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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

アオスジアゲハの飼育(6) 羽化の予兆から、初めての羽化に漕ぎつけました

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2010年8月5日 懐中電灯式エックス線(?)検診

上から[背番号2010-028] [背番号2010-029] [背番号2010-030]です。
今日は懐中電灯の光による透視検診をしてみました。
どこやらの国の代議士先生のような腹黒いのはいませんでした。
悪人の腹黒さはありませんでしたので、民主党の某*沢前幹事長のように逃げ隠れせずに、3匹とも、証人喚問、参考人招致には素直に応じます。

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2010年8月9日 [背番号2010-028]に羽化の兆し

今日の昼食後は、突然ですが帆船の写真を撮りに行くことにして、夕方帰宅してから蛹をケースから剥がして引っ越ししようと思って[背番号2010-028]のケースを見たら・・・

ケースの壁側、すなわち蛹の腹が真っ黒。その真っ黒な腹には翅の模様。
ケースの蓋を開けて蛹の脇腹を見たら、黒くなっていて翅の模様がくっきり。
蛹の引っ越しどころではありません。
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蛹はケースに付けたままにして、羽化した時にツルリと滑らないように、クスノキの枝の一部と葉を、セロテープでケースに張り付けて小細工しておきました。
そして、小細工したケースを、大きな飼育箱の中に入れて、勝手に飛び立って逃げないように蓋をしておきました。
明日は、ナガサキアゲハが羽化する気配なので、大忙しになりそうです。
(帆船は明朝見に行く予定でしたが、今日行っておいてよかったです。帆船が入港している所までJR利用で往復2時間半ですから半日がかりです。)
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2010年8月10日 [背番号2010-028]が羽化

今朝は4時前(正確には3時47分)に起床して、蛹が並べられている部屋、すなわち、このパソコンが置いてある物置部屋の灯りを点けて、蛹の夜明けにしました。

[背番号2010-028]は黒くなっていて、翅は透けて模様が見えており、今朝の羽化は間違いなし。あとは何時に羽化が始まるかだけです。

田舎村写真館
田舎村写真館
この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。
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3時48分
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3時48分
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5時34分

しかし、今朝はナガサキアゲハ4頭が黒くなって完熟状態。今朝は5頭の羽化に対応しなければなりませんので忙しくなりそうです。
羽化が重なって失敗するかもしれませんが、動画を撮る支度をして待ちました。

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ナガサキアゲハの2頭目の動画を撮影途中に「パリッ」と音がして[背番号2010-028]の羽化が始まったのですが、カメラの位置替え、方向替えなどで手間取り、羽化の始めは失敗に終わりました。
それに加えて、羽化した時に掴まるものを取り付けていたのですが位置が悪くて、[背番号2010-028]が足を引っ掛けたのはケースの縁。足が滑って不安定極まりないので小細工して取り付けていたクスノキの枝を差し伸べて掴まらせました。
しかし、あれこれやっていると動画撮影どころではなくなり、早々(2分チョット)に動画撮影を中止しました。
下に中途半端な失敗作を埋め込んでおきますのでご覧ください。
(今朝の動画撮影は失敗しましたが、まだ2頭の蛹が残っていますので、再挑戦しますよ。)


初対面! アオスジアゲハの羽化 (2010/08/10)


動画撮影中止後は静止画でと、チョコチョコと撮りましたので、何枚かを掲載しておきます。

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6時36分
P20100810-P1060799-2
6時39分
P20100810-P1060801-2
6時41分
P20100810-P1060805-2
6時45分
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6時48分

ケースに取り付けたクスノキに掴まらせていましたが位置が悪いので、ナガサキアゲハの羽化で用済みになった補助具を使い回して掴まらせました。

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6時51分
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7時52分

その後、庭へ出したのですが、8時40分頃に確認のために近寄ったら、何に驚いたのか飛び立ってサツキの木の下に掴まりました。
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せっかくですから補助具を差し伸べて掴まらせて、連れ戻しました。

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その後、9時前に外出し、10時半頃に帰宅して様子を見たら、補助具に掴まったまま待っていました。しかし、カメラを持って近づいたら、全てがバッと飛び立っていきました。


初めて見たアオスジアゲハの羽化です。
800円もの大金を投資して買ったクスノキの苗木。「投資効果あり」で、事業仕分けで予算を削られることはなくなりました。

2010年8月10日 羽化の準備・・・補助具へ取り付けました

[背番号2010-029]と[背番号2010-030]をケースの壁からセロテープで剥がして、補助具に取り付けました。
今朝の[背番号2010-028]の羽化で判ったことですが、足が短いことと、殻の割れかたから考えて、蛹の頂点から補助具の横棒までの間隔は狭いほうが良さそうなので、横棒は約5mmくらいのスキマで取り付けておきました。

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