
キアゲハの飼育(24):前蛹になったかなと思ったら、真っ黒になって死んでしまったり、臭角が引っ込みきらないまま前蛹になって蛹になれず死亡。羽化の失敗など、訳の判らないことばかりです。
背番号については2007年・キアゲハの蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2007年9月8日
残り少ないパセリとはいえ、やはり無農薬+幼虫糞肥料栽培のパセリですよ。
昨日はぐったりしていましたが、元気を取り戻しました。
喜んで、得意技のイナバウアを見せてくれました。
観客は立見席の肥満児2匹。尻が重くてズリ落ちているようですね。
丸秘GARAKUTA農園パセリ畑を公開します。
パセリの苗の大売出しがありましたので、園芸店へ駆けつけました。
全部買い占めようかと思いましたが、他の幼虫愛好家の迷惑になるので10本で我慢しました。
2007年9月9日
昨日、イナバウアを観ていた肥満児の1匹をパセリの鉢と共に、籠に入れておきました。
<< 朝 >>
前蛹になる場所が決定。
<< 昼 >>
前蛹になる準備がほぼ完了。
<< 午後 >>
籠の中はツマグロヒョウモンと共同生活。
ツマグロヒョウモンが背中の上を這い回るので、私も一緒に歩き回りました。背中に糸を掛ける前でよかったですよ。
<< 夕方 >>
イナバウアを観ていたもう1匹の肥満児を籠に入れようとパセリの鉢を見たら・・・
逃走! またまた無銭飲食の食い逃げ。
怪事件発生!
キアゲハの幼虫も順調に育ち、秋の陣も順風に乗って勝ち進めるなと思っていましたが、4匹が立て続けに怪事件に巻き込まれましたので、状況を報告します。
無残な姿の幼虫や蛹の姿をお目に掛けて申し訳御座いませんが、「こんなこともあるよ」との一例として事前に頭の片隅にでも置いておけば、何か異常が発生した時に役立つかもしれません。
怪事件関係については通常の日記とは少し異なり、事件毎に纏めてあります。
また、通常の日記と区別するために、日付欄の背景を薄緑色で表示してあります。
【怪事件:その1】 2007年9月10日~11日 蛹化失敗
2007年9月10日
同居のツマグロヒョウモンと敷地の話し合いが朝までに片付いたのか、朝の挨拶に行ってみたら、背中の糸も掛けて熟睡中。
5匹のツマグロヒョウモンの幼虫も前蛹になり、仲良くぶら下がっていました。
ツマグロヒョウモンの前蛹の姿は、2007年・ツマグロヒョウモンの観察日記(5)の9月10日の日記にありますので、キアゲハの前蛹と比べてみて下さい。
午後、籠の傍を通ったら、蛹化の最終段階。
身体をブルブルブルッと震わせて皮を落とすだけの状態になっていました。
2007年9月11日
蛹を籠から出すために、背中の糸を切って、尻の糸を少しずつ剥がしてみたら・・・左脇腹の部分の蛹の皮がありません。
頭のほうへ黒い液体が流れていました。
羽化は難しいと思いますが、
念のためにNo.2のポケットへ入れておきました。
【怪事件:その2】 2007年9月13日~14日 蛹化失敗
2007年9月13日
どうですか。見事な前蛹でしょう。
しかし、禍は忘れぬうちにやって来る。
15時44分、庭の土をならしていて気付きました。
籠の中で前蛹が動いている。
蛹化が始まるなと思って近寄ってみたら、国会議員のような頭の黒い輩がゴソゴソ。
上半身を動かしているが、上半身は緑っぽくて蛹化の色ではない。
下半身は皮が白っぽくなり、いつでも脱げる支度は整っている。
しかも尻のほうは皮がズレているが脱いでいるつもりなのか?
その後約5分、15時50分頃には上半身の動きが止まりました。
上半身も少し黒くなってきたようです。
蛹化に失敗したような気配ですね。
17時26分に確認したら、上半身は黒くなり、力もなく、
背中に回した糸をたよりにダラリ。
そういえば、7月23日の日記をご覧下さい。
黒焦げ状態の写真を掲示していますが、何が原因で黒くなって死ぬのでしょうかね?
2007年9月14日
「黒焦げ状態」と書きましたが、焦げているのではありません。
病気なら蛹化の時以外でも現れるはずであるし・・・
蛹化の時、何かの手順が狂ったのでしょうか?