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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

キアゲハの飼育(42) 栄養価満点のアシタバ(明日葉)を食べる幼虫

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2011年8月13日 ネットの中の4匹は、とにかく食べ続けています

ネットの中の4匹は、アシタバ(明日葉)を食べ続けています。
ネットの中のアシタバ(明日葉)の葉が少なくなったので、他の茎に代えることにしました。

ネットを取り外しました。葉はバリバリに食べられています。
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4匹全てがプリプリと肥って元気。指で掴んで、新しい葉へ引越しさせました。
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引越しが終わった後は、ネットを被せておきました。

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2011年8月14日 怪事件発生・・・第3号

朝食後に庭を歩いていて、キアゲハの幼虫を幽閉しているアシタバの鉢の傍を通ったら、足元にキアゲハの幼虫! 足元を見ていなかったら踏みつけるところでした。
殆ど動きませんし、体も縮んでいるようです。
なにはともあれ救出が第一。

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なぜ庭の地面に居たのかの原因究明は先送りにして、直ちに籐丸籠の中へ連れ込みました。なお、今後の日記の都合上、この幼虫を正規の第3号と呼ぶことにします。

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アシタバを覆っているネットの中を見たら、丸々と肥った終齢が。
その他の2匹は葉に隠れていて撮れませんでした。
ネットの下を見たら、紐の締め方が悪く、口を開いているではありませんか!
ここから逃走したんですね。

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話は第3号に戻します。

今日は夕方まで何度か第3号の様子を確認しましたが、見るたびに鉢の受け皿に落下していました。
その都度、ネットに掴まらせておいたのですが・・・
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今朝の発見は蛹化場所の発見のための逃走中だったのか? アシタバが食べたくなくなったので逃走中だったのか?
どちらでも対応できるように、ケースの中にアシタバの葉をちぎったものと、ティッシュを入れて、ティッシュの上に寝かせておきました。
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2011年8月14日(2) 第1号は死亡宣告

第1号が前蛹になったのは8月11日。まだ前蛹のままです。
体は黒ずんできていますし、体の弾力性はなくなり、背中に掛けた糸でぶら下っている状態です。
前蛹から3日間。一応、死亡宣告します。

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2011年8月15日 第3号の様子です

ケースの壁にくっ付いています。
しかし、背中に糸を掛けた前蛹ではありません。
アシタバは全く齧っていなくて、大きな糞が1つ転がっていました。

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2011年8月15日(2) 第4号・・・アシタバの葉で前蛹に

アシタバ(明日葉)に被せたネットの中を見たら、前蛹らしきものが見えたので、ネットを取り外してみました。

アシタバの葉を壁代わりにして、見事な前蛹になっていました。
この前蛹は第4号と呼びます。
よく見たら、アオムシコバチが前蛹の体を歩いていて、第4号は体をピクピクと動かして追い払おうとしています。
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このままではアオムシコバチの餌食になるので、大急ぎでアシタバの葉を、箸に貼り付けられる大きさに切り取りました。
切り取る時もアオムシコバチ(写真の赤矢印)は離れようとしませんので、私の荒い鼻息で吹き飛ばしました。

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上の写真の赤矢印、アオムシコバチの部分をカットして大きくしました。

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張り巡らした糸を切らないように、前蛹の周りだけ切り取ったアシタバの葉を箸にセロテープで貼り付けました。
この状態なら、箸にくっ付いた前蛹と同じです。
庭にアオムシコバチがウヨウヨと居そうなので、ケースに入れて室内へ置きました。

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2011年8月15日(3) 蛹(第5号)と死骸(第6号

アシタバに被せてあったネットの下のほうに、蛹と死骸があり、ネットを取り外したら、鉢の土の上に転がり出ました。
蛹は第5号と呼ぶことにして、第3号が入っているケースの中のティッシュの上に転がしておきました。
第4号にまつわりついていたアオムシコバチの様子から想像すると、この第5号アオムシコバチに卵を産み付けられている可能性が濃厚です。
なお、死骸(第6号)は埋葬しておきました。

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