2008年10月10日(2) アオムシコバチが湧き出ました
アオムシコバチ製造所でアオムシコバチを飼育しているような状態です。
今朝羽化した[背番号2008-113]の様子を見に行ったら、アオムシコバチが飛び交っているではありませんか!
蛹に孔が開いてアオムシコバチが取り付いているのは[背番号2008-71][背番号2008-82][背番号2008-94]の3つの蛹。[背番号2008-71]は孔から出てくる瞬間を見ました。
出ようか? 出まいか?
周りに悪漢がいないか様子を見ています。
体は出てきましたが翅が出ていません。
殆ど出終わっていて手遅れかもしれませんが、蛹は焼却処分の極刑に処しました。
これら3つの蛹ですが、昨日見た時に、中に空洞を感じたのですが、今日もう一度確認してから死亡宣告しようと思っていたところでした。アオムシコバチに先を越されてしまいましたが、蛹化から何日目にアオムシコバチが出てくるかの目安が掴めました。2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧に出てきた日を記録していますので計算して見て下さい。
「羽化までの予測日数」が過ぎたら蛹を透かして見て、蛹の中に空洞があれば直ちに処分。「アオムシコバチが出てくるまでの日数」までの間に早目の「生死判断」をすればアオムシコバチ製造所にならなくて済みそうです。生死判断は難しいと思いますが、一か八かの賭けですよ。
なお、10月2日に蛹の中に空洞が確認されたために10個の蛹を死亡宣告しましたが、今考えるとアオムシコバチの幼虫が蛹の中を食べていたのではないかと思われます。
2008年10月10日(3) 真っ黒な蛹の死亡宣告
何故か日増しに真っ黒になっていく炭焼き蛹が4つあります。
ここまできたら羽化することはないでしょうから死亡宣告して処分しました。
処分したのは[背番号2008-103][背番号2008-104][背番号2008-105][背番号2008-112]です。
2008年10月10日(4) 残っている蛹は2匹になりました。
今年のルリタテハも[背番号2008-114][背番号2008-115]の2匹になってしまいました。
[背番号2008-114]は羽化の兆候が(模様)が見られますし、尻尾を曲げたら暴れますので羽化は近いと思われます。
[背番号2008-115]はユリの残骸で、自然の状況の中で蛹化したものですから、無事に羽化して2008年を締めくくってもらいたいものです。
2008年10月11日 [背番号2008-114]が羽化しました
昨日羽化するのかなあと思ったのですが、羽化しないので固まってしまうのかと心配しましたが、今日無事に羽化しました。
タイミングの都合上、翅を広げた写真は撮れませんでしたが、左右の翅の大きさは揃っていていました。綺麗なルリタテハのはずですよ。
これで、羽化待ちのルリタテハの蛹は [背番号2008-115]だけになりました。
2008年10月16日 [背番号2008-115]が羽化しました
ユリの残骸で蛹化して垂れ下がっていた[背番号2008-115]が羽化しました。
左右の翅の大きさも揃っていて綺麗です。
[背番号2008-115]が今年、2008年の最後のルリタテハです。
無事に羽化してくれればよいがと心配していましたが、昨日から羽化の予兆が現れていました。
[背番号2008-115]が2008年の日記の最後を飾ってくれました。
2008年10月16日(2) 今年のルリタテハの日記は終わりました
ルリタテハの産卵、ルリタテハの幼虫の採取に大活躍したホトトギスですが、先日から花が咲いています。さすがに卵はありませんし、幼虫も居ません。
このホトトギスは家を建ててから早い時期に誰かが植えたものですから、約20数年前から庭の片隅で頑張っているものです。
昨年までは大事な葉を食い荒らす憎っくき毛虫と思っていたルリタテハの幼虫は粗末な扱いを受け続けてきました。
昨年はユリの残骸で見つけたルリタテハの幼虫が羽化してくれて、今年は数多くのルリタテハを羽化させようと思ってホトトギスを大事に扱ってきました。 その甲斐があって43匹の幼虫の世話をしてきました。
しかし、羽化率は50%未満。 情けない数値ですが、今年の飼育を経験にして、来年もルリタテハの羽化に挑戦したいと思います。
ルリタテハは何処で越冬するのか判りませんが、我が家から飛び立って行った成虫が、来年産卵に来てくれると嬉しいのですが・・・
来年のことを言うと鬼に笑われるらしいですが、来年のことは、2009年の日記で書く予定です。
皆様、今年はお世話さまになりました。来年もお会いしましょう。
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