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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

クロアゲハの飼育(3) 初めての羽化、ヤドリバエの被害

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●このページは、前ページからの続きです

2009年9月11日 [背番号2009-182]はモンキアゲハでした

クロアゲハとして登録していた[背番号2009-182]ですが、今日の昼に羽化しました。
しかし、後翅を見たら、今まで見たことがない白い模様。モンキアゲハの♂でした。
従って、これまでの[背番号2009-182]に関する日記は抜き取って、モンキアゲハの日記へ移します。

2009年10月6日 4齢幼虫を発見・・・[背番号2009-252]

台風18号が近づいているので、幼虫、卵が風で吹き飛ばされないようにと、早目に橙の木を調べました。
最初に見つけたのは、背中の白い模様が立派で、その他が黒っぽい4齢幼虫。色も模様もナガサキアゲハとは異なります。明らかにクロアゲハですが、1匹だけでしょうかね? 他にも居てもよいと思いますが・・・

P20091006-P1020959-2 P20091006-P1020960-2

2009年10月9日 [背番号2009-252]が終齢

間違いなくクロアゲハです。
この[背番号2009-252]1匹だけと言うのも寂しいものです。他にも同じ日に産卵していてもよいと思いますが・・・
よく晴れた日に、脚立に登って、幼虫探しをしなければなりませんね。
P20091009-P1030022-2

2009年10月18日 [背番号2009-252]が前蛹

今年の最後になるクロアゲハが前蛹になりました。
P20091018-P1030213-2

2009年10月19日 [背番号2009-252]が蛹

蛹にまで漕ぎ着けましたが、今年の羽化でしょうか?
それとも越冬蛹で年を越すのでしょうか?
P20091019-P1030246-2

2009年10月22日 [背番号2009-252]・・・死亡宣告

ご覧下さい。この哀れな情けない姿を・・・

昨日の夕方から色がオレンジ色がかってきたので怪しいなと思ったのですが、今朝は尻尾を曲げても元に戻らないし、尻尾のクビレ(節)は破れてしまいそうな状態になりました。
間違いなくヤドリバエの仕業だと思います。
一応透明な袋に入れて密封して、何が出てくるかを確かめたいと思います。
この[背番号2009-252]が越冬してくれて、来春羽化してくれないかなあと期待していたのですが残念です。
P20091022-P1030305-2 P20091022-P1030306-2


秋も深まりつつあり、アゲハが飛ぶ姿を見ることも非常に稀になりました。
これから先は橙の木で幼虫がみつかることもなかろうと思います。
本来なら日記は本日で終わり、2009年を締めくくりたいと思いますが、もう少しの間[背番号2009-252]の様子を見たいと思いますので、このまま継続します。

2009年10月23日 [背番号2009-252]・・・ますます怪しい色に

袋の外から撮りましたので反射して見え難いのですが、緑色はなくなりました。腹のほうは腐ったような色になっています。
P20091023-P1030315-2


ところで、この[背番号2009-252]は、橙の木で4齢をみつけて保護したものですが、橙の葉に産み付けられたヤドリバエの卵を拾い食いしたのでしょうね。
餌にしている橙の葉は、水道水を流しながら、葉の表と裏を指で擦りながら洗っています。この程度の洗い方では不十分かもしれませんが、一応は自信を持っています。

2009年10月26日 [背番号2009-252]のその後

[背番号2009-252]は、中が見えるように透明な袋に入れて、ヤドリバエなら早くウジが出てくるようにと思って、日の当たる所へ置いています。
今日は、袋の外から蛹を押さえてみました。
出てきたものは・・・写真は拡大しないで下さい。
P20091026-P1030328-2


[10月30日追記]
冷え込んできていますので、このまま置いていてもウジが出てくるかどうかも判らないため、廃却処分(焼却ゴミ)しました。

2009年11月18日 2009年の蝶の幼虫飼育は終ります

11月16日に蛹化したナガサキアゲハで餌が必要な幼虫は居なくなりました。
今年は数多くのナガサキアゲハの幼虫と毎日を楽しく過ごしました。
また、クロアゲハも羽化に漕ぎ着けましたし、モンキアゲハも羽化することが出来ました。
昨日は1月並みの気温とのことで冷え込みましたが、一応、本日現在の蛹は越冬するものとして、2009年の日記は終わることにします。
P20091118-P1030501-2
写真は11月18日現在の蛹の様子です。
数は、ナミアゲハ=3、キアゲハ=5、ナガサキアゲハ=9。 合計17頭が越冬するのではないかと思います。
蛹は庭に置きますので、風で飛ばされないように、この状態で飼育箱へ入れます。置き場所は目に付きやすい場所にしますので、日当たりの良い場所になります。従って、暖かい日が続けば羽化するものがあるかもしれませんが、その時は、この続きに日記を挿入します。
なお、蛹が無事に越冬し、来春羽化した時には、2010年の日記として新しく書く予定です。

それでは皆様、来春お目にかかれることを楽しみにしています。

2009年11月18日(2) 2009年の決算報告

・2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧(1)
・2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧(2)
・2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧(3)
・2009年 岩国市田舎村昆虫館 決算報告書
・2009年・羽化情報一覧

お知らせ

このページの前後のページもご覧下さい。

クロアゲハの飼育(2) 蛹化のための糸張り、背中に掛ける糸作り・糸掛け
昆虫館の館長 クロアゲハの飼育(2):ナガサキアゲハらしくない幼虫を発見。 飼育していたらクロアゲハの幼虫と判明。 前蛹前の背中へ掛ける糸作り、背中への糸掛けの動画、写真をご覧下さい。 ・・・可愛い顔の人面4齢幼虫・・・鼻の孔が4つあります...
クロアゲハの飼育(4) 小さな幼虫は、ナガサキアゲハとの区別に苦労しています
昆虫館の館長 クロアゲハの飼育(4):庭の橙の木、デコポンの木で、ナガサキアゲハの幼虫の中からクロアゲハの幼虫を探しますが、小さな幼虫では見分けが難しいです。 今年は、沢山の羽化の動画をYouTubeで公開します。 の表示は2010年・幼虫...