2007年8月21日 今日は乱舞です! 交尾も!
今朝は何年かぶり、いや、20年以上になりますかねえ。
先日のスミレの群生地(?)近くへのサイクリングついでに、ブルートレインの写真を撮りに行ってきました。
参考・・・06:03南岩国駅通過
帰ってきたのは6時18分でしたが、すでに1匹が羽化していました。
その後はアッチでもコッチでも次々と羽化。
やっぱり皺だらけの羽化して間もない時が可愛いものですね。
なにしろメスが少ないですから、オス同士(?)で交尾の真似事をしているカップルもいました。
が・・・ひょっとすると、次に羽化するメスをめぐって談合中かも知れません。
オス同士ではダメだと納得したのか? なかには三角関係で大騒ぎしているカップルも・・・
こんなこともありました。
抜き足・差し足・忍び足。
交尾中のカップルを覗き見に来たメス。・・・家政婦は見ていた。
怪我をしているメス。
左の写真の赤い線で囲んだ部分をご覧下さい。
①羽根の模様が表面まで出て来ていません。
②羽根が折れ曲がり、身体が丸見えです。
右の写真は怪我をしていない正常な写真です。
怪我をしたついでにと言ったら皆さんにお叱りを受けるでしょうが、今日は大惨事が発生しました。
あまりにも可哀想な状態であり、様子をお見せしないほうがよいかなとも思いましたが、「こんなこともあったよ」とお知らせするとともに、「こんなことなならないように」と願いをこめてご紹介します。
木の枝を組み合わせたサナギの園を見たら、羽化した1匹の羽根が、殻の中に残って、片側の羽根しか出ていません。
これでは羽根が広がらず、飛び立つことが出来なくなるので、直ちに救助隊を向かわせましたが、タッチの差で間に合わず、下に落ちてしまいました。
このまま放ってはおけませんので割り箸を差し出して救助しましたが、発見が少し遅かったようです。
07時00分 |
07時01分 |
07時06分 |
07時15分 |
07時48分 |
08時05分 |
08時18分 |
11時33分 |
写真を撮っていて途中で気が付いたのですが、蝶が羽根を閉じたときは、前翅(ぜんし)と呼ばれる頭に近いほうの羽根が内側、後翅(こうし)と呼ばれる尻尾に近いほうの羽根が外側ですが、これは後翅(こうし)が伸びていないので、前翅(ぜんし)が外側のように見えます。
一汗かいたので一休みしようと思ったら、我が家の見回りオバサンの感極まった声。
指をさすほうを見たら、壁にぶら下がっていたサナギが羽化しているが、羽根が全て(4枚とも)殻の中に残ったまま。
こちらへも救助隊を向かわせましたが、発見が遅過ぎました。
しかし、そのまま見捨てることは出来ませんので、一応ICUへ運び込みました。
07時06分 |
07時16分 |
08時03分 |
08時05分 |
08時19分 |
08時19分 |
10時30分 |
11時33分 |
可哀想に、自分では広がっているつもりの羽根を開いたり閉じたり。
なんども暴れますので、その都度1mばかり下の芝生へ墜落。
救い上げて木に掴まらせても、足の力が弱くて、油断すると墜落しています。
17時31分
夕方見たら、2匹とも芝生の上。
踏みつけることになっては大変だと、枯葉のある紅葉の上に載せてやりました。
今日の救助に対するお礼か? それともお別れの挨拶なのか?
夕方、羽根の破れたオスが家の中を飛び回ってくれました。
私の脳梗塞を再発させようと企んでいるツマグロヒョウモン。
100円ショップのmade in Chinaとはいえ、ただ一つの麦藁帽子。
写真を撮りに出らすまいと思って居座ってしまいました。
蝶は、羽化で殻から出てきたら、何ものにも邪魔されずに羽根が広がらなければ飛べなくなるのですよね。
垂れ下がった羽根が何かに当たって羽根が曲がったり、羽根の形が歪になったら絶対に飛べませんよ。
羽化する場所は、羽根を垂れ下げるだけの余裕が必要です。
また、殻から出てきた幼虫が掴まるものが必要です。
羽化して羽根が固まるまで、驚かせてはいけません。
慌てて下に落ちたりすると羽根が歪になります。
見るために近づく時は、静かに、そっと近寄りましょう。
羽化専用GARAKUTA計算機 | |||
場所 | 台帳登録数(A) | 残っている数(B) | 羽化の累計(C=A-B) |
飼育箱の蓋・大 | 38 | 15 | 23 |
木の枝 | 16 | 9 | 7 |
飼育箱の蓋・小 | 3 | 3 | 0 |
家の壁 | 6 | 1 | 5 |
計 | 63 | 28 | 35 |
今日現在の羽化の累計 35 - 昨日までの羽化の累計 26 = 今日の羽化 9
半数以上が羽化しましたよ。
お知らせ
このページの前後のページもご覧下さい。