ナミアゲハの観察(16):2006年、2007年はキアゲハの幼虫飼育に専念。3年ぶりのナミアゲハの幼虫飼育です。家の壁でみつけた蛹を、蛹保護ポケットへ入れています。
[背番号2008-*]の表示は2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい。
2008年5月21日
パセリにナミアゲハの幼虫!
パセリを食べているのではありません。
このパセリの上は橙の木。 橙の木から墜落して、上に向いて歩いていたらパセリのプランタ。さらに上に向かったら、花を咲かせようとしているパセリの先端。花見のつもりでしょうか?
ペタッと吸い付く足を持っていながら何故落ちたのでしょうか?
本人が自白しないので推測ですが、葉の先端側に掴まって葉を食べていて、ガリッと最後の一口を齧ったと思ったら葉と一緒にドタッと墜落? 今まで、このようなドジを踏む幼虫にお目に掛かったことはありませんが・・・
理由はともあれ、掴まっているパセリを切り取って、橙の木にセロテープで貼り付けたら、喜んで橙の木を登っていきました。
2008年7月9日
羽化して飛び立ったばかりのナミアゲハです。
晴れ着をもう少し干してから大空へ舞い上がります。
2008年7月12日 橙の木から逃走中の幼虫を発見・逮捕・投獄 [背番号2008-②]
非常に怪しいタイトルになってしまいましたが、今日の夕方、カブトムシの夜食の支度を済ませてキアゲハの様子を見に行っていたら、芝生の上を猛スピードで幼虫が1匹逃走中。
橙の木から降りてきて、蛹になる場所を探して走っていたのですね。
向かっている先の5cmくらいの所に飼育箱の蓋を置いて待っていたら、蓋の手前でSTOP。
芝生とは全く異なる緑一色の地面に驚いたのでしょうね。
しばらくしたら歩き始めて飼育箱の蓋へ載ってくれたので直ちに飼育箱の中へ連行しました。
一応、割り箸に掴まらせて飼育箱に入れておいたのですが、やはり蓋が好きなんですね。
暗くなる前に見たら、身体を丸めて、前蛹になる支度をしていました。
飼育箱に蜂が入ってこないように、蓋の上をタオルで覆っておきました。
明日の朝が楽しみですね。
2008年7月13日 脱獄・逃亡
脱獄を手引きした犯人は誰だ!
強制退去処分にしたカブトムシのことも気懸かりですので、夜が明けて、まだ薄暗いうちにナミアゲハの幼虫が入っている飼育箱を見に行きました。
!!!ヤラレタッ!!!
テロの警戒は怠りなくしていたつもりですが、悪の枢軸=ノラ猫に飼育箱をひっくり返されていました。飼育箱の内外、飼育箱の蓋、蓋の上に掛けたタオル、その上のブルーシートを徹底的にチェックしましたが前蛹らしきものは発見されません。周辺の状況からみて犯人は悪の枢軸=猫と断定。猫に食べられたのか?猫のスキをみて逃亡してくれたのか? せっかくのチャンスでしたが、羽化した姿をお見せすることが出来なくなりました。
我が家の近くには、ノラ猫に餌を与え、後は野となれ山となれの家があり、近所近辺は糞尿被害が甚大。猫の糞の臭いは強烈ですし、芝生の上に置き去りにされたら手のつけようがありません。
先日来、猫がミャーゴーミャーゴーと一晩中騒いでいますので、夜中に目を覚まされ、水をシャブリかけて追っ払ったのですが、この猫の復讐かもしれませんね。(猫を殺すと化け猫になって復讐しますので、捕らえて遠くへ追放しなければなりませんよ。)
2008年7月13日(2) 執念の逮捕劇 [背番号2008-②]
猫に食べられたのなら葬儀社へ依頼しなければならないし、猫に仕返しをするのなら証拠固めをしなければならないし・・・・
足どりらしきものを辿りながら捜査の手を広げました。懸賞金を増額したのが功を奏して、身を潜めている前蛹が見つかりました。執念です。ただただ執念あるのみです。某日本国の警察庁長官にも、アゲハ王国の執念魂を伝授しなければなりませんねえ。
身を潜めていた場所は、事件現場から約3mくらい離れた家のモルタル壁の下。
このまま蛹になってもらってから、例の※※ポケットに入ってもらうことにします。
2008年7月13日(3) 蛹になりました [背番号2008-②]
夕方見たら無事に蛹になっていました。
まだ、脱いだばかりの皮がくっ付いています。
2~3日したら※※ポケットに収容します。