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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(26) 越冬した蛹が羽化

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●このページは、前ページからの続きです

2008年6月29日 やっと、キアゲハの幼虫のシーズン到来

薹(とう)が立って1.4mくらいの高さに育ち、根元の直径が2cmを超えた屋久杉のようなパセリの大木(上の6月16日の写真)が、雨の重みに耐え切れず1週間くらい前に倒れてしまいました。


大木を失って一挙に減ってしまったパセリですが、久しぶりに様子を見たら、10匹以上の幼虫がパセリに掴まっていました。写真は一番大きな幼虫です。
今年もやっと、我が家の庭にもキアゲハのシーズンに突入した感じがします。

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2008年7月4日

少し大きくなったのも居ますし、小さいのもいますよ。

今日から時々、キアゲハの幼虫の様々な姿をお届けします。
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2008年7月7日 蜘蛛に襲われた!

クモがキアゲハの幼虫を襲っています

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今日も幼虫のご機嫌伺いに行ったら、黒い物を銜えた見慣れない輩が。幼虫にとっては悪の枢軸である蜘蛛拉致される寸前です。
直ちに逮捕して、強力な殺虫剤を使って死刑執行したかったのですが、某日本国の法務大臣のように、私も死神と言われても私には反論できません(私は死神の一歩手前の貧乏神です)ので、じっと我慢して止めてました。
この近くにはキアゲハの幼虫が沢山いますので、殺虫剤をかけたら、幼虫は全滅です。


ところで、近所近辺、梅雨明けと共に庭全体に殺虫剤を散布しています。しかも、人間も頭が痛くなるような濃度の強烈なもの。
しかし我が家の庭にはキアゲハ、ツマグロヒョウモン、ルリタテハ、ナガサキアゲハの幼虫、それに加えてカブトムシも居ますので、殺虫剤散布には苦労しています。パセリやスミレ、橙の木の葉には殺虫剤が飛散しないように・・・ おかげで我が家の庭は、害虫も益虫も呉越同舟ですよ。

2008年7月8日

今、終齢幼虫が3匹いるのですが、昨日は1匹が雲隠れしてしまい、蛹になる場所を探すために家出したのかなと心配しましたが今朝は3匹が揃っていました。

写真を撮られるのが嫌で、隠れていたのかもしれませんね。
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2008年7月9日 まもなく遠足に出掛けます

ぼちぼち、蛹になるために遠足に出掛けそうな幼虫です。
丸々と肥ったのが3匹います。(1匹は恥ずかしそうに隠れていますので、写真は3匹のうち2匹だけです。)

左側は糞をしたばかり。パセリの栄養豊富さは糞の色で判りますね。
右はヨガの真っ最中です。
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幼虫は、庭の中で花畑にした所に植えてあるパセリに住み着いていますが、非常食として鉢に植えていたパセリは哀れな姿になりました。一時は熱帯の森林を思わせるような姿でしたが、幼虫が一度も食べないまま薹(とう)が立ってしまいました。
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根だけになった鉢には、新しく種蒔きしていますが、食べてもらえるように大きくなるのは秋ですね。

2008年7月9日(2) 逃走・逮捕・幽閉 [背番号2008-①]

夕方、庭に水撒きに出て、哀れな姿になったパセリの鉢に撒き終わったら、鉢の近くのパセリの芽の傍を1匹の幼虫がジョギング中。いや、ジョギングどころではなく逃走中です。8つの足が乱れないように走っています。速い、速い。その速いことには驚きです。
昼食を食べていたパセリの所から約4m離れていますが、蛹になる場所を探しての移動です。
走っている姿を記念撮影しようと思ったのですが、場所が悪かったし、カメラを取りにいっている間に行方不明になったら捜索が大変ですから、近くにあった昼間ではカブトムシが居座っていた飼育箱に走りこませました。
それから10分くらいして水撒きが終り、蛹になる場所用にと木の棒を持ってきて飼育箱の蓋を開けたら、糸を張り巡らしたりして、前蛹になる準備をしていました。

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今年は自然のままで好き勝手に過ごしてもらう方針ですが、逮捕してほしいと自首してきたようなので狭い牢屋へ幽閉することにしました。
また、蛹になるために地面に降りて、蛹になる場所を探して(?)歩き始めるのですが、何を見て(?)どちらの方向へ歩くのかは判りません。歩き始めるのは午後のような気がするのですが、太陽の位置を測っているわけでもありませんよね。


昼に見た丸々と肥った幼虫は3匹とも姿が見えなくなっていました。
1匹は私の水撒きとタイミングが合って逮捕されましたが、2匹は何処で蛹になるのでしょうか?
庭を歩いていて幼虫を踏み潰さなければよいのですが。
一昨年でしたか?その前でしたか? 人間に踏み潰された幼虫が庭で発見されましたが、捜査の結果、犯人が判明しました。我が家のもう一人の住人が自白しましたが、ゴミを捨てに生ゴミ処理ボックスの所へ行く途中で、足元から「パチッ」と音が聞こえたとのこと。潰れた幼虫が発見された場所と音が聞こえた場所が合致しますので、幼虫社会の大仏様のような足が踏みつけたんですね。
その後は、家の周囲や庭を歩く時は、足元を見て歩くことにしています。 おかげで、カンカン照りの庭を歩くアゲハの幼虫に出合ったり、食草のスミレを求めて歩き回るツマグロヒョウモンの幼虫を保護したりすることもあります。

2008年7月10日 前蛹になりました [背番号2008-①]

背中に掛けた糸が見えますか?
朝一番に見たら、綺麗な前蛹になっていました。
3mmくらいの小さな蜂はくっ付いていませんが、卵を産み付けられないように、飼育箱の蓋の空気が出入りする穴を塞いでおきました。

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「ヤーーネェ、下から覗いたりして。エッチッ!」と言っているのでしょうか?
それとも「パセリ利権」をめぐって官製談合中なのでしょうか?
いや、某守屋前防衛事務次官夫人がミヤチャンの尻を突付いておねだり中が正解のようです。
1匹が満腹で午後のひと時をうたたね中。下から空腹の1匹がやってきて、尻に触るたびに上から睨みつけていました。
こんなことを話しているのかなあと、勝手に想像しながら眺めるのは楽しいものですよ。

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2008年7月11日 蛹になりました [背番号2008-①]

朝見たら綺麗な蛹になっていました。

蛹になった場所は我が家の一番大きな飼育箱です。
この飼育箱は、カブトムシの卵や孵化した幼虫を掘り出した時の一時避難場所。掘り出しまでには羽化してくれます。
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久しぶりのイナバウアー
近頃は歳を取ったせいか、後ろが見えるほどは腰が曲がらなくなりました。
これ以上曲げると腰の骨が折れて腰砕けになり、早く死ねと、黒枠の付いた後期高齢者医療制度の通知書が送り込まれると困りますので止めときます。
ところで荒川静香さんの腰は大丈夫ですかねえ?

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脱いだ皮を置き忘れ。

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大好物のパセリを食べるキアゲハの幼虫(1)  2008/07/11

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