2007年10月17日
先輩は飼育箱の壁で前蛹になる準備中。
後輩は飼育箱の底を這い回っています。
橙の葉をたっぷり入れて、夜の寒さを防ぐために、飼育箱をブルーシートで包んでおきました。
2007年10月18日
米軍岩国基地の戦闘攻撃機が昼も夜も飛びまわり、テレビの音は聞こえず、昔の無声映画を見ているような毎日です。この戦闘攻撃機の轟音でストレスは蓄積。私の胃はキリキリと痛んでいます。この轟音は穏やかな瀬戸内海の島や船にも影響を及ぼし、島も船も海面から飛び上がって空中を飛んでいます。青線が水面。赤線が浮き上がった水面。写真の左が米軍岩国基地。
米国に占領された姫小島(爆弾処理専用の島)も浮き上がっています。
寒くなってきたんですね。こんな光景が毎日のように見れるようになりました。
ナカサキアゲハも、屋外に出されて轟音を直接受けるようになり、耳の鼓膜を破られたか?
それとも急に寒くなったので固まってしまったのか?
なんだか様子が変ですよ。
2007年10月18日(その2)
昨日、飼育箱の壁にへばり付いて前蛹になろうとしていた先輩ですが
朝見たら、飼育箱の底に落ちていました。
糸が足りなくなったのか?糸の粘りが無くなったのか?
代わりに後輩が壁に足を吸いつけて
イナバウア!・・・糸掛けですよ!
ところが・・・
昼に見たら、後輩はイナバウアのやりすぎで飼育箱の底にドスン!
左側の、マリリンモンローのように、お尻の大きいのが後輩です。
(腹の中を空にするのを忘れて前蛹になろうとしているのでしょうか?)
16日、17日の2晩、庭で過ごさせたのですが、寒さがこたえたのでしょうかね。
ナガサキアゲハだけでなく、キアゲハにも異変が起こっています。
前蛹になろうとしてあちらこちらに掴まっているのに、前蛹になる前に地面に落ちたり、背中の糸が無くて尻だけで垂れ下がったり・・・
今晩から、ナガサキアゲハの前蛹前、キアゲハの前蛹前を室内へ入れることにしました。
2007年10月20日
同居しているキアゲハは順調に蛹になっているのですが、ナガサキアゲハは皮膚の色が悪くなってきています。
心配ですねえ。
2007年10月21日
先輩の色が黒くなってきました。
2007年10月22日
後輩も黒くなりました。 2匹とも望みはありません。
以下、省略。
お知らせ
9月21日に卵でお目見え。
9月26日に孵化したばかりの時に逮捕され、10月17日の前蛹前まではスクスクと育っていた先輩幼虫ですが・・・
昨年は、12月27日、橙の実の収穫の時に橙の木から幼虫が落ちてきて、ビックリするやら、ナガサキアゲハは寒さに強いと感心するやらしたものですが、この2匹は、暖かい室内から寒くなった屋外へ、何の前ぶれもなく出したことで、急激な温度変化に対応できなかったのでしょうかね?
キアゲハのパセリの糞の匂いと、ナガサキアゲハの橙の葉の糞の匂いを嫌がらず、室内へ置いたままにしておけばよかったのになあとも思っています。
今年は、橙の木には幼虫は残っていませんので、今年のナガサキアゲハの飼育は終わることにします。
暮れに橙の実を収穫した後は、殺虫剤の散布などして、来年のナガサキアゲハを待つことにします。
来年こそは産卵に出会い、卵から羽化までを見届けたいと思います。
皆さん、また何処かでお会いしましょう。
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