済む頃です。
朝、6時半頃にダンボール箱を取り除いてみたら、飼育箱の中は何ら異常なし。
背番号No.1は熟していませんでした。
背番号No.1は、9日組で、明朝が羽化でしょう。

お知らせ

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