記事内に広告が含まれています。
広告
岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(14) セグロアシナガバチに襲われている幼虫を動画で撮りました

広告

ツマグロヒョウモンの飼育(14) セグロアシナガバチに襲われている幼虫を動画で撮りました

昆虫館の館長
昆虫館の館長

ツマグロヒョウモンの飼育(14):ツマグロヒョウモンの幼虫の食草として初冬にビオラの苗を植えています。今年は、ツマグロヒョウモンの幼虫がセグロアシナガバチに襲われて料理されるところに遭遇。襲われているところを動画に撮りました。貴重な動画をご覧下さい。


[背番号2009-*]の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。

P20090507-IMG_2117


今年もツマグロヒョウモンのシーズンになりましたよ。

今年の越冬幼虫の飼育の様子は、

2009年・ツマグロヒョウモンの飼育(11)越冬幼虫編 2009年1月1日~3月31日
2009年・ツマグロヒョウモンの飼育(12)越冬幼虫編 2009年4月1日~4月19日
2009年・ツマグロヒョウモンの飼育(13)越冬幼虫編 2009年4月20日~5月27日

でご覧頂くことにして、2009年の新生児は、このページから観察日記を始めます。

2009年4月15日 庭でツマグロヒョウモンを発見

今日は、我が家の庭の監視役のオバサンから、「パセリか、ラナンキュラスの根元付近からツマグロヒョウモンが飛び立った」との一報が入りました。
北朝鮮のテポドンの時の、防衛省の誤報のようなものかなと疑ったのですが、庭のあちらこちらを飛び回ったり、隣近所を一回りしてから戻ってきたり、鬱金(うこん)の桜平戸つつじ芝桜に掴まったりしていますので間違いなくツマグロヒョウモンでした。蜜を吸っていたのでしょうね。
多分、庭のどこかで越冬した幼虫が羽化したのではないかと思いますが、オレンジ色のツマグロヒョウモンがチョロチョロするのも間近いですね。

田舎村写真館
田舎村写真館
この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。
P20090415-IMG_4856-2
鬱金(うこん)の桜
P20090415-IMG_4859-2
平戸つつじ
P20090415-IMG_4862-2
芝桜

2009年4月24日 幼虫の食料の準備はOK

昨年からツマグロヒョウモンの幼虫の食料は準備万端。
写真の左上・・・パンジーは伸び過ぎてしまい、ヒョロヒョロです。
写真の右上・・・新しい芽を出させるために、切り詰めました。
写真の下・・・スミレも増えました。
P20090424-P1100136-143-5
しかし・・・産卵には来てくれませんね。
まだ少し気温が低いのでしょうか?

2009年4月27日 ビオラも伸びすぎてしまいました

キアゲハ用のパセリの種子とともに投資したビオラの苗ですが、ツマグロヒョウモンの幼虫の姿を見る前に、ヒョロヒョロと伸びすぎてしまいました。
早目に切り戻しておけば、早く新しい芽が出ることと思って、切り詰めておきました。
P20090427-P1100165-166-2

2009年5月7日 産卵の現場の証拠を押さえました

5月になってから、タダで貰ってきた屑パンジーへ、ツマグロヒョウモンが来ているとの情報を得ていましたが、今日は証拠をつかむことが出来ました。産卵です。
新しい芽が出て花盛りの屑パンジーに産卵です。
屑パンジーの近くの花が咲いていないパンジーには行きません。昨年は錦帯橋近くで花が咲きほこったパンジーに産卵していたのを見ましたが、色が見えるのでしょうかね?
P20090507-IMG_2117

2009年6月19日 今年産まれの幼虫に出会えません

産卵現場の証拠を押さえても幼虫には出会えませんし、庭へ飛んできても幼虫は姿を見せません。越冬幼虫が住み着いてくれたから良かったものの、パンジーとビオラへの投資は回収できそうにありませんよ。まあ、ツマグロヒョウモンの幼虫の代わりに、綺麗な花が楽しめたのが良かったと思うことにします。
P20090509-IMG_2459 P20090509-IMG_2460 P20090613-IMG_7982 P20090613-P1110952

