2008年9月23日(3) 串かつの串に蛹・・・[背番号2008-106]
今日は、何時産卵に来るかも判らないキアゲハ用のパセリのプランタの草でも取っておこうと、先ず、卵の目印用として差し込んでいて抜き取るのを忘れた串かつの串を引っ張りました。
あの細い竹の串が抵抗します。
思い切って引っ張ったら蛹!
尻の糸が剥がれて外れています。
尻の糸はパセリに絡んでいたのかもしれません。
尻の糸はセロテープで貼り付けました。
背中の糸が少し長過ぎるような気がしますが、このままにしておきます。
羽化したときに懸垂が出来るように安物アイスの棒を付けておきました。
ところで、この蛹はキアゲハでしょうね? キアゲハにしたら蛹が小さく、ナミアゲハくらいしかありません。パセリのプランタの中で発見されたのですから、一応キアゲハとして登録しておきました。・・・2008/09/25にナミアゲハに登録替えしました。
背番号は[背番号2008-106](拾い物)です。
2008年9月24日 同居のナガサキアゲハが脱皮して終齢になりました
同居のナガサキアゲハ [背番号2008-77]が脱皮して終齢になりました。ナガサキアゲハは大きくて、怖い顔をしていますが同居のよしみで並んでもらって記念写真を撮りました。(ヤラセっぽいのは気にしないで下さい)大きさでは負けましたが、運動神経では負けませんよ。
身長測定器で正確に測っておきました。
[背番号2008-77]のナガサキアゲハ・・・34mm
[背番号2008-108]のナミアゲハ・・・27mm
2008年9月27日 [背番号2008-102]がヤドリバエの被害
昨日と今日はルリタテハの羽化と、アオスジアゲハの蛹化に気を取られて視野が狭くなっていました。夕方になって羽化待ちの蛹を見て気が付いたのですが、[背番号2008-102]の蛹が黒っぽくて濃いオレンジ色になっていて、尻尾のクビレの一番上に割れ目があり、何か出ているように見えました。前回のヤドリバエの時は綺麗なオレンジ色でしたが、この[背番号2008-102]は気持ちの悪いオレンジ色です。
蛹の中で何か異変が起きているなと思って自己流診断。
頭の方を爪で弾いてみたら、中は空洞のような軽い音がしました。
蛹化が23日ですから未だ4日目。アオムシコバチが出てくるにしては早過ぎるんではないかなと思いながら蛹の周囲を見ましたが孔はありません。
次に、蛹の頭の方を掴んで尻尾のクビレの所を曲げてみたら、ゆっくりではありますが真っ直ぐに戻ります。中はスッカラカンの空洞ではありません。
蛹の殻ですが、頭の方は指で掴んでも潰れませんので、ある程度硬いです。尻尾の方はクビレの所がグニャグニャと動ききますが、殻はフニャフニャの軟らかさではありません。
それでは中を拝見と、蛹の頭の方を掴んだ指に力を入れて少しだけ折り曲げてみました。
少し開いた口から中を見たら、中には肌色の※※。前回と同じものが見えます。
もう少し開いて中を見ることにしました。
何かが動いているなと思ったら「突然ですが失礼します」と現れたのは可愛い顔をした白い梟。
(「可愛い顔」で誤魔化しましたが、今日の日記は気持ちの悪い写真が並んでいます。興味のある方、勇気のある方以外は写真を拡大しないで下さい。
この様な写真は公開しないほうが良いのかもしれませんが、子供さんが幼虫を飼育していて、遭遇してしまい、何だろうか?と不思議に思われることがあると思いますので、参考のために掲載しています。)
1匹かと思ったら2匹。
とにかく動いています。
蛹の向きを変えました。
身を乗り出してきました。
落ちなければよいがと心配しながら見ていましたが、
粘いドロッとした液体でくっ付いているのでしょうね。
心配ご無用。
上手に割り箸にくっ付きました。
1匹目に続いて2匹目も出てきました。
空き家の奥を見ようとしたのですが、胃カメラの持ち合わせがなかったので諦めました。
出てきた2匹に並んでもらいました。
なお、岩国市田舎村昆虫館は倒産寸前で、この類の幼虫を養う余裕がありません。
この後、処分しておきました。(毒ヘビのように冷凍庫へは入れていませんよ。)
気持ちの悪い写真をご覧になった方へのお口直しです。
9月10日に庭のハイビスカスへ遊びに来ました。
アゲハは赤色の花が好きですね。