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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(24) 越冬蛹編・正月明けに越冬蛹が羽化

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●このページは、前ページからの続きです

2009年1月11日 [背番号2008-128]

羽化してから6日間が過ぎました。
まだまだ元気ですよ!

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寒い冬に羽化して6日目のナミアゲハ(2) 2009/01/11

2009年1月12日 [背番号2008-128]

相変わらず元気に暴れています。

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まだまだ元気です・・・冬に羽化したナミアゲハ(3) 2009/01/12

2009年1月13日 [背番号2008-128]

羽化してから8日間が経過しました。
ユリの花もチューリップの花も力がなくなりましたが、[背番号2008-128]は、まだまだ元気そのものです。
但し、夕方から朝までの寒い時は、翅を閉じて動きません。

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2009年1月14日 [背番号2008-128] 死にそうです

1月5日に羽化したナミアゲハですが、昼間はバタバタと翅を動かして飛び上がっていましたが、夕方になって、翅を広げて、上向きになって床に転げていました、
翅を持って摘み上げましたが羽は全く動かしません。足に触ったら少し動くだけです。明朝は死んでいるだろうと思います。

5日の羽化から9日間、何も食べずに頑張りました。

暖かい日はガラス戸の傍で外に出たそうにしていましたが、出したのがよかったのか???出さなかったのがよかったのか???

しかし、最低気温が0℃になるような寒さですから、外に出したら直ぐに死んでしまっていたことと思います。今日まで毎日、一緒に遊ばせてもらいました。

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2009年1月15日 [背番号2008-128] 死んでしまいました

[背番号2008-128]は、朝見たら死んでいました。羽化から9日間+α。よく生きていたものです。

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日記は、越冬蛹が羽化するまで、しばらく休みます。

2009年3月23日(1) 越冬蛹の[背番号2008-108]が羽化

暖かくなり、春本番らしくなってきました。
猫の額ほどの庭も草が繁り始めましたので、午前10時頃から、草取りをすることにして、草の根を引っ掛けて抜き取る道具を出しに行ったら、越冬蛹が並べてある鉢の受け皿に見慣れぬ物体が・・・

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なんと、翅が広がらずに縮まったままのアゲハ。その近くには蛹の抜け殻。。。

越冬蛹が入っているポケットを見たら、[背番号2008-108]のポケットは蛻の殻。
羽化です! ナミアゲハの越冬蛹が羽化しました!

2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧にも書きましたが、蛹化から約6ケ月弱の羽化です。

しかし、今日は風が強いし、ポケットの上の水平の棒が無かったので、しっかりと掴む所がなく、羽化して直ぐに墜落したのですね。急に暖かくなったので、羽化は、もう少し先だろうと勝手に決め込んでいたのが大間違いでした。


翅が折れ曲がっているためか?
仰向けになって足をバタバタさせるだけ。
庭の木の葉の上に乗せておきました。

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2009年3月23日(2) 羽化の補助具を改造

2度あることは3度ある」と言いますが、同じことを2度繰り返す訳にはいきませんので、越冬蛹が入っている羽化の補助具のポケットの上に、水平の棒を取り付けることにしました。
昨年の秋の越冬前は取り付けてあったのですが、越冬中は要らないし、邪魔になるために取り外していました。

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アイスキャンデー(近頃は何と言っているのかは知りませんが、安いので、夏には食べています。)を食べたあとの棒を捨てずに取っていますので、速乾性の木工ボンドをペタペタ。

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蛹の入っているポケットの上に取り付けました。

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準備万端です。

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2009年3月23日(3) 越冬蛹の[背番号2008-124]が羽化

午後、ツマグロヒョウモンの様子を見ようと思って庭へ出たら、芝生の上に翅を広げたナミアゲハが!!!

午前中のナミアゲハは翅が広がるはずはないし、何処から飛んで来たのかなと思いながらポケット立てを見たら、[背番号2008-124]のポケットは空。蛹の殻は鉢の受け皿に落ちていました。
午後も風が強かったですから、羽化してから水平の棒に掴まって翅は広がったものの、吹き飛ばされて芝生の上に墜落したのですね。

この[背番号2008-124]は、昨年(2008年)の10月下旬に蛹で採取したものですから、寒い冬を耐え抜いて、約5ケ月ぶりの羽化です。

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芝生から橙の木の葉へ飛んで行ったので、捕らえてスダレに掴まらせたら、上へ攀じ登り、飛び立ちました。
暖かくなったとはいえ、まだまだ気温は低いですから、飛び方も幼稚。近くのボケの木に掴まりました。

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夕方見たら、ボケの木に掴まったまま翅を閉じていました。
今晩の宿泊はボケ旅館のようです。
今晩は雨は降りそうにないので、このままにしておきます。

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春になりました・越冬したナミアゲハの蛹が羽化 2009/03/23

2009年3月24日 [背番号2008-124]

朝、明るくなってからゴミを出しに行ってからボケ旅館の様子を見たら、昨日の夕方と同じ場所で翅を閉じていました。

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太陽の光が当たるようになったら、綺麗な羽を広げました。乾かしているのでしょうか? もう少ししたら飛び立ちます。

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2009年4月9日 [背番号2008-127]が羽化しました

超小形の蛹、[背番号2008-127]が5ケ月ぶりに羽化しました。
とにかく小さな蛹だったので、羽化してくれるのだろうかと心配していたのですが、庭の黄緑色の桜、鬱金(うこん)が満開になりましたので写真を撮りに出て、チラッと越冬蛹を並べている鉢を見たらナミアゲハが翅を広げているではありませんか。

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蛹のポケットを見たら[背番号2008-127]の蛹は空っぽ。
諦めかけていた[背番号2008-127]の羽化で、ナミアゲハは全て羽化しました。

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お知らせ

ナミアゲハの全ての越冬蛹が羽化しました。
これで越冬蛹編は締めくくりまして、次ページからは2009年編を開始します。


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