キアゲハの飼育(30):キアゲハの羽化ラッシュです。傷ついて緑の液体が出て黒くなったキアゲハの蛹が奇跡的に羽化しました!
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年8月8日 北京オリンピックと同様に準備万端です
今日は北京オリンピックの開会式です。
北京オリンピックには殆ど、いや、全く関係のない割り箸不足の岩国市田舎村昆虫館ですが、割り箸の代わりに、格安串かつの串と、激安アイスキャンデーの棒の在庫が見つかりましたので羽化の支度を整えました。
[背番号2008-31] |
[背番号2008-35] |
[背番号2008-37] |
ついでに、親亀子亀の蛹 [背番号2008-16]と[背番号2008-28]に表札を取り付けました。
この親亀子亀は飼育箱の蓋から外そうかなと思ったのですが、このままにすることにしました。
なお、昨日(8月7日)死亡宣告した [背番号2008-32]ですが、飼育箱の蓋にそのまま残しておくことにしました。(写真はボカしてあります。)
2008年8月12日 蛻(もぬけ)の殻
庭の草取りをしていたら植えっぱなしの菊にセミの抜け殻らしきものが・・・・
近寄ってみたらアゲハの抜け殻でした。この菊とパセリ、橙の木の位置関係から推測すると、キアゲハの抜け殻のような気がします。
2008年8月13日 [背番号2008-⑰]が羽化
2008年8月14日 羽化ラッシュ
夜中から明け方まで非常に激しい雷雨でした。
庭のアゲハの羽化場に雨が降り込んでいないか心配で4時30分頃に起きたのですが、雨が強くて庭へは出られずパソコンのスイッチを入れて、昨日からのWindowsXP-sp3の再インストールの続きを開始。ところが、次第に雷が近づいてきて、ドドーンと一発、停電。5分位して復旧したので再びパソコンのスイッチを入れて作業を開始したと思ったら、前回より大きな音。当然ですが停電。
今朝は急いで朝食を済ませて庭へ出てみたら、[背番号2008-26]が羽化して、物干し竿で羽根を干していました。この[背番号2008-26]は、2008年8月6日(3) 奇怪な事件でお知らせしていますが、黒い体液のようなものが付着していた蛹です。無事に羽化できたとなると、黒い体液のようなものは他の幼虫から出たものかもしれませんね。
この[背番号2008-26]ですが、片方の触覚が不完全ですし、羽根を広げたときに後ろの羽根が開ききっていませんでした。
その他の蛹の様子を見たら、[背番号⑱][⑲][20][21][22][23][24][25][27]の9匹の殻に羽根の模様が透けて見えて羽化間近。今日は羽化ラッシュになりそうです。
そう言えば、親亀子亀の[背番号2008-⑯]の様子はどうかなと飼育箱の蓋を開けた途端にパッと羽根を広げました。しかも、飼育箱の底近くの壁に掴まって・・・
実は、[背番号2008-⑯]は羽化の兆候が現れたら、飼育箱から蓋を取り外して、植木鉢へ立て掛けようと思っていたのですが、変化を見るのをコロッと忘れていました。
飼育箱の蓋で羽化して、一度は飼育箱の底に墜落したことでしょうね。我が家の30年近く前の飼育箱は傷だらけの上、幼虫が張り巡らせた糸が残っているのかもしれません。落ちた場所で足を伸ばしたら、運良く糸に引っ掛かったのかもしれません。それにしても、飼育箱の中には雨が降り込んていて底には水が溜まっていましたので溺れなくてよかったです。
このままにしておくと何時底へ墜落して溺死するか判りませんので、救助用の箸に掴まらせて、羽化場へ空輸しました。
今日は羽化ラッシュですから、個別の写真撮影は止めました。
時々庭へ出て、羽化場全体や飛び立った後を撮りましたので、順不同ですが並べておきます。
物干し竿以外の所に掴まったり、鉄棒の逆上がりの真似をしているものも・・・
飛び立った後、ハイビスカスやタカサゴユリに掴まって一休み。
庭へ出て、近づくたびにパッと羽根を広げる様は何度見ても見事な光景。
しかし、驚かせて、中途半端な状態で飛び立たせてはいけませんので、恒例の買い物ツアーへ出掛けました。帰ってきて庭へ回ったら、最後に遅れて羽化した[背番号2008-27]を残して一斉に飛び立って行きました。我が家の庭はまさにアゲハ蝶の乱舞。
しばらくしたら[背番号2008-27]も飛び立ち、今日の羽化ラッシュは幕を閉じました。
また明日のお楽しみです。
なお、本日の羽化は、2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧に整理してありますのでご覧下さい。
垂れ目パンダ蛹? 月光仮面蛹?・・・遠くから見て下さい。