カブトムシの飼育(26):卵を3個タッパーへ入れて、卵の孵化から休眠前の11月終わりまで飼育しました。孵化したばかりの幼虫の写真を撮ることが出来ましたが、可愛いですよ。
本サイトの日記は、国産のカブトムシについて書いてあります。外国産のカブトムシについては飼育していませんので扱っていません。
2009年の第1回目の卵と幼虫の掘り出しは8月15日に行いました。
この時、卵から孵化したばかりの幼虫を見たいと思って、卵を3個、タッパーへ入れました。
この3個の卵は、他の幼虫とは別のケースで育てて、3匹の幼虫の飼育日記として書こうと思っています。来年の羽化までは10ケ月あります。「来年のことを言うと鬼が笑う」と笑われるかもしれませんし、途中で幼虫が死んでしまうかもしれません。
岩国市田舎村昆虫館は、何事も理論より実践でやっていますので、時々間違ったことをやるかもしれませんが、小さなケースで、どこまで育つかやってみることにします。
なお、この卵3個(3匹の幼虫)以外についての日記は、カブトムシ飼育日記(特別版1-2)で続けます。
2009年8月15日 卵3個を採取しました・・・夕方には卵1個が孵化
2009年8月15日は、第1回目の卵と幼虫の掘り出しを行いました。
その時、今にも孵化しそうな卵が出てきましたので、孵化したばかりの幼虫を見たいと思って、タッパーへ入れることにしました。
なにしろ、卵の状態からの観察は初体験ですから、卵1個では失敗するかもしれないと思って、3個採取しました。
タッパーの大きさは7cm X 11cm X 深さ4cmで、孵化してマットに潜り込まれたら見えなくなるので、タッパーの底が見えなくなる程度、約5mm深さのマットを入れて、卵を3個置きました。
タッパーに入れたマットは、手で強く握り締めて、手を開いてもバラバラに崩れない程度に霧吹きで水を掛けて、キッチリと蓋を閉めました。
暫くしたら、タッパーの内壁に結露が見られましたが、従来の幼虫飼育の時の状況から考えて、OKだと思っています。
夕方見たら、幼虫らしきものが見えるではありませんか!
茶色いものは幼虫の頭ではなく、卵の殻のようです。
写真の幼虫部分を拡大してみました。
茶色い物は卵の殻。写真の左上が頭ですが、孵化したばかりで白いです。尻は殻の中にあるのか、殻で隠れているのか?足も見えますし、気門も見えます。
孵化して間もない幼虫を見たいと思って採卵した日の夕方に、孵化したばかりの幼虫が見られたのは誠に幸いでした。
写真を撮った後、幼虫にはマットを被せておきました。
2009年8月16日 2個目の卵が孵化
今朝は少し早く目が覚めたので、3時40分にタッパーの蓋を開けてみたら、2個目の卵が孵化して、幼虫が動いていました。
頭は薄茶色になっていて、足もはっきりと判ります。
写真の幼虫部分を拡大してみました。
頭には毛が生えていますよ。
今日で2個の卵が孵化しました。昨日の夕方孵化した1匹は、浅いとはいえマットに潜って元気にしています。
ここで、2009年のカブトムシの幼虫飼育について一大決心をしました。
この調子なら、3個目の卵も無事に孵化しそうな予感がしますので、これらを小さなケースの(特)別室で飼育してみることにします。
通常の幼虫飼育では、糞掃除の時に幼虫を見る程度ですから今年の暮れまでに3回か4回程度です。かといって、小さなケースでも何度も幼虫を出したりするとストレスで幼虫に支障が出るはずです。他の幼虫とは区別して飼育して、成長ぶりを確認するための(特)別室飼育です。
孵化したばかりの幼虫3匹ならタッパーで十分ですから、マットを細目の土ふるいに掛けて、目の細かい所をタッパーに入れました。
その上に既に孵化している2匹の幼虫を置いて、さらにマットを被せて、約2cm深さにしました。
上を軽く押さえて、残りの1個の卵を置いて、霧吹きで水を掛けて蓋を閉めました。
なお、タッパーには今のところ空気入れ替え用の穴は明けていません。