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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(SP1) 産卵から羽化までの観察、しかし蛹化で失敗

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●このページは、前ページからの続きです

★緊急注意報★ 人間は強いですが、幼虫は弱いです

田舎村昆虫館看護師
田舎村昆虫館看護師

あなたが飼育されている蝶の幼虫の食草無農薬ですか?
我が家の庭に植えてある蝶の餌(食草)であるパセリ、スミレ、ユリ、ホトトギス、橙の木の葉、デコポンの木の葉などには殺虫剤は一切使用せず、無農薬で栽培しています。スーパーなどの店頭で売られているパセリ、セロリ、ニンジンの葉などを食べさせると幼虫は死んでしまいます。我が家ではキアゲハの幼虫の食草が不足してしまい、スーパーでパセリなどを買ってきて食べさせて、幼虫を死なせてしまいました。
皆さん、真似をして幼虫を死なせないようにして下さい。


田舎村写真館
田舎村写真館
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 ↓  ↓  ↓  ↓  ↓ あなたが飼育されている蝶の幼虫の食草無農薬ですか?

8月11日
P20070811-IMG_0611-9 なにしろパセリが乏しくなったので、この幼虫もセロリ料理に変えてもらうことにしました。午前中からパセリとセロリを並べておいたら、自分で引っ越してくれていました。
身長は45mmになりました。
8月12日
P20070812-IMG_0635-9 朝一番に見たらセロリの葉は萎れ気味。スーパーで買ってきて入れ替えました。
身長は、背伸びをして50mmです。
8月13日
P20070813-IMG_0722 まだ目覚めていないのか? 肥りすぎてゴロゴロしているのか? この様子では、メタボリック症候群ですよ!
身体を縮めていますので身長測定はできません。
胸囲を測ることが出来れば肥ったことが証明出来るのですが、掴んで角を出させると死んでしまいますので胸囲測定は諦めます。


一旦は身長測定を諦めましたが2時間後に見たら、セロリの葉の上を這い回っていましたので物差しで測りました。
岐阜提灯のように伸びたり縮んだりしていましたので、伸びた時に。
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昨日と同じ50mmでした。

8月13日
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幼虫の様子を見ていると、午後には逃げ出そうと企んでいることが、なんとなく判ります。
先日ツマグロヒョウモンの幼虫の逃亡防止用に使った網を被せておきました。

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8月13日
午後
P20070813-IMG_0783 やはり日時計の影が一番短くなったら旅立とうと予定していたのですね。
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網を歩き回っていましたので飼育箱の中に入れました。
ここまできたら食べませんので、食料は入れませんでした。
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8月13日
P20070813-IMG_0788 サナギになる場所が決まりました。
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明日の朝は、この場所で前蛹になっていることと思います。
8月14日
P20070814-IMG_0816-2 綺麗な前蛹になりました。
明日はサナギの姿が見れますね。
8月14日
午後
P20070814-IMG_0873 午後、セロリを見たら、今にも這い回ろうとする幼虫が1匹。何か異変があったときの予備軍として、この飼育箱で1日遅れでサナギになってもらうことにしました。
8月15日
事故発生

突然ですが、時計の針を止めて、しばらくの間休刊とします。Bookmarkして、そのままお待ち下さい。

事故速報
8月15日
P20070815-IMG_0882 立派なサナギの姿をと思ったのですが、哀れな姿でぶら下がっていました。

背中に回している糸を切ってみましたが、ドラエモンが逆立ちしたような姿のままです。

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P20070815-IMG_0884-2 もう1匹の予備軍は?と探したら、飼育箱の底で前蛹になっていました。しかし、弱々しい感じがします。
8月15日
P20070815-IMG_0910-2 夕方様子を見たら、逝ってしまっていました。
P20070815-IMG_0909-2 予備軍を見たら蛹化が始まったばかり。
じっと眺めていましたが一向に蛹化が進まない。触ってみてもピクリともしない。
この予備軍も蛹化が始まったところで力尽きていました。
事故対策
8月15日

P20070815-IMG_0914 幸いなことに、我が岩国市田舎村昆虫館には秘蔵っ子と言うべきか、箱入り娘と言うべきか? もう1匹だけ幼虫がセロリにしがみついています。
このまま水っぽいセロリを食べさせるよりは、残り少ないとはいえパセリを食べてスタミナを付けてもらおうと思って、僅かな葉の残っているパセリの鉢へ強制引越しさせました。皆さん、無事にサナギになることを私と共に祈って下さい。
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さて、この1匹がサナギになるまで、このページは休刊とします。
無事にサナギになりましたら、8月15日の朝止めた時計の針を動かして、このページを8月15日付で復刊します。
その時はページを改めますので、宜しくお願いします。

経過報告
8月18日
P20070818-IMG_0972 ウーーン。ツマグロヒョウモンのように熱中症ではないでしょうね?
8月18日
P20070818-IMG_1024-2 最後の1匹の代理人が見事な前蛹になりました。これが無事にサナギになってくれたら、8月15日にタイムスリップして、続編をお届けします。
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お知らせ

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キアゲハの飼育(SP2) 蛹から羽化まで(産卵から羽化まで29日間)
昆虫館の館長 キアゲハの飼育(SP2):キアゲハの卵から羽化までの観察を再開。この例では、産卵から羽化まで29日間かかりました。 背番号については2007年・キアゲハの蛹の背番号一覧をご覧下さい。 蛹から羽化まで 田舎村写真館 この記事のテ...