記事内に広告が含まれています。
広告
岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(19) ヤドリバエのウジが2匹出現、アオムシコバチの大群も出現

広告

ナミアゲハの飼育(19) ヤドリバエのウジが2匹出現、アオムシコバチの大群も出現

田舎村昆虫館館長
田舎村昆虫館館長

ナミアゲハの観察(19):ナミアゲハの蛹が腐ったような色になりヤドリバエの被害。蛹を破って中を見ました。白いヤドリバエの幼虫(ウジ)が2匹出てきました。勇気のあるかたはスクロールして、気味悪い写真をご覧下さい。
勇気のない方は、下のハイビスカスの花を見たら、他の記事へ進んで下さい。


[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。

P20080910-IMG_2396-2

2008年9月20日 橙の木の剪定+[背番号2008-102]の住民登録

我が家のナミアゲハ、ナカサキアゲハの巨大マンションである橙の木です。
高さは約2.5m。(木の下にはキアゲハ用のパセリの地植え、鉢植え、ツマグロヒョウモン用のスミレの鉢植えなどが置いてあります。)
昨年はもっと広がっていて、実も60個くらい成ったのですが、周りの日当りを良くしようと思って大きな枝を切り落としてしまったので、今年は10個くらいしか実が付いていません。

P20080920-P1060774


今日は庭の草取りのついでに、橙の木の飛び出した小枝を切り落としました。切り落とした枝は大きなゴミ袋にいっぱい。
庭の木に殺虫剤を散布する時は、蝶の食草には飛び散らないようにしていますので、この橙の木も無農薬です。
この枝は次回のゴミ収集時に出しますが、アゲハの幼虫を飼育されている皆さんの所が近ければ差し上げることができるのに・・・

P20080920-P1060769


枝を切る時は脚立に昇って切りますが、木の上から見ると幼虫が良く見えます。(良く見えると言うことは、敵にも見つかり易いことですが・・・)切り取った枝と一緒に終齢を。ケースに入れる前に身体検査をしていたら・・・もう少しでウンチをポロリです。
このポロリ幼虫は[背番号2008-102]で住民登録しました。

P20080920-P1060770-2


切り落とした枝をゴミ袋へ入れる時は1枚ずつ葉の裏表をチェック。
幼虫を2匹みつけました。

P20080920-P1060772-2


枝を切っている真っ最中にナミアゲハが産卵に来て、脚立に昇っている私の周りを飛び回りました。 また、切り落とした枝をゴミ袋へ入れている時にはナガサキアゲハが産卵に来て飛び回っていました。
卵を産み付ける場所ですが、ナミアゲハは新芽の柔らかい葉が多いようです。ナガサキアゲハは茂った葉の下の方の薄暗い所で、堅くなった葉でも産み付けます。

2008年9月22日 [背番号2008-102]が前蛹

剪定した橙の木の葉をたっぷり入れたケースの中で、齧りかけた1枚の葉に掴まって前蛹になりました。この前に撮った写真(ボケていたので割愛)では背中の糸が解れたようになっていましたが、間違いなく背中を支えています。
他の小さな2匹の幼虫のためにと思って入れた約10枚の葉の上に下痢便をしていますので、蛹になったらケースの大掃除ですよ。

P20080922-P1060808-2

2008年9月23日 [背番号2008-102]が蛹

胸の辺りは緑っぽい綺麗な蛹になりました。
背中の方は薄いオレンジ色。
オレンジ色と言えばヤドリバエの被害に遭った[背番号2008-60]です。

P20080923-P1060834-2


あれ以来、被害妄想に陥っている感がありますが、この[背番号2008-102]の羽化を待つことにします。

P20080923-P1060845-2

2008年9月23日(2) [背番号2008-108]が脱皮して終齢に

アオスジアゲハの幼虫用のケースのヤリクリがつかなくなったので、[背番号2008-77]のナガサキアゲハ(写真左側)と同居させることにしました。食料は同じ橙の木の葉ですから助かります。

P20080923-P1060830-2


縄張り争いで喧嘩をしていないかと昼過ぎに様子を見たら、脱皮をして終齢になっていました。
[背番号2008-108]と命名して、前蛹になるまでの日数を計算出来るようにしておきます。

P20080923-P1060842-2

●この記事はページ分割されていますので、次ページもご覧下さい