2009年6月20日 ツマグロヒョウモンの産卵に立ち会いました・・・卵も確認しました

昨日の皮肉めいた日記の効き目が現れたのか? 今日は、ツマグロヒョウモンの産卵を堪能するまで見せてもらいました。カメラを構えた人が居てもお構いなし。枯れそうなパンジーとビオラに何度も来て産卵。途中でコリウスにも掴まりましたが、産卵の真似事をしていただけのようです。
尻尾の先端を所かまわずくっ付けている時は産卵ではなく、動きが止まって、一呼吸した感じの時が産卵です。もちろん動画で撮りました。


卵は白くて、大きさは約0.8mmでした。
P20090620-P1120312-2


卵の大きさは約0.8mm:ツマグロヒョウモンの産卵(2009/06/20)

2009年6月27日 突然ですが・・・オバケのような幼虫が現れました

夕方、キアゲハの飼育ケースの中で、今年のキアゲハの第1号が前蛹の支度をしているのを写真に撮って、部屋へ戻ったらオバサンの叫び声と同時に手招き。
手招きに誘惑されて行ってみたら、なんと大きなツマグロヒョウモンの幼虫!
なんとか生き残っているビオラのプランターの縁で、首を振っているではありませんか。
これには発見したオバサンだけでなく、私もビックリしました。どこに隠れていたのか?
P20090627-P1120607-2


雰囲気から想像すると、蛹化のための場所探しで徘徊している途中で見つかってしまったのではないかと思いますが、今年生まれの最初のツマグロヒョウモンの幼虫です。
どこの招待所へ拉致しようかと考えたのですが結論がでず、とりあえず、キアゲハの幼虫のパセリの上で休息させました。
P20090627-P1120608-2


何はともあれ、[背番号2009-072]で住民登録し、キアゲハの第1号が前蛹の支度をしているケースへ同居させることにしました。
多分、餌は要らないのではないかと思いますが、念のためにスミレの葉を5枚くらい入れておきました。
P20090627-P1120609-2


このような大きなのが姿を見せたと言うことは、近くには他にも潜んでいそうですね。

2009年6月28日 [背番号2009-072]が前蛹で垂れ下がりました

朝見たら、ケースの壁に掴まっていました。
スミレの葉は食べていませんので前蛹になる支度ですね。
P20090628-P1000004-2


夕方見たら、ケースの天井から垂れ下がって、前蛹になっていました。
しかし垂れ下がっている場所が悪い。ケースと蓋の間に挟んだ防虫シートです。
蓋を開けるたびにシートがグラグラと動きますので、その都度、地震体験ですよ。
(左側の横向きの写真は、ケースの外からしか撮れませんでした。)
P20090628-P1000053-2 P20090628-P1000055-2

2009年6月29日 [背番号2009-072]が蛹に・・・今年生まれの第1号

我が家での、今年生まれの第1号のツマグロヒョウモンの蛹です。
27日以来幼虫を見掛けていません。
20日頃産卵した卵は孵化して、小さな幼虫が居てもよいはずですが・・・
P20090629-P1000060-2

2009年6月30日  [背番号2009-072]は大丈夫でしょうか?

キアゲハのパセリを取り替えようと思って、キアゲハと同居している[背番号2009-072]のケースの蓋を開けたら、目に飛び込んできたのは、アオムシコバチ
ツマグロヒョウモンの蛹にとりついていたのか、キアゲハの前蛹に掴まって蛹化を待っていたのかは判りませんが、ツマグロヒョウモンの蛹の近くに居ました。憎き敵は写真を撮るよりは退治するほうが先。捻り潰しました。ツマグロヒョウモンは産卵されているかもしれませんね。
P20090630-P1000098-2

●この記事はページ分割されていますので、次ページもご覧下さい