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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(18) ツマグロヒョウモンもヤドリバエの被害に遭いました

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2010年10月21日(2) [背番号2010-067]の色が少し変わりました

[背番号2010-067]の皮がめくれた所の色が少し変わりました。
部分的ですが、黒い所が広がり、黒い色も濃くなりました。
今日は蛹を少し曲げてみました。(蛹の生死を見極める方法の一つです。)暴れることはありませんが元に戻りますので、死んではいないように思えます。
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2010年10月22日 小さな幼虫を発見

なんとなくスミレのプランターを見ていたら、スミレの茎に体長約10mmの小さな幼虫が掴まっているのに気が付きました。
今の時期にこの大きさでは蛹化まで漕ぎ着けるのは難しいと思いますので、幼虫で越冬する可能性が十分あります。
10月16日に買ったビオラは丸坊主ですから、葉が増えたら鉢へ引っ越しさせることにします。
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2010年10月23日 [背番号2010-070]が前蛹

[背番号2010-070]が前蛹になりました。
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2010年10月24日 [背番号2010-070]が蛹

[背番号2010-070]が蛹になりました。
脱皮(蛹化)して時間があまり経っていません。
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2010年10月24日(2) [背番号2010-067]の色が益々悪くなってきました

皮が剥がれた部分の色が益々悪くなってきました。
尻尾のほうを強めに掴んでも全く反応がありませんので死んでいると思われます。
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2010年10月26日 [背番号2010-067]を死亡と判定し処分・・・ヤドリバエの蛹が出てきた

今日は生死の判定をしなければならないと思って、ケースから出してみました。
皮が剥がれた部分の色は徹底的に悪く、白い糸のようなものが出ています。
何をしても全く反応がないので、死亡と判定して処分しました。
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処分した後、ケースの中の食品用のトレーを取り除いたら、ギョッ!
底に、見覚えのある小豆粒が転がっていました。
ヤドリバエの蛹ですよ!
白いウジの時には気が付きませんでした。
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2010年10月28日 幼虫のまま越冬できるように支度をしてやりました

10月22日に見つけた小さな幼虫をビオラの鉢へ引っ越しするのを忘れていました。 今日は体長を測った後でビオラの鉢へ乗せて、ネットを被せておきました。
この幼虫は、幼虫のまま越冬してもらうように、日陰の寒い所においておくことにします。
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体長は12mmです。
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2010年10月30日 ビオラの幼虫が行方不明

一昨日(10月28日)ビオラに乗せて、越冬することを楽しみにしていた幼虫の姿が見えなくなりました。ビオラを植えた鉢の縁の裏側にもいないし、ネットの下にもいないし・・・まるで神隠しに遭ったようです。
鉢の中の土の上を見ても死骸も見当たりません。諦めることにします。

2010年11月5日 クスノキに成虫(♀)

朝、アオスジアゲハの様子を見に庭へ出たら、クスノキにツマグロヒョウモン(♀)が掴まっていました。
昼近くになり暖かくなったら飛んで行きました。
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2010年11月6日 [背番号2010-069]と[背番号2010-070]の位置情報

今日現在残っているのは[背番号2010-069]と[背番号2010-070]の蛹だけですが、羽化するのも難しく、ネットに垂れ下がったままになるような気がします。
しばらく放りっぱなしになりそうなので、蛹の位置情報を記録しておくことにします。
20101106-1

2010年11月12日 [背番号2010-069]が羽化していました

9時前ですが、蛹が付いているネットを見たら、メスの翅の模様!
今朝は暖かかったためか、[背番号2010-069]が羽化していました。
写真を撮ろうと思ってネットを逆さまにしたら翅を開いてブルブルブルと小刻みに翅を動かしていました。動画を撮っていたらネットの上まで歩いて、飛び立っていきました。
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晩秋ですが、ツマグロヒョウモンが羽化 (2010/11/12)

2010年11月20日 [背番号2010-070]が羽化していました

今日は久しぶりに朝から暖かかったですね。
いくら暖かいとはいえ、まさかツマグロヒョウモンが羽化するとは思ってもいませんでした。
午後のことですが、庭のネットの中でツマグロヒョウモンが暴れているとの通報で駆けつけてみたら、[背番号2010-070]が羽化していて、ネットの中で暴れまくっていました。
元気良く暴れている様子では、午前中には羽化していたと思います。
ネットの外から証拠写真を撮って、ネットを持ち上げたら、勢い良く飛び立っていきました。
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2010年11月20日(2) ツマグロヒョウモンの日記を終わります

今年のツマグロヒョウモンは自然に任せてと言えば聞こえは良いのですが、手抜きでシーズンを終わりました。
まさか羽化するとは思わなかった[背番号2010-069]と[背番号2010-070]が羽化してしまったし、庭のビオラとスミレには幼虫の姿は見当たりませんので、2010年のツマグロヒョウモンの日記は終わることにします。

お知らせ

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ツマグロヒョウモンの飼育(17) アオムシコバチに卵を産み付けられる蛹
昆虫館館長 ツマグロヒョウモンの飼育(17):今年のツマグロヒョウモンの幼虫は、ケースなどへは取り込まず、庭で自然のままで自力、自己責任で育ってもらっています。蛹になる場所もツマグロヒョウモンの思うまま。アオムシコバチの犠牲にもなっています...
ツマグロヒョウモンの飼育(19) セグロアシナガバチに襲われた幼虫
ツマグロヒョウモンには関係ないサボテン(100円ショップで購入・2011/05/28開花)ですが、トゲを見ると、ツマグロヒョウモンとルリタテハの幼虫を思い浮かべます。 アゲハなどの幼虫を飼育してから何年か経ちましたが、幼虫の食草である柑橘類...