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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

アオスジアゲハの飼育(特別号) 卵の採取から蛹の越冬まで

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●このページは、前ページからの続きです

2008年11月3日 前蛹の準備中です

昼前に様子を見たら、尻の糞が無くなり、尻が細くなっていました。
いよいよ前蛹の支度だなと思い、おなじ蛹になるのならクスノキの葉の裏にくっ付いてもらおうと小枝についた葉を入れました。30分もしないうちに葉の上に乗りました。

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午後、ケースを覗いたら、クスノキの葉から降りて、ケースの壁にくっ付いていました。 今晩、背中の糸掛けをするのでしょうね。

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この[背番号2008-SP2]が蛹になったら、「鼻毛のオジサン」「カバ」「クマ」「ムーミン」「イヌ」のような顔は来春まで見ることができません。

今日はご覧の皆様に、自慢の顔をご披露します。

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ついでに足の裏もご覧下さい。
水虫にはやられていませんよ。

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2008年11月4日 前蛹です

前蛹になりました。あと一息で蛹です。
明日の朝が楽しみですね。

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2008年11月5日 蛹化

今年最後のアオスジアゲハの蛹の姿を楽しみに、今朝は早目に起きましたが、[背番号2008-SP2]は前蛹のままで頑張っていました。
その後10時過ぎに見たら、頭側に白い模様が現れて、体に白い線が現れていました。
もう少しで蛹化ですね。

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その後1時間。
11時10分頃に見たら、脱皮は終わっていて、尻に付いている皮を振るい落とすところでした。この写真を撮ったと思ったら、脱いだ皮が落ちました。

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無事に蛹化が終わりました。卵から孵化してから43日目です。
が・・・これからが問題です。
謎の黒い影が現れなければよいのですが。
頭側の尖った辺りに、雲のような物があるようにも思えますが、私の目が曇っているのかもしれません。 まあ、取り越し苦労をせずに、明日の朝を待つことにします。

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2008年11月8日 [背番号2008-SP2]の蛹を屋外に出しました

[背番号2008-SP2]は越冬して、来春羽化するものだと勝手に決め付けて、屋外に纏めてある蛹と一緒に並べました。

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この[背番号2008-SP2]は、11月9日現在、怪しい黒い影は見当たらず、澄んだ黄緑色です。ヤドリバエの被害は無いような気がしますが、暖かくなったら無事に羽化してもらいたいものです。

2008年11月8日(2) アオスジアゲハ[背番号2008-SP2]の日記を終わります

この[背番号2008-SP2]ですが、時々、越冬用のポケットから取り出してみたら、尻を振っていました。年末に取り出したときには動きませんでしたが、越冬状態になったのでしょうね。
11月9日以降、変化は見られませんので、11月8日にさかのぼって、2008年の日記を終わることにします。(2008年12月31日)


なお、下の写真は、越冬準備が整ったナミアゲハ4匹、キアゲハ5匹、ナガサキアゲハ1匹、アオスジアゲハ2匹の蛹です。
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(2008年11月17日撮影)

お知らせ

冬を越した[背番号2008-SP2]の2009年の様子は、
2008年・アオスジアゲハ と ヤドリバエ(特集号)に追加掲載しましたのでご覧下さい。

アオスジアゲハ と ヤドリバエ ・ 寄生バエ(特集号) アオスジアゲハの飼育日記から抜粋 + 日記にない情報
昆虫館の館長 アオスジアゲハの飼育(特別号):アオスジアゲハのヤドリバエ・寄生バエ被害の特集号。 大事に育てたアオスジアゲハの幼虫が、やっと蛹になったと思ったら中からヤドリバエのウジ。 気持ちの悪い写真もありますが、ヤドリバエの写真もありま...

続いて次ページをご覧下さい。

アオスジアゲハの飼育(2) ヤドリバエの被害に遭いました
昆虫館の館長 アオスジアゲハの飼育(2):クスノキでアオスジアゲハの卵を発見。幼虫とともに持ち帰りました。 背中に掛ける糸作り、背中への糸掛けも見ました。 前蛹になり、蛹に。 しかし、蛹には黒い紋が現れ、腐ったような色になり、ヤドリバエのウ...