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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(16) 幼虫がハエトリグサ(食虫植物)に捕まってしまいました

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●このページは、前ページからの続きです

2009年9月13日(3) ハエトリグサに捕らえられた幼虫のその後

ハエトリグサが葉を開きました。幼虫の体の中は吸い取られたのでしょうね。
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2009年9月14日 大飢饉まっただなかのツマグロヒョウモンの幼虫

我が家で唯一の食草であるスミレを食べ尽くし、大飢饉真っ只中のツマグロヒョウモンの幼虫ですが、全くと言えるほど姿を見ることが出来なくなりました。
おかげで、スミレの緑の葉が少し出てきた鉢があります。
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それを知ってか、知らないままなのか、幼虫が1匹、芝生を歩いていました。
歩き回るだけではスミレに出会うことは至難の業。
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歩き疲れてヘトヘト状態でしたので、緑の葉が少しだけ出てきたスミレの葉に乗せてやりましたが、乗せたとたんに食べる、食べる、食べる。
物凄い勢いで食べ始めました。
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大飢饉を耐え抜くツマグロヒョウモン(2009/09/14)

2009年9月16日 [背番号2009-228]・・・羽化失敗

先日からの早起きと、米軍岩国基地の戦闘機の大騒ぎの轟音で寝不足気味。
今日は昼食後、1時間くらい昼寝をしていました。


14時30分に目が覚めて、橙の葉を取りに行こうと思って蛹置き場の傍を通ったら、オバケのような蝶がツマグロヒョウモンの蛹の所に垂れ下がっているではありませんか。
そっと近づいてみたら、翅が異常なツマグロヒョウモン。[背番号2009-228]が羽化していましたが、翅はなんとか殻から出たものの、体から尻尾までが殻から出ていません。羽化が始まってから、だいぶ時間は経っているようです。
足を動かして苦しんでいますので、ピンセットで殻を剥ぎ取ろうとしたのですが、体の部分と殻がくっ付いていて、抜け出ません。
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体の部分の殻をピンセットで掴んで、思い切り引っ張ったら、尻尾の部分から殻がチョン切れて、尻尾が出てきました。尻尾には異常がありませんでした。
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2009年9月18日 [背番号2009-223]・・・死亡宣告、 [背番号2009-226][背番号2009-227][背番号2009-229]も死亡宣告

9月4日に蛹化の[背番号2009-193]、9月5日に蛹化の[背番号2009-226][背番号2009-227][背番号2009-229]ですが、今日は蛹化から14日と13日が経過。

蛹は生きているかなと触っていたら、[背番号2009-193]は、尻尾の途中から殻がチョン切れてしまいました。尻尾の先がチョコッと見えるだけ。尻尾の部分の半分は空洞になっていました。

その他の[背番号2009-226][背番号2009-227][背番号2009-229]は、夕陽に光で透かしてみたら、空洞が確認されましたし、触っても全く反応がないので死亡と判定しました。

蛹化の頃は、アオムシコバチの大群が発生していましたので、アオムシコバチの被害に間違いなし。庭で無防備での蛹化は無理があったようです。

2009年9月25日 スミレが少し復活し、幼虫の姿が見れるようになりました

スミレが少しずつですが復活してきています。幼虫も、数は少ないですが見ることが出来るようになりました。
パンジーが園芸店に並び始めましたが、高価なものばかりですので、越冬幼虫用として買うには早過ぎます。
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2009年10月3日 自由翻弄のツマグロヒョウモンの幼虫

前回、9月25日にご覧頂きましたスミレの鉢は、再び丸坊主になりました。

スミレにくっ付いて前蛹になったのもいますし、鉢の縁には、いくつかの蛹が垂れ下がっています。
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今日は、園芸店の新聞折り込み広告が入っていたので行ってみました。
パンジー、ビオラがドッサリと入荷していましたが、まだ値段が高いですね。
もう少ししたら激安スーパーの店頭に1本39円の苗が並ぶと思いますので待つことにします。

