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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ルリタテハの飼育(8) ルリタテハもアオムシコバチの被害に遭いますよ

●このページは、前ページからの続きです

2008年9月21日 ケースの底の糞の中で蛹化

ケースの中の底で蛹になった[背番号2008-103]ですが、糞の中から救出して平らなところへ寝せたら液体を出してしまいました。救出したのが早すぎたかなと思います。
救出方法は、ピンセットを使って脱いだ皮を掴んで引き上げています。

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19日から少なくなりましたが順調に前蛹になり蛹になっています。
今日は、2匹が前蛹になりました。



事故で落下したルリタテハの蛹化 2008/09/21

2008年9月21日(2) 脱皮したばかりの黄色い棘

ご覧下さい。黄色い幼虫!
脱皮したばかりで棘が黄色です。
肌の色と模様は通常と変わりませんが、棘で肌が見え難いため、黄色い幼虫に化けてしまいました。

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2008年9月22日 前蛹と蛹

今日の前蛹は2匹です。
写真はそのうちの1匹ですが、この前蛹は、午後蛹になりました。
しかし、蛹から液体が出ていました(写真は撮れませんでした)。蛹は落下もせずにケースの蓋にくっ付いたまま。

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何故かなあと考えてみたのですが、垂れ下がっている前蛹の位置とケースの壁が近過ぎるような気がします。脱皮して脱いだ皮を振り落とす時に壁が邪魔をして蛹に傷ついたのかなあと思うのですが、この場所は幼虫が自分で決めた場所。もし、これが原因であっても、どうすることも出来ません。

2008年9月24日 湾曲した蛹は無事に羽化できるのか?

ルリタテハの羽化待ち物干し竿の一部です。
物干し竿は、この写真の他に3本の計5本。33匹の蛹が吊り下がっています。
この物干し竿で一番初めに蛹になったのは9月14日で、今日は10日目です。
続いて9月16日からは続々と蛹化。9月16日からは8日目ですね。
そろそろルリタテハの羽化ラッシュに突入しそうです。

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ところで、上の写真をご覧下さい。
左は[背番号2008-85]、右は[背番号2008-88]ですが、右の[88]は尻の方が折れ曲がったように湾曲しているのがお判りと思います。
左の[85]はユリの葉の裏、ケースの蓋から垂れ下がって蛹になったもの。右の[88]は蛹化中に皮を振るい落とす時に飼育箱の底へ墜落し、そのまま寝かせた状態で蛹になったものです。
このように蛹化中に墜落したもの、垂れ下がる気が無くて転げた状態で蛹になったものは、全て尻の方が折れ曲がったように湾曲しています。このような状態で羽化する時、尻を上手に出すことが出来るのか?出てきた尻が曲がっていないか?が心配なところです。
垂れ下がった状態で蛹化すれば、自分の体重で尻も真っ直ぐになったと思いますが・・・
只今現在、[背番号2008-81][87][88][95][97][98][99][100][103][105][107]が湾曲した状態です。2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧にもマークしていますので、無事に羽化出来たか否かは、そちらで確認して下さい。

2008年9月24日(2) オオスズメバチや、セグロアシナガバチに襲撃されないことを祈っています

一時は毎日のように見ていたルリタテハの産卵も見れなくなりました。
本日、只今現在の幼虫ですが、ケースの中に6匹。ユリの残骸に2匹です。
9月20日にスズメバチを見てから全ての幼虫を収容しましたが、少し小さ目の幼虫はユリの残骸へ戻して、自力で羽化してもらおうと22日に2匹ほどユリの残骸へ戻していました。


この2匹の様子を見に行きましたら、1匹は葉の裏に居ましたが、もう1匹が見当たりません。

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実は昨日、ユリの残骸の鉢から約5mの所で仮面ライダーのマスクを被ったようなオオスズメバチを見かけたんですよ。隣の家は退治したのですが、他の所からやってきたのですね。

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これは見に来るのが遅かった。オオスズメバチに襲撃されたかなと思いながらも、ユリの周りを探していましたら、ユリの葉の下においてあるシャコバサボテンを這い回っていました。ユリの葉で足を滑らせて落ちたのでしょう。

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この2匹は引き続きユリの残骸で過ごしてもらうことにしました。

2008年9月26日 羽化ラッシュの始まりです

6時半に庭へ出て見たら、翅が伸びて固まったルリタテハが勢ぞろいして出迎えてくれました。
羽化したのは[背番号2008-72][74][78][79]です。

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ルリタテハの成虫は下向きになって掴まっているのを見掛けますが、羽化したばかりでも下向きになっていたのがいました。
羽化用の物干し竿の下には、鉢の受け皿を置いていますが、羽化の証で赤く染まっていました。

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羽化して殻に掴まっている成虫を見たら、前翅と後翅の間が広がっていて(左の写真は前翅と後翅の間が広がっています)、触角が小さく速く振動しているのがいました。何のための振動かなと思って見続けていたら、透明なオシッコをして飛び立っていきました。
これだけてなく、他の羽化した成虫も同じ行動をしましたし、上の方にある下向きになっていたのも同じ行動をしました。
「前翅と後翅の間が広げて、触角を振動させる→透明なオシッコをする→飛び立つ」・・・これが飛び立ちのパターンでしょうか。

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羽化して蛹の殻に掴まっていて、墜落するのがいます。
私の目の前で墜落した時には割り箸救助棒を差し出しますが、気が付かない時は墜落したままになります。

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飛び立っていって最初の休憩は庭のクロガネモチの木。
下向きです。
今日は庭を飛ぶルリタテハを何度も見掛けました。
我が家で羽化したルリタテハでしょうね。

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2008年9月26日(2) 残り4匹+1匹・・・あと一息です

蛹になっていない幼虫が残り4匹+1匹になりました。
ついでに最後まで面倒をみますよ。


4匹中の1匹。
ツマグロヒョウモンのように黒いですが、ルリタテハです。
ケースの中の湿気で糸の接着が悪く、前蛹で垂れ下がっていたのですが落ちてしまいました。
尻の所を見たら、真綿のような糸がくっ付いていたので、前蛹の状態で物干し竿へ吊るしました。

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4匹中の3匹。
1匹は寝た状態の前蛹。
2匹は食べ盛りですが、間もなく蛹になりますよ。

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自然の厳しさを味わってもらっている2匹ですが、1匹は日干しになって死んでしまいました。
もう1匹がユリの葉に蛹で垂れ下がることを期待しています。

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