ナガサキアゲハの飼育(5):ケースに取り込んだナガサキアゲハの幼虫が赤い臭角を出しているので何事かとケースの蓋を開けたらアオムシコバチ。前蛹になる寸前で死にました。排便の調子の悪い(下痢のような糞を引っ張っています)幼虫は体が縮まって、死にました。
ジャングルに潜む毒ヘビ:グリーンマンバではありません。
毒を持たず、噛み付くことも出来ないナカサキアゲハの幼虫です。
(2008/09/06)
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年9月6日 2008年の3匹目の幼虫との出会い・・・[背番号2008-62]
突然ですが、橙の木のほぼ目の高さの位置に3匹目のナガサキアゲハの幼虫が現れました。(毒ヘビ:グリーンマンバに変装して逃げ回っていた指名手配中の正面からの顔写真は、このページの一番上に貼り出してあります。)
大きな枝を降りてきて、枝の付け根の所で隣の枝に登り始めましたので監視を開始。幼虫の大きさ、幼虫の動作から見ると、美味しい葉を探しているのではなく、蛹になる場所を探しているように思えたので緊急逮捕し、[背番号2008-62]として岩国市田舎村昆虫館の展示室へ入ってもらうことにしました。
橙の木からケースまでは空輸です。エコノミー席での飛行中、係員が退屈しないように様々な芸を見せてくれました。しかし練習不足のため、上海雑技、北京雑技にはかないません。
それでは、飛行中の様子をご覧下さい。
搭乗前には身体検査。
飛び立った後で「なんとか還元水」とか言われても後の祭りですし、首相ですら仮病で雲隠れ退散することになりますからねえ・・・
65mmありました。
高い所を飛んでいるなあ~~。
高い所を飛ぶと気圧が下がるので出やすくなるんですよ。
人が見ていても構いません。
腹の中が軽くなったところでヨイショッ!
メタボリック症候群が完治していませんので、逆上がりは無理でした。
逆上がりが出来ないようでは誠に恥ずかしい次第。
もう一度トイレに行って、腹を空にしてきます。ハイッ!それではUターン。
腕立て伏せをしたらドタッ! 腹の中がスッカラカンになってしまって腕の力も無くなってしまいました。
顎の骨を打ちつけて痛くてたまらないので、今日は担架で運んでもらうことにします。
幼虫のしぐさを見ながら勝手な想像をしていたら飽きませんよね。
頭はどこ?顔はどこ?わかりますか? ナガサキアゲハの幼虫 2008/09/06
2008年9月7日 赤い臭角、そして、アオムシコバチ・・・[背番号2008-62]
昨夕入れた橙の木の葉は全く食べていませんし、ケースの壁にへばり付いていて全く動ごきません。
前蛹になる気はあるのかなあと思って、ケースの蓋を開けたら驚いて赤い臭角をニュルッ! 驚いたと言うよりは、威嚇ですよ。
この[背番号2008-62]の真っ赤な臭角はクロアゲハではないかと思いますが、前蛹になる寸前に死んでしまい、確認することは出来ませんでした。
体を見たら黒い模様・・・よく見たらアオムシコバチ!
まだ前蛹でもないのに・・・前蛹になりそうだと密約でもとりつけているのでしょうか?
憎きアオムシコバチは指で掴んで押し潰しました。
この時は気持ち良かったのか?感謝の気持ちからか? 赤い臭角は出しませんでしたよ。
ケースは蓋の代わりに濡れたタオルを掛けておきました。
2008年9月7日(2) ハンガーストライキ?・・・[背番号2008-62]
昨日、[背番号2008-62]をケースへ入れた時に新鮮な橙の木の葉(枝付き)を切って入れておきましたが全く食べていませんでした。
今朝も橙の木の葉(枝付き)を切って入れましたが、ケースの壁にくっ付いたまま身動きせず、全く食べていません。
今までナガサキアゲハがバリバリ食べているのを見たことがありませんが、こんなものでしょうか?