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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(8) 幼虫は水に浮かんで泳ぎます・・・犬かきではありません

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2008年7月16日・17日 幼虫が湧き出ています!

時々庭のスミレを美味しそうに食べているツマグロヒョウモンの幼虫を見かけていましたが、我が家の庭を掃除するオバサンの「黒い幼虫!」の騒ぎ声で駆けつけてみたら、ツマグロヒョウモンの幼虫が芝生の上やコンクリートの部分を徘徊中。ルリタテハの幼虫が住んでいる百合の根元を見たら、小さなスミレにツマグロヒョウモンの幼虫が鈴なり。大好物の無農薬の自然のスミレを食べ尽くして、他のスミレを探して歩き回っていたんですね。
庭を歩く時に踏みつけて、7月14日のナミアゲハの煎餅のような大事件が発生しないように、1匹ずつ救出して、スミレの森に連れて行きました。


7月16日

翌日の17日にも百合の根元を見たら、柔らかい所を食べ尽くして、茎だけになった所へしがみついている幼虫がいました。他にも居るのではないかと見回したら、アロエにも3匹掴まっていました。3匹ののうち1匹は脱皮したばかり。議員や省庁の役人のように、頭はまだ黒くなっていませんでした。(掌に乗っている3匹のうち、一番左の幼虫です。)アロエには脱いだ服(皮)が残っていました。
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7月17日

16日と17日の2日間、何度となく幼虫を運びました。
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2008年8月5日~6日

あれだけ湧き出てスミレの鉢へ引越しさせたツマグロヒョウモンの幼虫の姿が、いつのまにか見えなくなりました。食べるだけ食べて、何処かで蛹になり、羽化して飛び回っていることでしょう。

ツマグロヒョウモンのメスが、毎日ではありませんが、度々庭へ遊びに来て産卵しています。
しかし、産卵しているわりには幼虫の姿が見えません。
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2008年8月18日

今日は久しぶりにツマグロヒョウモンの幼虫に出会いました。
曇りがちとはいえ暑い昼の12時過ぎ。場所は我が家の玄関前の道路のアスファルトの上。
幼虫の大きさから判断すると、食べるものが無くなって移動中のようです。

歩いている前に手を差し出したら手に這い上がって来ましたので、スミレの鉢へ連れて行きました。 スミレの葉の上に落としたら早速食べ始めました。
この幼虫も食べるだけ食べたら何処かへ行ってしまうのでしょうね。
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美味しいスミレを食べているツマグロヒョウモンの幼虫 2008/08/18

2008年8月19日

今日の午後、キアゲハが産卵した卵を確認していたら、植木鉢へ植えたスミレの葉に何者かが齧った痕が・・・・ 葉の裏を見たらツマグロヒョウモンの幼虫。

美味しそうなスミレでしょう。昨年、蓮田の周辺の道路を自転車で走り回って集めてきた野性のスミレです。種が飛び散って、庭のあちらこちらに芽を出して増えてきました。
我が家の庭で確認できた幼虫は、ただいまのところ2匹です。
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2008年8月20日 [背番号2008-38]が仲間入りしました

今年はツマグロヒョウモンを飼育箱へ入れる暇がなかったのですが、8月18日に発見した幼虫に[背番号2008-38]の背番号を付けて、飼育箱へ入ってもらいました。

朝から引越しでテンヤワンヤの大忙しです。
先ず、食料であるスミレの葉を切り取って、バケツの水の中へ入れました。水切りのつもりです。
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しっかり水を吸い上げただろうと思われる頃(?)、バケツからスミレを取り出して飼育箱の中へ。
ツマグロヒョウモンの幼虫は、スミレを乱雑に投げ込んでおいても食べてくれます。
ついでにアゲハの羽化台の残骸も入れておきました。

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最初に大きい方を[背番号2008-38]と名付けて身体検査。
某国の農水相のような不始末は発見されませんでしたので合格。

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新しい部屋へ落とし込みました。

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続いて小さい方(背番号なし)を身体検査。
絆創膏で何かを隠しているような気がするのですが、証拠隠滅を図られて霞(霞ヶ関)の中に隠れてしまっています。

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追求しても逃げ隠れするだけ。
時間のムダを避けるため新しい部屋へ投げ込みましたが、頭を隠して丸くなってしまいました。

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夕方近くに様子を見たら、スミレを食べていました。
しかし、スミレは萎れかけていたので、糞の掃除をして、新しい葉に入れ替えておきました。
飼育箱は屋外に置いていますが、久しぶり(1年ぶり)にツマグロヒョウモンの糞の臭いが室内にまで漂ってきています。

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