ツマグロヒョウモンの飼育(1) スミレ、パンジー、ビオラを食草とするツマグロヒョウモン

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2007年8月9日

ユーモラスなツマグロヒョウモン前蛹と初対面!

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キアゲハのサナギに尻をくっ付けて、飼育箱の蓋に掴まらせた幼虫が前蛹になっていました。
イガグリのような頭をチョコッと持ち上げて・・・可愛いものですね。
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前蛹になっているのを見たのが6時30分。

アゲハの調子から推測すると明日はサナギに対面できるなと思っていたのですが、藤丸籠(とうまるかご)の中の幼虫の様子を見ていた間にサナギになってしまっていました。

サナギになったばかりの時は、色が橙色なんですね。そして、キラリと光る金箔は乳白色。
キアゲハのサナギと一緒に、いろいろな方向から記念撮影をしました。

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またまた悪巧みです。
何時前蛹になるのか判らない幼虫たち。
スミレを掘りあげてきて鉢に植え、飼育箱に入れました。
アゲハと同じGARAKUTA方式です。

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C地点の赤い藤丸籠(とうまるかご)の中ですが、スミレの葉は少なくなり、茎が目立つようになりました。

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こんな可愛い幼虫もいますよ。

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キアゲハのサナギも、自分と同じツマグロヒョウモンのサナギもお構いなし。「我が道を行く」とは、このことです。

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しかし、この時には、まさか幼虫を集めて、スミレの葉を探し回り、70匹あまりも飼育することになるとは思いませんでした。


2007年8月10日

昨日飼育箱に入れたスミレを植えた鉢ですが、朝見たら茎だけの丸坊主。(スミレは元の所へ戻して植えておきました。)

ツマグロヒョウモンの幼虫の物凄い食欲、食べっぷりの良さには、驚き桃の木山椒の木です。
ツマグロヒョウモンの幼虫は、スミレの葉だけを切り取ったものでも食べるんですね。これは大助かりです。

秘密の場所のスミレの葉を取ってきて、飼育箱へ入れてやりました。
入れると直ちに集まってきて。「待ってました!」とばかりに喰らい付く。
気持ちは良いのですが嬉しい悲鳴。

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C地点の赤い藤丸籠(とうまるかご)の中を見たら、スミレの葉は殆ど無し。

これは一大事。食料の買出しに行かなければなりません。
どうやら、パンジーの葉も食べるような気配なので、園芸店に行って「パンジーの苗はどこか?」と聞いたら、社長さんから、「この時期に何言ってんの」と笑われました。
よし、それではと執念一徹!

昼前に、スミレ探しのサイクリングに出発。
道路のアスファルトの隙間や、道路の傍で頑張っているド根性スミレを集めてきました。
出来るだけ根が少しでも付いているように・・・葉を幼虫に食べさせた後は、根をプランターへ植えます。

見て下さい。
無農薬のスミレ!

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A、B、C地点のスミレを食い潰され、残るのはD地点。このD地点も時間の問題のようです。

遂に決心しました。何匹居るのかは判らないが、1匹たりとも飢え死にさせないで、羽化するまで面倒をみるぞーーー。

C地点の藤丸籠(とうまるかご)は解体。幼虫は全て飼育箱へ入ってもらうことにしました。

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餌もたっぷりあるし、外敵からも保護されている。
安心して天井を歩き回ったり、天井からぶら下がったりしています。

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しかし、どこで噂を聞いたのか? どこで無農薬のスミレの臭いを嗅ぎつけたのか?
庭のあちらこちらから、飼育箱を目指して歩いてくるではありませんか!

庭を歩いていて踏みつけて潰すようなことになっては可哀想なので、昼過ぎから何度か、幼虫を探しては飼育箱の中へ収監。


見てやって下さい。この幼虫の数と大きさ!
朝集めてきたスミレも心細い感じがしてきましたよ。
キアゲハの幼虫に続いてツマグロヒョウモンの幼虫も餓死の危険に晒すわけにはいかないので、一番暑い午後、今日2回目のスミレ探しに出掛けました。

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野生のスミレはカラカラに乾いた所でも愚痴もこぼさず頑張っていますが、我が家へ辿り着くまでにスミレが熱中症にならないように、少しでも水分を補給をしようと思って、飼育箱に水を入れて、チャッポンチャッポンと音をさせながら自転車で走りました。

もちろん私も熱中症にならないように、タオルで頬被り、麦藁帽子を被り、首の後ろには保冷剤を巻き付けて準備万端の姿で出掛けましたよ。沢山集めてきたでしょう。

しかし、昔は、草引き、草刈りで草花はそのまま残していましたが、最近は、除草薬を散布して、一網打尽に根こそぎ枯らすんですよね。(こんな薬を使った所で育った野菜はさぞかし美味しいことでしょうが、胃の中の毛も、頭の毛も、除草剤が効いて枯れなければよいのですが・・・)

広い蓮田の周辺を走り回りましたが、スミレがあったのは道路の傍の1ケ所だけでした。

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皆さん、幼虫たちは暗くなったら何をしているのでしょうかね?
なにぶんにも糞の臭いが強烈なので、家の中に持ってはいる訳にもいきません。
今日は一つ実験をしてみました。


ツマグロヒョウモンの幼虫の住んでいる飼育箱へ、キアゲハの羽化の予定日に夜明けを遅らせるダンボール箱を夕方早めに被せました。
それから2時間くらいしてパッと開けてみたら、飼育箱の壁際にずらりと並んでいました。
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