キアゲハの飼育(27):今年は、蛹の保護ポケットを沢山準備してあります。割り箸を利用した羽化の補助具も作って、羽化を助けることにしました。アオムシコバチの襲撃にも苦労しています。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
今年も幼虫・蛹に背番号を付けました
犯罪国家・某北朝鮮と間違えられると困りますので。今年は飼育箱への拉致はしないつもりでしたが、庭のパセリに掴まっている幼虫を見ているだけでは日記に書くこともありませんので、他のアゲハも含めて、10匹くらいは拉致しようと計画を変更しました。(本音・・・肥満児の幼虫を見ていると、飼育箱に入れて、蛹になってもらい、羽化させたいと言った悪い癖が出てきます。)
拉致してもご安心下さい。岩国市田舎村昆虫館は何時でも庭へ帰国させますし、「死んだ」などと大嘘を言って誤魔化すことも致しません。
先般の会談で「再調査する」ことを約束、いや、口から出任せを言ってしまいましたが、アゲハ王国から調査団が乗り込んできたら困りますので、拉致した幼虫には背番号を付けて、羽化して大空へ飛び立つまで管理することにします。(またまた本音・・・背番号でも付けないと、日記を書くのに一苦労します。)
なお、背番号は他のアゲハも一緒にして、2008年の通し番号にします。
番号札も作っておきました。
2008年7月15日 逮捕した2匹目が前蛹 [背番号2008-③]、 その他に2匹が前蛹の準備中 [背番号2008-④] [背番号2008-⑤]
昨日(7月14日)捕らえて飼育箱に入れた幼虫が見事な前蛹になりました。
今日の午後は歯医者へ行って留守をするため、そのスキを狙って逃走しそうな幼虫を2匹、掴まっているパセリと一緒に飼育箱へ入れておきました。
歯医者から帰って飼育箱を見たら、1匹は蓋に掴まって前蛹になる支度中。
もう1匹は、走り出すために下に降りる寸前でした。
それから20分後に再度確認したら、2匹とも蓋に掴まっていました。
飼育箱の中には移動する前にする柔らかい糞が2匹分ありましたので、少しだけ歩いて飼育箱の蓋で蛹になることに決めたようです。
夕方、雷がゴロゴロ音を立てて転がり始め、夕立で幼虫が洗い流されては可愛そうなので、遅くても明日には移動しそうな1匹を飼育箱へ入れておきました。
パセリを食べるキアゲハの幼虫(4) 2008/07/15
2008年7月15日(2) 蛹に名札
今年は捕獲せずに、自然のままで放っておこうと思ったのですが、まるで年金のごとく、日に日に少なくなっていくパセリを食い逃げされるのも癪に障るし、改良版の蛹の保護ポケットの調子を見ることも含めて、5匹くらいは保護ポケットで羽化してもらうことに閣議決定しました。
蛹を取り違えないように、保護ポケットに、蛹の番号、アゲハの種類、蛹になった日を書いた名札を取り付けることにしました。
2008年7月16日 1匹が蛹に [背番号2008-③]、2匹が前蛹に [背番号2008-④] [背番号2008-⑤]
昨日(7月15日)の前蛹が蛹になっていました。
飼育箱の底には、脱ぎ捨てたタイガーマスクのマスクとマントが落ちていました。
昨日の前蛹になる準備中の2匹が前蛹になっていました。
2匹とも、背中の糸が綺麗に掛かっていますのでご覧下さい。
糸を掛ける位置は決まっているんですよ。2匹とも糸の掛かっている所に赤矢印を入れておきましたので、何番目のクビレの所かを数えてみて下さい。
今の人間の世界では、「教えてくれない」、「教えてもらったことがない」、「聞いたことがない」などと、責任を転嫁する言葉が氾濫していますが、アゲハの幼虫に糸を掛ける位置を教えているのは誰でしょうか? アゲハ幼虫学校があるのかもしれませんね。
雷ゴロゴロから避難させた1匹は、まだ寝ていました。
2008年7月16日(2) 今朝も厭きもせずにイナバウアー
今朝もいつも通り、キアゲハの蛹化の様子を確認して、カブトムシの食べっぷりを確認して、パセリの森で幼虫たちの健康状態を確認。
今朝も荒川静香さんのようなグラマーな終齢幼虫がイナバウアー。
ところで皆さん、何をしているのかご存知の方はありませんか?
私が勝手気ままに想像したところでは、
- イナバウアーは荒川静香さんでなく、キアゲハが元祖だとアピールしている。
- 食べ過ぎたパセリが喉に詰まったので喉の圧迫を緩めている。
- 齧るのは齧ったが、殆ど噛んでいないので胃で消化するのを待っている。
- ダイアモンドのネックレスを見せている。
- ・・・・
冗談はさておいて、4齢幼虫がイナバウアーをやっているのも見かけますが、終齢幼虫がイナバウアーをやった日の午後は、蛹になる場所を探しに歩き始めるような気もします。
ハッキリした理由は判りませんが、蛹になる場所を探しに歩き始める前の腹の中を空にする運動かも知れませんので、念のために飼育箱へ入ってもらうことにしました。