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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナミアゲハの飼育(29) 相変わらずヤドリバエの被害

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●このページは、前ページからの続きです

2010年10月21日 [背番号2010-068]・・・元気よく食べています

昨夕から橙の葉を食べるようになりました。糞も調子よく出ています。
体長は25m。
頭のほうの黒い斑点が大きくなったのは気になります。
スミマセン。写真を撮るのを忘れました。


10月24日の午後の身体検査では、体長は30mmでした。

2010年10月22日 10月17日の車庫の柱の蛹ですが・・・

10月17日に発見した車庫の柱の蛹ですが、ヤドリバエに寄生された時のような状態ですから、背中に掛かった糸を切って確認してみました。
ヤドリバエのようなものが出てきた穴があいていました。

P20101022-P1080940-2P20101022-P1080943-2


車庫の柱の蛹の残骸の処分を終わった後で橙の木を見たら、根本付近に穴が開いた蛹の残骸が付いていました。
これもヤドリバエの仕業ではないかと思います。

P20101022-P1080945-2

2010年10月23日 終齢幼虫の比較

今日は、ナガサキアゲハ、ナミアゲハ、アオスジアゲハを並べてみました。
今日は、大きさ(体長)を測れませんでしたので、各々の日記ページをご覧になってください。


[背番号2010-E04]・・・ナガサキアゲハ
[背番号2010-068]・・・ナミアゲハ

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[背番号2010-E03]・・・アオスジアゲハ
[背番号2010-068]・・・ナミアゲハ

P20101023-P1080949-2


[背番号2010-E03]・・・アオスジアゲハ
[背番号2010-E04]・・・ナガサキアゲハ

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2010年10月23日現在の幼虫専用の高級マンションです。1匹1室のVIP扱いです。
写真は屋外で撮りましたが、室内に置いています。

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2010年10月26日 [背番号2010-068]が前蛹

怪しい黒い斑点がある[背番号2010-068]が前蛹になりました。
ヤドリバエのウジなどが出てこなければよいのですが。

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2010年10月27日 庭で前蛹を発見・・・[背番号2010-071]

今日は庭の植木鉢の整理をしましたが、植木鉢に前蛹が垂れ下がっているのに気が付きました。
背中に掛けた糸はなく、尻尾を引っ掛けた糸で吊り下がっていました。
多分、植木鉢を動かした時に背中の糸が外れたのではないかと思いますが、鉢に挟まって潰れなかったのが不幸中の幸いでした。

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今日は非常に冷え込んで12月の気温。
死んではいないと思いますので、[背番号2010-071]で登録し、タッパーにティッシュペーパーを敷いて、その上に寝かせて室内へ持ち込みました。

P20101027-P1080981-2

2010年10月27日(2) [背番号2010-068]が蛹

夕方遅く[背番号2010-068]が蛹になりました。
蛹の外観では異常は感じられないのですが、暫くしないとわかりませんね。

P20101027-P1080982-2

2010年10月28日 [背番号2010-071]が蛹

朝一番に見たらティッシュペーパーの上で無事に蛹になっていました。

P20101028-P1080984-2

2010年11月3日 [背番号2010-068][背番号2010-071]は死亡

[背番号2010-068]は蛹の色が黄土色=ヤドリバエに寄生されて腐った色になり、尻尾のクビレも弾力性がなくなりました。

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[背番号2010-071]は蛹に穴が開いて、ティッシュの上に、小豆粒=ヤドリバエの蛹が転がっていました。

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[背番号2010-068][背番号2010-071]は死亡届を提出して、処分しておきました。

2010年11月3日 2010年のナミアゲハの日記は終わりました

[背番号2010-068]と[背番号2010-071]が蛹で越冬してくれないかと期待していたのですが、憎っきヤドリバエに寄生されていました。
今年のナミアゲハは自然に任せた状態でしたので、詳しいことは書いていませんが、2010年のナミアゲハの日記は終わることにします。

お知らせ

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