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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

アオスジアゲハの飼育(6) 羽化の予兆から、初めての羽化に漕ぎつけました

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2010年8月11日  [背番号2010-029] [背番号2010-030]が羽化の準備中

[背番号2010-029]、[背番号2010-030]とも、着々と羽化の準備が進んでいます。
明朝は羽化でしょうが、最悪の日です。 今、台風4号が韓国の端をかすめていますが、東に進路を変更して、今晩には山口県へ最接近しそうです。 ちょうど荒れ狂っている時に羽化するのも運命ですよね。明朝羽化した後は、風がおさまるまで飼育箱の中を過ごさせて、静かになったところで飛び立たせることにします。
まあ、明朝のことは明朝考えることにして、今日は羽化の準備の進行状況を写真に撮って掲載しておきます。(写真の横には撮影時刻を書いてあります。)


田舎村写真館
田舎村写真館
この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。

[背番号2010-029]

P20100811-P1060871-2
07時40分
P20100811-P1060872-2
07時40分
P20100811-P1060873-2
07時40分
P20100811-P1060884-2
11時41分
P20100811-P1060888-2
15時10分
P20100811-P1060902-2
18時56分

[背番号2010-030]

P20100811-P1060875-2
07時40分
P20100811-P1060876-2
07時40分
P20100811-P1060877-2
07時40分
P20100811-P1060886-2
11時41分
P20100811-P1060890-2
15時10分
P20100811-P1060904-2
18時57分
P20100811-P1060905-2
18時57分

[背番号2010-029]と [背番号2010-030]を比べてみますと、[背番号2010-030]のほうが全体的に黒くなり、先行しているようです。


判りやすいように並べてみました。

左が[背番号2010-030]、右が[背番号2010-029]です。
P20100811-P1060900-2 P20100811-P1060906-2

2010年8月11日(2) 台風接近の中、産卵しに来ました・・・卵を2個発見

台風4号の強風域に入り、時々強い風が吹き始めました。


クスノキの鉢植えの枝が折れないように、大きな木へ紐で引っ張っていますが、大丈夫かなと見ていたら、アオスジアゲハがクスノキのあちらこちらへ産卵している様子。10時45分頃でした。

P20100811-IMG_5225-2 P20100811-IMG_5225-3


飛び去った後、これが産卵なら最高の出来事だがと思ってクスノキを点検していたら、新芽の先端の一番若い葉の表面に真っ白な卵が一つ。
[背番号2010-035]とします。

P20100811-P1060880-2


他にもあるだろうと思って点検していたら、他の枝の、新芽の先端の一番若い葉の先に白い卵が一つ。
[背番号2010-036]としました。

P20100811-P1060881-2


今日は二つの卵を発見しました。


これから風雨が強くなりますので卵が地面に落ちたら元も子もないので、クスノキの苗木を裏の掘立小屋へ運びました。


この2つの卵は無事に孵化して、羽化まで漕ぎ着けてくれるものと信じて、[背番号2010-035] [背番号2010-036]の番号を付与しました。

2010年8月12日 [背番号2010-029] [背番号2010-030]が羽化・・・後の祭り

今朝は台風4号の風の音に安眠を妨害され、1回目は1時30分頃に目が覚めました。
しかし、アオスジアゲハの羽化にはあまりにも早過ぎると思って、蛹を確認しないまま寝てしまい、2回目に目が覚めたのは3時過ぎ。
動画を撮れる支度は済んでいますので、今日こそはと思って部屋の灯りを点けて蛹の夜明けにしたら・・・蛹の夜明けではなく、「時すでに遅し」。蝶の夜明けでした。


[背番号2010-030]

P20100812-P1060907-2


[背番号2010-029]

P20100812-P1060908-2


デジカメの前の、蛹が付いた補助具には、既に羽化した[背番号2010-029]と[背番号2010-030]が鎮座。先を越されてしまいました。

外では台風の吹き返しでピューピューと唸っていますので、風がおさまるまで飼育箱へ入れておこうと思って手を伸ばしたら、パッと飛び立ってカーテンへ。捕まえようと思っても元気よく飛び跳ねて逃げまくり。なんとか捕らえて飼育箱へいれました。
P20100812-P1060912-2 P20100812-P1060909-2


今朝は動画撮影は失敗に終わりましたが、昨日は卵を2個みつけましたので、9月には再挑戦して、皆さんに羽化の様子をお届けします(する予定です。)
それにしても1時30分頃に目が覚めた時に確認しておくべきでした。

2010年8月12日(2) 大事件発生! 敵に襲撃されました

外出から帰ってから飼育箱へ近づいたら、[背番号2010-029]と[背番号2010-030]の2頭が大暴れ。翅を開いてくれましたので記念撮影をして、飼育箱の蓋を取り除きました。
写真の飼育箱の底をご覧下さい。

P20100812-P1060921-2


水色or薄緑色のシミが見えると思いますが、これは飛び立つ前のオシッコが乾いたものですよ。
アオスジアゲハのオシッコは無色透明ですが、乾いたら色が出てくるのか、色が残るのでしょうかね?
飼育箱の蓋を外した時、1頭は大空へ。もう1頭はハイビスカスの鉢がある日陰へ。

P20100812-P1060923-2


午後様子を見に行ったら、アオスジアゲハの千切れた翅が散らばっているではありませんか!

大事件発生です。
今年はスズメの大群が我が家の傍の畑にたむろしていますし、庭へも常時何羽かがいますので、スズメに襲われたのではないかと思います。
もう少し飼育箱の中に入れておくべきだったかもしれません。
P20100812-P1060924 P20100812-P1060925
P20100812-P1060926

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