008-69]が蛹になりましたが・・・怪しい黒い影?
朝の回診で蛹になっていました。
けがれのない澄み切った蛹です。
しかし・・・夕方見たら、怪しい黒い影。
[背番号2008-69]も、変な物を拾い食いしたのではないでしょうね?
2008年10月15日 [背番号2008-69]・・・ご臨終です
夕方見たら尻尾のクビレが強くなってきたのと、色が黄土色がかってきたので尻尾の部分を曲げてみました。
10月7日に[背番号2008-67]の蛹を壊したので、今回は一段と力を弱めましたよ。
写真の方向に曲げたら、曲がったままで元に戻りません。不思議なことに、反対側に曲げようとしたら抵抗があり、パッと元に戻ります。蛹の中で悪の枢軸=ヤドリバエの幼虫が無駄な抵抗をしているのでしょうね。
2008年10月16日 [背番号2008-69]・・・悪の枢軸が活動しています
蛹の中で、白い梟の目にようなヤドリバエの幼虫の尻が動いているのが透けて見えます。
明るくなったら背中の糸を切って、隔離することにします。
綺麗な蛹でなくて申し訳ございません。
背中の糸を切って、明るい屋外で撮りました。
明るいためか、黄土色が判り難いですね。
この[背番号2008-69]もヤドリバエ監視部屋へ隔離しました。
左側の小豆粒は[背番号2008-65]から出てきた2個と、[背番号2008-67]から出てきた1個です。
さて、この[背番号2008-69]から何匹でてくるのでしょうか?
2008年10月16日(2) ヤドリバエについての疑問
[疑問1]
ヤドリバエの幼虫ですが、寄生先の幼虫が蛹になって何日かしたら出てきます。
前回の[背番号2008-67]のアオスジアゲハでは、10月4日に蛹化。10月9日にヤドリバエの幼虫がお出まし。10月4日から5日目です。
この5日間でヤドリバエが孵化してからあの大きさまで成長するとは信じられないのですが、寄生先が幼虫の時から大きくなっているのでしょうかね?
そうであれば、蛹化前の幼虫は体の中を食べられてしまって、蛹化できる機能は失われてしまい、蛹化できずに死んでしまうのではないでしょうか?
また、大きなヤドリバエの幼虫がゴソゴソしたら、寄生先の幼虫の体の一部には奇妙な動きが見えるでしょうし、寄生先が前蛹になった時も、前蛹がヒョコヒョコと奇妙な動きをしてもよいのではないかと思います。
このような疑問を持ったのは、今朝、[背番号2008-69]の蛹の中でヤドリバエの幼虫のが動いていたのを見てからです。10月14日に蛹化して、2日後にはヤドリバエの幼虫が動き回っていますし、透けて見える部分からの想像ですが、結構大きくなっていると思えます。
[疑問2]
[背番号2008-69]ですが、朝見た時は綺麗な蛹だなあと思ったのですが、夕方には黒い影(模様)が3つ現れました。寄生先が蛹化したのを何らかの方法で察知してヤドリバエの幼虫が活動を開始、蛹の中を食べ始めたのでしょうか? それならば、それまでは何を食べて生きていたのでしょうか? まさか、寄生先が蛹化した何らかの合図で、ヤドリバエが孵化した・・・こんなことはないですよね?
[疑問への回答]
掲示板へおイモさんから 寄生!寄生!また寄生!の投稿を頂いています。「ヤドリバエについてのビデオ講座」をご覧下さい。
2008年10月18日 [背番号2008-69]からヤドリバエのウジが3匹
今日は1日中留守にしていました。
夜、帰ってきてからヤドリバエ収容所を見たら、小豆粒が4つに増えているではありませんか。
1つだけ出てきたのかなと思ったら、ティッシュの中から更に2つ。
[背番号2008-69]には3匹も潜んでいたんですね。
2008年10月19日 [背番号2008-66]が羽化していました。が・・・
アオスジアゲハの第一号が羽化しました! しかし、羽化の日が最悪でした。
羽化したのは昨日(18日)。 昨日は激安バスツアーでスタジオジブリの最新作「崖の上のポニョ」の舞台として注目を浴びている広島県の鞆の浦と、崖の上に建つ阿伏兎観音へ魚料理を食べに行き、夜帰ってきました。
恒例の朝の回診。 [背番号2008-66]は蛻(もぬけ)の殻になっていました。昨日の留守の間に、誰にも気兼ねせずにお出ましになったんですよ。
留守の間に羽化されたんでは祝賀会も出来ませんでしたし、記念写真も撮れませんでした。
まあ、昨日は美味しい魚で一杯やってきましたので、祝賀会の代わりとします。
まだアオスジアゲハの幼虫は4匹いますので、楽しみは残っています。
2008年10月19日(2) [背番号2008-119][背番号2008-120]が前蛹の支度
本日現在、アオスジアゲハの幼虫は4匹います。
そのうち2匹は透けてきて、今日の午後には腹の中を空にして、歩き回ったあげく位置を決めて休憩中です。
今17時ですが、写真の左の幼虫は下向き、中央の幼虫は頭を左右に動かしています。前蛹になる支度中ですね。
これらの3匹は[背番号2008-119][背番号2008-120][背番号2008-121]の番号を予約しました。前蛹になった順に番号を確定します。
なお、残り4匹中の1匹は[背番号2008-SP2]で、アオスジアゲハ特別室で生活しています。
18時30分に確認したら、中央の幼虫が下向きになっていました。
これは尻尾を引っ掛ける糸張りですね。
18時50分。
右側にいた幼虫は一番左に移動していました。
従って、中央にいた幼虫は一番右で背中に掛ける糸作りです。
ここで、3匹の背番号を確定します。右から順に[背番号2008-119][背番号2008-120][背番号2008-121]。
[背番号2008-119]
19時10分。
イナバウア!・・・ではありません。
糸を吐き出しながら首を左右に振り、背中に掛ける糸を少しずつ太くしています。
周りに張り巡らせた糸もご覧下さい。もの凄い量の糸ですよ。
明日の朝は2匹の前蛹が見られることでしょう。
2008年10月20日 [背番号2008-119][背番号2008-120]が前蛹
[背番号2008-119]と[背番号2008-120]が前蛹になりました。
ところで一つ気になることがあります。
一番右側の[背番号2008-119]ですが、右側面に煤けたような汚れがあります。昨日のイナバウアの写真ならよく判ります。
この汚れは昨日の朝気づいたのですが、糞で汚れたのかなあと思っています。深刻なものかどうかは、蛹になってからですね。
2008年10月20日(2) [背番号2008-68]・・・まだ生きていますよ!
一旦はヤドリバエにやられたと思って棺桶に入れ、その後、生きていることが判ってポケットの中で日向ぼっこをしている[背番号2008-68]ですが、ポケットから出して尻尾に触ってみたら反応があります。
写真では判り難いのですが、背中に幅1.5mmくらいの帯が透けて見えていますし、腹の方には模様が現れ始めました。皮の黒い所の奥には何も潜んではいないと思われます。
今から先は、室内保育に切り替えます。