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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(12) 越冬幼虫編・越冬した幼虫が無事に羽化しました

●このページは、前ページからの続きです

2009年4月13日(4) [背番号2009-014]が脱皮して蛹に

今晩から雨が降るらしいし、風も少し強いらしいので、夕食後に庭の鉢の整理整頓に出ました。
ツマグロヒョウモンの越冬場を見たら、[背番号2009-014]が脱皮の真っ最中。トゲの付いた皮を半分くらい脱いでいましたので慌ててカメラを取りに室内へ。カメラの置き場所が悪くて、カメラを探すのに手間取りましたが、とにかく写真を撮って、動画に切り替えて撮りました。
殆ど脱ぎ終わっていましたが、最後に尻尾の所をかわして、脱いだ皮が下に落ちるところまで撮りました。薄暗かったので見えにくいですが、動画もご覧下さい。(体を大きく動かしていますが、尻尾が外れて落ちてしまわないかと、ヒヤヒヤして見ていました。)
P20090413-P1090945-2


脱皮の終盤:ツマグロヒョウモンの蛹化 2009/04/13

2009年4月15日 [背番号2009-015]が前蛹で垂れ下がりました

[背番号2009-015]が前蛹で垂れ下がりました。
残っている越冬幼虫は1匹だけになりました。
P20090415-P1090950-2

2009年4月15日(2) [背番号2009-014]を引越し

パンジーの鉢の縁で蛹になった[背番号2009-014]を引越ししました。
しかし、尻尾の糸を剥がすのに失敗して、尻尾のカギから外れたため、木綿糸を接着剤で取り付けました。写真は、糸の補修作業中です。
P20090415-P1090953-2

2009年4月16日 [背番号2009-015]が蛹になりました

[背番号2009-015]が蛹になりました。脱いだ皮がネットに引っ掛かっています。
残った幼虫は、1匹になりました。あと一息で全てが蛹です。
P20090416-P1090961-2

2009年4月16日(2) [背番号2009-016]が奇妙な行動

朝、[背番号2009-015]の様子を確認しに行ったら、最後に残った1匹の越冬幼虫が奇妙な動きをしていました。
その時には、頭を上に向けて首振りをしていましたが、しばらくしてから見たら、頭を下に向けて首振り。前蛹になるための糸張りかと思ったのですが、まだ体も少し小さいし違うらしい?
糸張りではないと勝手に結論を出し、食草であるパンジーの葉の上に載せておきました。
夕方見たら、パンジーの葉の裏に掴まっていました。
なお、最後に残った1匹の越冬幼虫は[背番号2009-016]にしました。


怪しくて奇妙な行動:ツマグロヒョウモン 2009/04/15

2009年4月16日(3) 越冬していた蛹が壊れてしまいました・・・中はミイラ

[背番号2009-015]の蛹の姿を写真に撮ろうと思って、パンジーに被せてあるネットを取り除いたら、パンジーの葉の上に蛹が一つ。尻尾の所から千切れています。
P20090416-P1090960-2


蛹の中味は乾燥して縮まり、ミイラ状態。
何時でしたか?太陽の光が当たった時に透けて見えた蛹だったのかもしれません。
蛹で越冬したものは何の音沙汰もありませんので、全員がミイラかもしれませんねえ?
P20090416-P1090959-2
越冬している蛹は、どれがどれだか判らなくなりましたので、[背番号2008-122]として背番号一覧表に死亡を記録しておきます。

2009年4月19日 [背番号2009-005]が羽化していました

今日は天気が良いので、錦帯橋そばの吉香公園へツツジの写真を撮りに行きました。公園に到着したら、「吉香牡丹園」の案内の立て看板が立ててあるんですよね。例年の牡丹の時期からすると、開花には20日くらい早いがと不審に思いながら「吉香牡丹園」に入ってみたら、なんと牡丹は末期症状! 異常気象のために、花が全般的に1ケ月くらい早く開花していると話しておられました。 しかし、ツツジは未だでした。 この異常は、蝶の世界には影響しないのでしょうか?


帰ってきてから庭を見ていたら、オレンジ色の蝶がヒラヒラと舞い上がりました。ツマグロヒョウモンが飛んでくるようになったんだなと思ったんですが、夕方、鉢へ散水しに出てみたら、[背番号2009-005]の蛹が空っぽになっていました。
ヒラヒラと舞い上がったのは、[背番号2009-005]だったんですね。
P20090419-P1100051-2

2009年4月19日(2) [背番号2009-016]がパンジーの葉に垂れ下がりました

4月16日に奇妙な行動をしていた[背番号2009-016]ですが、その後、パンジーの葉を齧った痕はなく、体も大きくならないような気がしています。今朝も確認したのですが、パンジーの葉の裏に隠れて動きませんでした。
夕方、再度確認したら、パンジーの葉の裏に尻をくっつけて、前蛹になっていました。
今まで見たことがないような小さな前蛹ですが、小さな蛹になるのでしょうかね?
P20090419-P1100054-2


[背番号2009-016]が前蛹になったので、管理していた越冬幼虫は全て食べ終わりました。
しかし、越冬幼虫の羽化はこれからです。

お知らせ

越冬幼虫編の続きの日記は次ページへ書くことにします。

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ツマグロヒョウモンの飼育(11) 越冬幼虫編・ツマグロヒョウモンは幼虫で越冬します
昆虫館の館長 ツマグロヒョウモンの飼育(11):2月の庭で、越冬中のツマグロヒョウモンの幼虫を捕まえました。3月には、幼虫は越冬から目覚め、パンジーの葉をバリバリと食べていました。 の表示は2009年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧をご覧下さい...
ツマグロヒョウモンの飼育(13) 越冬幼虫編・寒さに耐え抜いて越冬した幼虫が羽化しています
昆虫館の館長 ツマグロヒョウモンの飼育(13):ツマグロヒョウモンの越冬した幼虫は、その殆どが羽化しました。ツマグロヒョウモンは幼虫で越冬することも納得できました。皆さん、何でも自分でやってみることですよ。 の表示は2009年・幼虫・前蛹・...