2009年10月6日 大惨事・・・三りんぼう・・・交通事故です

「猛烈な台風18号」から少し弱まったとはいえ「非常に強い台風18号」が迫ってきています。今回は南東側を通過しそうなので潮風で庭木がダメになることは無いとは思いますが、強風で、庭の物が吹き飛ばされる恐れがあるため、早目に裏の物置に運ぶことにしました。
最初は、幼虫の次に大事な食虫植物。鉢を綺麗に洗って、受け皿に並べ終わって足元を見たら、ツマグロヒョウモンの幼虫がグシャッ! 巨大なダンプカーのような足に踏まれているではありませんか! 交通事故発生!
事故現場は食虫植物の前ですから、私が踏みつけたのですね。
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続いてアレコレと台風対策をして、事故現場を見たら、幼虫の屍骸が見当たりません。再び踏んづけてしまったのかと思って履物の裏を見ましたが付いていません。
どこへ行ったのかなと思いながら歩いていたら、2mくらい離れた所に、見るも哀れな屍骸が・・・
ここは、野ボタンの鉢が台風対策のために置いてありましたので、我が家の花担当の住人の履物の裏にくっ付いて来たのですよ。
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2009年10月6日(2) 幼虫が歩き回っています

交通事故死の屍骸の近くを1匹の幼虫が歩いていました。
スミレの鉢は殆ど丸坊主状態。少しでも緑色の葉が見える鉢へ投げ込んでおきました。
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このプランターのスミレは食べ尽くされています。
幼虫は、プランターの縁を歩いていましたので、これも、少しでも緑色の葉が見える鉢へ投げ込んでおきました。
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10月3日の前蛹は、既に蛹になっています。蛹は羽化してしまっていて、空になっていました。
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2009年10月10日 球根を植えている手に幼虫が!

庭へ、来年の春用の球根の植え付けをしました。
球根を植えつけている途中で、左手の甲がコチョコチョするので何だろうかと見たら、なんと、ツマグロヒョウモンの幼虫が掴まっているではありませんか!
スミレは丸坊主。食べられそうなものは何もなし。
庭の主への直訴だろうとは察しがついたのですが、どうすることもできません。
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2009年10月16日 大飢饉のため、食草探しで歩き回る幼虫

庭のスミレは食べ尽くされて丸坊主。パンジーやビオラの苗は安売りがないので未だ買っていません。パンジーやビオラも、ツマグロヒョウモンの食草目的で買うとなると、1本39円で激安スーパーの店頭に並ぶのを待っています。このような状況のなかで、庭には何匹かのツマグロヒョウモンの幼虫が生き抜いていて、庭を歩き回っています。
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大飢饉到来で食草探しに忙しいツマグロヒョウモンの幼虫(2009/10/16)

2009年11月1日 今年の日記は終わります

今年は越冬幼虫から始めた日記ですが、平成の大飢饉以降、幼虫の姿が見えなくなりました。
もう少ししたら39円のビオラの苗が激安スーパーの店頭に並ぶと思いますので、小さなプランター6個分=36本植えて、来春の食草用としたいと思います。
なお、来春も、2010年の日記として新しく書く予定です。
それでは皆様、来春お目にかかれることを楽しみにしています。

お知らせ

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ツマグロヒョウモンの飼育(15) 幼虫を襲撃する獰猛なセグロアシナガバチを退治・カマキリに襲われた
昆虫館の館長 ツマグロヒョウモンの飼育(15):幼虫の居場所を知ると全滅するまで何度でも襲撃してくるセグロアシナガバチ。執念でもってセグロアシナガバチを退治しました。今年は動画を撮っていますので、「羽化」や「交尾」の動画も公開しています。 ...
ツマグロヒョウモンの飼育(17) アオムシコバチに卵を産み付けられる蛹
昆虫館館長 ツマグロヒョウモンの飼育(17):今年のツマグロヒョウモンの幼虫は、ケースなどへは取り込まず、庭で自然のままで自力、自己責任で育ってもらっています。蛹になる場所もツマグロヒョウモンの思うまま。アオムシコバチの犠牲にもなっています...