
キアゲハの飼育(36):庭の無農薬パセリが残り少なくなったので、キアゲハの幼虫が、鉢植えの明日葉(アシタバ)を食べるか否かをテストしてみました。結果は、食べてくれませんでした。
[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2009年7月23日 明日葉(アシタバ)の葉で実験・・・食べてくれません
日増しに減っていくパセリですが、今日は潜んでいる幼虫の数を数えてみました。
上のほうから見渡しただけで大小合わせて74匹!。
大雑把に計算(?)しても、パセリは20匹程度が養えるくらいしかありません。
パセリの種を2袋買ってきて、時期をずらせながら蒔いていますが間に合いません。
芽が出たばかりのパセリにも幼虫がしがみついています。
これから先、大飢饉にどのように対処すればよいのか?
- 幼虫が小さい今の時点で、大きい幼虫から20匹くらい残して処分(?)する。・・・可哀想。
全滅するよりは少しでも羽化まで到達させるほうがよいのではないか。 - 全ての幼虫を残しておいて、大飢饉の時点で、自己責任で逃げてもらう。・・・無責任。
残り少ないパセリに産卵した成虫に責任を押し付ければ気が楽。
しかし、全滅の可能性が大。
いずれにしても大飢饉を防ぐことは出来ません。
そういえば、昨年買ってきたアシタバですが、キアゲハは産卵してくれません。
アシタバはパセリの近くへ置いていますが全く無視しています。
これは、民放のテレビ番組でお馴染みのヤラセです。
テストパイロットの1匹を、11時頃にアシタバの葉へ乗せてみました。
美味しいパセリの味しか知らない幼虫ですから、舐めてみようとも思わないようで、とにかく歩き回って、3時間後にはアシタバから地面に降りてしまいました。
ナミアゲハの山椒と柑橘類のように、孵化して最初から食べさせていないと、途中からでは食べてくれないのかもしれませんね。
アシタバに卵を貼り付けてみたらどうなるかな?とも考えてみたのですが、明日から梅雨前線が北上して天気が悪くなるとのことですから実験も出来ません。
出来ないことを考えるよりは・・・と、ついに決断しました。
「全滅させないこと」・・・近所近辺を見回しても、キアゲハの幼虫が食べそうなものは見当たりません。今のパセリの状態からみて、約20匹の幼虫を残すことにして、その他の幼虫を間引くことにしました。
間引いた幼虫はどうしたのか?・・・どうしたか忘れましたので、ここには書かないことにします。
2009年7月23日(2) 産卵
「キアゲハ幼虫の大飢饉近し」の情報が漏洩したらしく、昨日も今日ももの凄い勢いで産卵しに来ています。しかし、時、すでに遅しですよ。
無農薬栽培のパセリへキアゲハが産卵 (2009/07/22)
2009年7月25日 4齢幼虫が脱皮して終齢幼虫へ
今日の午後は天気が回復したので、23日に間引いた残りの幼虫を数えてみました。
ざっと数えて、その数は20匹。上から見て見えただけですから、パセリを掻き分けてみたら何匹かが現れることと思います。
その後、ツマグロヒョウモンの幼虫の様子を見て、再びパセリのキアゲハの幼虫を見たら・・・頭のほうが白い幼虫!
とにかくカメラを取りに行くが第一。
スズメバチ類に襲われたのなら白でなく緑色が見えるはずであるがと思いながら近づいたら、4齢幼虫が脱皮している真っ最中でした。
既に約70%くらいは脱いでいましたが、動画で撮っておきました。
尻尾の先まで脱ぎ終わったら、尻尾を振りますよ。
脱皮成功!キアゲハの4齢幼虫が脱皮して終齢幼虫へ (2009/07/25)
動画を撮り終えた後、脱皮したばかりの白い頭の終齢幼虫の写真を撮っておきましたのでご覧下さい。
ついでに、脱いだ皮を食べているところを動画に撮ろうと思って待っていたのですが、いっこうに向きを変える気配はなし。1時間くらい後に見たら、皮を食べ終わっていたし、白い頭の部分には通常の終齢の模様が出ていました。
ついでに終齢幼虫と4齢幼虫のサンプル写真をご覧にいれます。
非常に判り難いのですが、4齢幼虫は体の中央部に白っぽい部分があります。
2009年7月26日 [背番号2009-118]が前蛹
昨日の午後は、ケースの中に入れてある箸を上へ下へと歩き回るので、前蛹になる場所探しかなと思ったのですが、パセリが食べ足りないような仕草もするので、パセリの花が付いた茎を入れておいたら、その茎に糸を張って前蛹になっていました。
2009年7月27日 [背番号2009-118]が蛹
2009年キアゲハ第1陣の最後、[背番号2009-118]が蛹になりました。
2009年7月27日(2) もの凄い食欲のキアゲハの幼虫
キアゲハの終齢幼虫の食欲には驚かされます。
夏になるとパセリは枯れていきますので、キアゲハの幼虫の食料には苦労します。
毎年の恒例の大飢饉。今年も近づいています。
食べるのが私の仕事!ひたすら食べるキアゲハの幼虫 (2009/07/27)
2009年7月27日(3) 談合中のキアゲハの幼虫
日本の自公政権の大物と、黒幕の官僚が談合中の証拠を撮りました。
キアゲハの幼虫の仕草を見て、いろいろと想像するのも楽しいものですよ。
官製談合中のキアゲハの終齢幼虫 (2009/07/27)
2009年7月27日(4) 4齢幼虫の脱皮、脱いだ皮で最後の晩餐
脱皮の途中からになりましたが、4齢幼虫の脱皮です。
皮を脱ぎ終わったばかり。頭は白くて模様が未だ現れていません。
現在、庭のパセリには、キアゲハの幼虫が20匹いますが、日に日に成長する姿を見るのは楽しいものです。
脱がなければ肥れません・・・キアゲハ4齢幼虫の脱皮 (2009/07/27)
脱ぎ終わってから、脱いだ皮を食べ始めるまでの間に、白い頭に模様が現れてくる様子を眺めていました。脱ぎ終わったのが13時24分。向きを変えて皮を食べ始めたのが14時3分でした。
この間に模様が浮かび上がってきました。

![]() 13時24分 |
![]() 13時33分 |
![]() 13時38分 |
![]() 13時58分 |
キアゲハの4齢幼虫が脱皮した後、脱いだ皮を食べています。
アゲハの幼虫は脱皮した皮を食べますが、栄養価はもの凄く高いとのことです。
4齢幼虫が脱皮して終齢幼虫に。
終齢幼虫が脱皮したら蛹ですから、蛹は皮を食べることは不可能です。
従って、4齢幼虫が脱皮して食べる皮が幼虫の時の最後の皮。
すなわち、最後の晩餐です。
【最後の晩餐】キアゲハの幼虫 (2009/07/27)
疲れたので一休みします。