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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(42) 栄養価満点のアシタバ(明日葉)を食べる幼虫

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キアゲハの飼育(42) 栄養価満点のアシタバ(明日葉)を食べる幼虫


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アゲハなどの幼虫を飼育してから何年か経ちましたが、幼虫の食草である柑橘類なども害虫(柑橘類の農家の方にとってはアゲハの幼虫も害虫でしょうが・・・)だらけの状況です。
一番大きな、30年は超えたと思う橙の木も、年々弱っていくような気がしますので、今年は、庭に植えてある柑橘類の木は徹底的に害虫退治をすることにしました。
少し強めの殺虫剤を散布することになると思いますが、狭い庭ですから、殺虫剤は柑橘類の木だけではなく、周りのスミレ、ビオラ、パセリなどにも飛散し、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハだけでなく、キアゲハ、ツマグロヒョウモンなどへも影響が及ぶと思います。
但し、鉢植えのクスノキだけは殺虫剤散布をしませんので、今年(2011年)は、アオスジアゲハの幼虫飼育だけにとどめて、その他は、自然の状態で見ただけの日記にすることにします(する予定です)。

2011年8月11日 第1号が前蛹

籐丸籠の中の第1号第2号の様子を見ようと、持ち上げてみたら、第1号が前蛹になっていました。
背中に掛けた糸(赤矢印)はハッキリと見えています。
今年のキアゲハの前蛹の第1号ですが、気になるのは、皮が黒っぽいことです。
蛹化に失敗して、このまま死んでしまうかもしれません。

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2011年8月11日(2) パセリからアシタバ(明日葉)への引越し大作戦

庭の僅かばかりのパセリも残り少なくなりました。
このパセリには終齢幼虫が3匹いますので、今日中にはなくなることでしょう。

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今年もアシタバ(明日葉)がよく茂っています。
これまで、パセリからアシタバ(明日葉)への引越しで成功したのは、終齢幼虫だけです。
しかし、パセリに固執していたら餓死するだけですから、アシタバ(明日葉)をたべてもらうことにしました。
まず最初に、籐丸籠の中の第3号に白羽の矢を射て、テストパイロットとして引っ越してもらいました。
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第3号アシタバ(明日葉)に乗せてから、引越し記念に動画(下に挿入)を撮っていましたら、風が吹いて、地面へドタッと落ちてしまいました。


パセリからアシタバへ強制引越しさせられたキアゲハの幼虫(2011/08/11)


第3号は殆ど動かず様子が判りませんので、もう1匹アシタバ(明日葉)へ追加で乗せました。
幼虫がしがみついているパセリの茎を、セロテープでアシタバ(明日葉)へ貼り付けてあります。
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1時間くらい過ぎてから様子を見ましたら、食べたような形跡が確認できました。
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パセリからアシタバ(明日葉)への引越し大作戦は成功したものだと信じて、セグロアシナガバチの被害防止蛹化時の逃走防止のために、安物のミカンを売る時に入れるネットの袋を被せておきました。
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結局のところ、アシタバ(明日葉)のネットの中には、終齢が4匹住んでいます。
なお、第3号以降の4匹(第6号まで)は、区別がつかなくなりましたので、この呼び方は一旦中止します。

2011年8月12日 4匹とも、アシタバ(明日葉)をバリバリと食べています

ネットが掛かっているので見え難いのですが、縞模様の幼虫が3匹写っています。
齧られた葉脈からは、薄いオレンジ色の液体が出ています。
栄養価は満点。美味しいでしょうね。
そういえば、アシタバ(明日葉)青汁なるもののCMを見ましたが、我が家では、アシタバ(明日葉)はキアゲハの食草です。

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