アオスジアゲハの飼育(2):クスノキでアオスジアゲハの卵を発見。幼虫とともに持ち帰りました。
背中に掛ける糸作り、背中への糸掛けも見ました。
前蛹になり、蛹に。
しかし、蛹には黒い紋が現れ、腐ったような色になり、ヤドリバエのウジが出てきました。
食事中の方にはゴメンナサイ。我慢出来なくなりました。
掲示板でアオスジアゲハの幼虫を飼育されている方があることを知ったのが運のつき。私もクスノキへアオスジアゲハの幼虫を探しに行き、幼虫飼育を始めました。教わりながらの飼育ですが、なんとか羽化に漕ぎつけたいと思います。
なお、この他に、ナミアゲハ、キアゲハ、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、ルリタテハ、カブトムシの幼虫の飼育日記もありますのでご覧下さい。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
このページの中で、ヤドリバエに関する日の日記は、2008年・アオスジアゲハとヤドリバエ(特集号)として収録しました。
2008年9月22日 今日は卵も持ち帰りました
今日は米軍岩国基地の傍へ戦闘機の写真を撮りに行き、帰りにクスノキの巨木へ回ってきました。途中で彼岸花に戯れるキアゲハの写真を撮ったりしながら約10km強のサイクリング。メタボ解消以上の効果がありましたよ。
クスノキの下のベンチで話し込んでいる人達から不審な目で見られながら何時もどおり枝を引っ張っての幼虫探し。
幼虫は4匹みつけました。そのうち1匹は、背伸びしてもやっと3mm。背伸びしなかったら2.5mmしかなく、帰ってからケースの中を探すのに苦労する大きさです。
クスノキの所から帰る前にケースの中を点検して気付いたのですが、幼虫が掴まっていた葉の裏に黄色い卵が1個付いていました。大事に持ち帰りましたよ。
この卵は、羽化するまで特別室(特別号)で監視することにしました。
帰ってから、他にも卵は付いていないか持ち帰った葉の裏表を調べていたら、孵化したあとの卵の殻がみつかりました。
本日の収穫です。
2008年9月24日 死んでしまったのでしょうか?
一昨日(9月22日)に連れ帰った2.5mmの幼虫の姿が見えません。
昨日はケースの壁を這い回っていたのですが・・・
一昨日連れ帰った4匹が一つのケースに入っていますので糞がいっぱい。
糞の中からなんとか探し出しましたが仰向けになっています。死んでしまったのでしょうか?
死因は不明です。
[2008/09/26追記]
9月26日にケースの中の糞掃除をしました。徹底的に探しましたが見えるのは糞の形ばかり。幼虫の姿は、影も形もありませんでした。乾燥して縮んでしまったのでしょうね。
2008年9月24日(2) [背番号2008-65]は体長37mm
アオスジアゲハの幼虫は動きませんね。
とは言っても、クスノキの葉を齧りまくっていますから動いているはずです。
今までクスノキの葉を齧っているのを見たのは1回だけですが、夜の間に食べて、昼間は寝ているのでしょうかね?
岐阜提灯のように体を伸ばしたり縮めたりしながら歩き回ってくれたら大きくなったなと感じ易いと思うのですが・・・
前回(9月20日)の身長測定から12mm伸びていました。
2008年9月26日 [背番号2008-65]・・・背中の糸掛けが無事に完了しました
今朝は羽化したルリタテハが並んでいて時間を取られてしまい、アオスジアゲハの糞掃除が遅くなってしまいました。
9時30分にアオスジアゲハのケースの順番。
最初に[背番号2008-65]のケースですが、蓋の上からでは幼虫が見えません。見えるのはクスノキの葉と糞だけ。
蓋を開けてみましたら、美味しそうなメロンのような色で透き通った幼虫が壁に掴まっているではありませんか?
背中から足元へかけて次第に薄くなっていく黄緑色。絵の具を混ぜ合わせたのでは出せない色。パソコンを使って光を合成して作った幻想的な色です。
時々左右に首を振っていますので、背中の糸掛けの準備かなと思ったのですが、少し早いようでした。後で気付いたのですが、アオスジアゲハの幼虫は糸を張り巡らせるようですね。体をしっかりと固定するためでしょうね。
昼前に見た時には朝の位置で動かずにいたのですが、昼食を済ませて12時30分頃に見たらケースの中を歩き回っていました。
ケースの蓋を取り外せば、綺麗な体が写真に撮れるぞと待っていたら、突然ですが!
「あれれ、何だろうか?」と振り返ってみましたが、何も見えなかったし、誰も見ていないようでしたので、コロリとしたゴミをポイ捨てして歩き始めました。
下痢便はなく、この1個が最後の糞だったようです。(この他には、朝の掃除以降、糞はありません。)
腹の中を空にしたので蛹になる場所探しですね。
蓋を取り外したケースの縁は歩き易いでしょうね。時々ケースの外側へ出ようとして首を伸ばしたりしていました。何周か回るのに付き合いましたが付き合いきれず、途中で蓋を閉めて放っておきました。
次に様子を見たのは15時10分頃。背中に掛ける糸を作っている時でした。
背中に掛ける糸ですが、糸を吐きながら首を左右に振って、何本もの糸を束ねて太くて丈夫な糸にするんですよね。
背中に掛ける糸を作り終えて、背中に掛け終わるまでを見届けました。
20時30分です。
ケースを揺らしたら体がグラグラ動きますので足は離しているようです。
前蛹になるための背中の糸掛けに必死・・・アオスジアゲハの蛹化 2008/09/26