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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(36) 無農薬栽培のキアゲハ用パセリへ産卵

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2009年8月1日 [背番号2009-113][背番号2009-114]が羽化、 [背番号2009-163][背番号2009-164][背番号2009-165]が前蛹、蛹に、 [背番号2009-118]・・・死亡宣告

[背番号2009-113]
P20090801-P1010617-2


[背番号2009-114]
P20090801-P1010618-2


[背番号2009-163]
P20090801-P1010621-2 P20090801-P1010678-2


[背番号2009-164]
P20090801-P1010623-2 P20090801-P1010680-2


[背番号2009-165]
P20090801-P1010625-2 P20090801-P1010682-2


[背番号2009-118]・・・死亡宣告。

ご覧下さい。腐ったような色。
7月27日が蛹化ですが、29日頃から、腐ったようなコゲ茶色っぽい色になりました。
そのまま蛹の保管ケースの中に入れておいたのですが、尻尾のクビレの色が極端に悪くなったのでケースから出してみました。
尻尾を触っても音沙汰なし。尻尾を曲げてみたら破れそうなので死亡宣告してビニール袋へいれました。  オニ(鬼)が出るか?ジャ(蛇)が出るか?何が出るかはお楽しみです。
これは多分ヤドリバエと思います。
P20090801-P1010629-2 P20090801-P1010630-2 P20090801-P1010672-2

2009年8月2日 [背番号2009-115]は羽化失敗ですね・・・死亡宣告

昨日の朝から羽化の兆候が現れていて、昨日のうちには羽化すると思っていた[背番号2009-115]ですが、今日も羽化しません。蛹の殻の外から見た限りでは、中身は完全に出来上がっていると思われます。アオムシコバチ、ヤドリバエには関係ないと思います。
ナガサキアゲハでもありましたが、殻を破って出る気がなくなったとか、羽化とは何かを忘れてしまったとか、蛹の殻の尻尾の辺りで何者かが引っ張っているとか・・・
羽化の準備が整っていながら殻から出てこないこともあるのでしょうね。
一応死亡宣告しますが、奇跡が起こるかもしれないので、2~3日残しておきます。

P20090802-P1010707-2 P20090802-P1010708-2

2009年8月3日 [背番号2009-115]の殻を分解してみました

アオムシコバチ、ヤドリバエには関係ないと思われる[背番号2009-115]が、なぜ殻から出てこられなかったのか、何かが判るのではないかと、殻を少しずつ取り除いてみました。
写真は順番に並んでいますので、慌てずにご覧下さい。

田舎村写真館
田舎村写真館
この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。
P20090803-P1010780-2 P20090803-P1010781-2 P20090803-P1010782-2 P20090803-P1010783-2
P20090803-P1010784-2 P20090803-P1010785-2 P20090803-P1010786-2

目の上の、尖った部分を指で挟んだら、目の所の殻が取れました。
その後は、羽化の時に開く殻を少しずつ取り除きました。
足が出てきた時、足が動くではありませんか。昨日は死亡宣告しましたが、死んでいません。
翅の部分の殻を取り除き、尻尾の部分の殻を少しずつ取り除いていきましたが、正常に羽化した場合に、殻に残っている茶色の液体が全く無く、殻の内側と尻尾などはカラカラに乾いていて、殻と尻尾などがくっ付いています。
なんとか尻尾まで殻を取り除きましたが、一部がどうしても剥がれません。
この[背番号2009-115]は、蛹になってから液漏れしたとは思えないのですが、幼虫の時から水分不足だったとかいったことはないのでしょうか?
以前、ナガサキアゲハで似たような症状がありましたが、このような事は多いのでしょうかね?

2009年8月4日 [背番号2009-143]の蛹ですが・・・異常です

7月29日の蛹化の時に宙ぶらりんになり、ケースの中に寝かせていた[背番号2009-143]ですが、蛹らしくない蛹になっています。まともな形のキアゲハが現れるかどうか判りませんが、蛹化から6日目になりましたので、庭の蛹置き場へ並べました。

P20090804-P1010855-2

2009年8月6日 [背番号2009-154]の蛹ですが・・・異常です

この[背番号2009-154]はケースの壁で蛹化したのですが、ケースの中には蛹になる場所を探して歩き回っている終齢が3匹。そのうちの1匹が歩いているうちに[背番号2009-154]へ乗り上げてしまいました。驚いたのはこの[背番号2009-154]。蛹化したばかりでアオムシコバチどころか、オバケのようなものが乗り上げたのですから大暴れ。大暴れにビックリしたのが終齢。終齢は振り落とされまいとして[背番号2009-154]に抱きついてしまいました。
慌ててケースの蓋を開けて終齢を追い払おうとしたのですが、振り落とされまいとして掴んでいる[背番号2009-154]の足の力の強いこと。なんとか追い払ったのですが、[背番号2009-154]は大怪我。
今日はケースの壁から取り外して蛹置き場へ並べる日ですから、やっと写真を撮ることができました。無事に羽化してくれるとよいのですが・・・

P20090806-P1010915-2

2009年8月7日 [背番号2009-148]が羽化

我が家の朝食は6時からですが、その前に確認したら羽化していない。大急ぎで朝食を済ませて蛹置き場を見たら羽化して翅は広がっていて固まるのを待っています。
キアゲハは、私の行動を見ていて、何処かへ行ったその隙を狙って羽化しているような気がしますが、そのようなことはないですよね。

P20090807-P1010934-2

2009年8月8日 [背番号2009-143]が羽化しましたが・・・

今朝羽化した[背番号2009-143]ですが、触覚に異常あり。
8月4日の写真をもう一度ご覧下さい。
触覚らしき部分が、蛹の本体とは分かれて、浮き出ているようにみえますが、やはり、触覚部分が蛹の本体とは分かれていたんですね。

P20090808-P1020003-2


青矢印・・・片側は触覚がチョン切れて、長さが半分くらいしかありません。
赤矢印・・・もう一方の触覚は、長さの半分くらいが黄土色のため、近づいて見たら、触角に細長い殻が付いていました。邪魔になるだろうなと思って、殻をピンセットで掴んで引っ張ってみましたが外れませんでした。
黄矢印・・・口が蚊取り線香のような渦巻きになっていません。

P20090808-P1020003-5

2009年8月9日 [背番号2009-155][背番号2009-156]が羽化

今朝は雨が降っていて、明るくなるのが遅かったので、羽化は遅めになるだろうと予測して、朝食を済ませて蛹置き場を見たら、[背番号2009-156]は翅が広がっていてユラユラ。
[背番号2009-155]は殻から出てきたばかりで、箸にしがみついていました。


[背番号2009-156]

P20090809-P1020033-2


[背番号2009-155]
P20090809-P1020034-2


下の動画は、主として[背番号2009-155]を撮ったものです。


2頭が羽化しています・・・キアゲハの羽化 (2009/08/09)

2009年8月10日  [背番号2009-163][背番号2009-164][背番号2009-165]が羽化

[背番号2009-163]
P20090810-P1020086-2


[背番号2009-164]
P20090810-P1020087-2


[背番号2009-165]
P20090810-P1020088-2

お知らせ

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