キアゲハの飼育(30) 羽化ラッシュ!

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2008年8月18日(2) なんと、墓標まで建てた[背番号2008-32]が羽化!

8月6日に黒い液体を垂れ流した[背番号2008-32]ですが、多分、羽化は無理だろうと判断して死亡宣告をしていました。ところが・・・
[背番号2008-36]を少しでも楽に過ごせるようにと、使い回しで問題になるかもしれませんが、既に羽化の終わったポケットへ入れ替えることにしました。先日から羽化の終わったポケット付きの羽化台は、財政難の折から全て保管してあります。その保管場所が蓋に[背番号2008-32]の蛹がくっ付いた飼育箱。


飼育箱の蓋を開けたら、バタバタバタと羽音。なんと、キアゲハがいるではありませんか!
蓋はフックで確実に閉まっているし、ポケットの蛹は全て羽化したはずであるし・・・

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まさか? と思って、念のために残しておいた頭の部分に真っ黒い液体の塊が付いている[背番号2008-32]の蛹を見たら蛻の殻! 蛹化で失敗して死亡したと思った[背番号2008-32]が羽化しましたよ! [背番号2008-32]には墓標まで建てていたのにムダになりましたが喜ばしいことですから政府、官僚、議員などのムダ遣いのように目くじらを立てるのは止めます。

羽根の形は異常ですが、黒い液体が流れ出て羽根が整形できなかったのではなく、羽化して飼育箱の蓋から底へ墜落したために歪んだままになったような気がします。
一昨日は雨支度で飼育箱の中を確認しましたが羽化はしていませんでした。昨日は確認していませんが、飛び立ったときの様子からでは今日羽化したように思えます。

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飼育箱の底から出したら、飛び立っていき、ヒマワリで休憩。その後、舞い上がりました。
念のために置いていて良かったですよ。

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2008年8月19日 [背番号2008-36]のその後

気になるのは[背番号2008-36]。朝一番に様子を見に行きました。

足や羽根を動かしていました。口は動きませんので砂糖水を吸っているようには思えません。
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午後見たら、ポケットから身を乗り出していましたので触覚や足、羽根に触ってみましたが反応がありません。死んでしまったようです。

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2008年8月19日(2) [背番号2008-⑮]の蛹は死んでしまったようです

[背番号2008-⑮]は蛹になってから16日目ですが羽化の気配はありません。
死んでしまっていると思いますが、今までに見たことがない模様(赤矢印)、線(青矢印)が現れていますので、このまま置いておくことにします。
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なお、物差しを置いて写真を撮っていますが、 小さなナミアゲハの蛹[背番号2008-⑭]と比較するためです。興味のある方は比べてみて下さい。
なお、[背番号2008-⑮]は、本日でもって死亡したものとします。

2008年8月19日(3) 久しぶりに産卵に出会いました

パセリを食い尽くされ、幼虫の姿も見えなくなっていましたが、新しく育ち始めたパセリを飛び回って産卵していました。ホームセンターや園芸店で売っている苗の大きさまで育っているのは数本。種蒔きしてやっと芽を出して双葉のものも・・・

我が家のパセリを見つけてきてくれたのですから、産卵を許可しました。

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写真は産卵して1時間くらい後に撮りました。(すみません。ピンボケでした。)目印の割り箸を立てておきましたので孵化までの日数を調べます(調べるつもりです)。
この写真を撮った後で気が付いたのですが、この葉の裏側には卵が3個産み付けられていました。

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2008年8月19日(4) 既に幼虫が住み着いていました

産卵が終わり、庭の草取りをした後、卵を確認していたら、幼虫を3匹発見しました。
約5mmくらいのを2匹。もっと小さいのを1匹。また、先端が黒っぽくなった卵も発見。
羽化騒ぎで油断していた間に産卵していたのですね。

葉が縮れるまでに育っていない若いパセリです。
いよいよ、キアゲハ秋の陣の始まりですが、パセリの生育が間に合いません。飢饉は目の前です。
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幼虫を探していたら卵もみつかりました。
もう少ししたら、キアゲハの幼虫が湧き出てきそうです。

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2008年8月20日 雑学

岩国市田舎村昆虫館自慢の秘蔵品をご開帳します。
近頃、若い女性の皆さんに人気がでてきた食虫植物です。人気の秘密は、多分、若い女性を付け狙う男性を捕らえて食べるためではないかと思いますが、キアゲハのように小さな昆虫であっても大き過ぎて捕らえて食べることは出来ませんので、世の中の男性諸君はご安心下さい。キアゲハには関係ないように思われる食虫植物ですが、大いに関係があります。
この中でハエトリグサをご覧下さい。
何か黒いものが2つ見えると思いますが何だか判りますか?
写真を拡大してみます。

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アリのようにも見えますが、羽根のようなものが見えませんか?
これ、アゲハの敵、アオムシコバチですよ!
この2匹を食べれば、ハエトリグサの栄養は十分補給できます。
これらの食虫植物ですが、冬は室内に入れておけば冬越しできます。

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2008年8月20日(2) パセリ畑

猫の額よりも狭い庭。パセリ畑と言えるものではありませんが、まもなく食べ尽くされる運命にある秘蔵のパセリをご開帳します。
先般食べ尽くされた所とは違った所に隠していましたがキアゲハに見つかって産卵されてしまいました。
ブランター、植木鉢も総動員。スミレとの同居もありますよ。

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一番大きく育っているパセリ集団です。
しかし、ホームセンターや園芸店で38円~71円で売っているポットに入った苗の大きさには及びません。
地面に直播きはこれだけしかありません。

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ガタガタの入れ歯でも噛める若くて軟らかいパセリです。
このブランターのパセリに5mm位の幼虫が2匹住み着いています。
キアゲハの幼虫とはいえ、これを料理に使うのは早過ぎますので、引越ししてもらいます。

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3枚目の葉が出て、なんとかパセリだと判る程度。
さすがに卵はみつかりません。

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2日前に発芽していることに気が付いたプランターの双葉。
夏は乾燥して発芽しませんので、濡れた新聞紙を掛けて、乾けば水やりの繰り返し。
これぞ岩国市田舎村昆虫館の泥縄式パセリです。

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秘蔵品のパセリの写真を撮りに行ったら、幼虫と同じくらいの大きさのアリが幼虫の周りを歩き回っていました。
この幼虫も死んでいたらアリの巣へ運ばれるのでしょうか?
時々、日干しになったミミズを5匹くらいの共同作業で運んでいるのを見かけますよ。

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お知らせ

キアゲハも少しの間休ませてくれそうですね。 その間はツマグロヒョウモンの相手をすることにしますが、そんなに長くは休ませてもらえないでしょう。


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