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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

アオスジアゲハ と ヤドリバエ ・ 寄生バエ(特集号) アオスジアゲハの飼育日記から抜粋 + 日記にない情報

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●このページは、前ページからの続きです

2008年10月4日 またまた不審な黒い影[背番号2008-67][背番号2008-68]

[背番号2008-67][背番号2008-68]が蛹になりましたが不吉な予感がします。


[背番号2008-67]
ただの黒ではなく何か潜んでいるような感じがします。

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[背番号2008-68]
黒い煙幕を張って、何者かが隠れているように思えます。

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蛇が出てくるか、大蛇が出てくるか、それとも羽衣をまとった天女様かは判りませんが、もう少し様子を見ることにします。

2008年10月5日 今朝の蛹の状態

ただいま、[背番号2008-66][背番号2008-67][背番号2008-68]が蛹で頑張っています。


[背番号2008-66]
蛹の肌は綺麗ですから、見事なアオスジの羽衣を見せてくれそうです。

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[背番号2008-67]
皮に傷が付いたような感じではありますが、表面ではありません。黒い中に、何かが潜んでいるようにも思えます。

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[背番号2008-68]・・・[背番号2008-65]と同じような感じがします。

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簡単ですが本日の状況は以上の通りです。変化があり次第、報告することにします。

2008年10月7日  [背番号2008-67]の蛹が壊れてしまいました

何か気になる[背番号2008-67]の黒い色。内側に何か潜んでいるに違いないと確信して背中の糸を切って取り外すことにしました。(右側の写真は患部を抜き出したものです。)

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糸を切る前に死んでいるか否かの簡単チェックをしてみました。
尻尾を軽く曲げてみました。全く抵抗することはなく、曲がったまま元に戻りません。反対側に曲げても同じことでした。

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田舎村写真館
田舎村写真館

この写真はゲテモノ好き以外の方は注視しないで下さい。

これは死んでいると判定して糸を切って、黒い箇所に目を近づけて見たり、蛹の周囲を見回しているうちに指に何かが・・・
蛹の胴と尻尾の付け根のクビレた所から黄緑色の粘い液体が・・・
黄緑色と言うことは死んでいなかったのかもしれないと後悔しましたが後の祭り。しかし、軽く曲げたくらいで避ける皮は何らかの異常が発生しているのでしょうね。

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もし生きていたのなら私は殺虫罪で逮捕されるかもしれませんので証拠は残したくないのですが、何かが潜んでいるのなら正体を見たいものです。小さなタッパーへティッシュを敷いて寝かせておきました。

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2008年10月8日 [背番号2008-68]が怪しくなりました

薄っすらと黒っぽかったのですが、変化が現れました。
この写真は光線の加減で見え難いので、明日の様子を見て、糸を切るか否かを決めます。

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2008年10月9日 またヤドリバエのウジが現れました・・・[背番号2008-67]

怪しい影が見える[背番号2008-67]ですが、今朝3時半に見た時に蛹の色が変わっていたので、明るくなってから写真を撮っておこうと思って7時に見たら・・・白い恋人ならぬ、白い悪の枢軸が1匹這っていました。ティッシュに約2cmの這った跡が残っていましたので出てきたばかりです。
夕方まで待ちましたが、この1匹だけのようです。10月7日に蛹が壊れたのはヤドリバエに責任があり、私は無罪放免です。
(写真の黒い丸は孔ではありません。悪の枢軸が出てきたのは黒い丸の反対側、10月7日に破れた所です。)

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2008年10月9日(2) [背番号2008-68]を隔離しました

[背番号2008-68]も妖気が漂う怪しい色になってきたので、ケースに張り巡らせた糸を外して、[67]が入っているタッパーへ隔離しました。

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本来はアオスジアゲハの幼虫の飼育日記ですが、栄養豊富な餌を食べて丸々と太るヤドリバエの幼虫の飼育日記になりそうです。
しかし、これも蝶の幼虫の飼育には欠かせない大事なことであり、自分の勉強になると思いますので、ハエになるまで見届けます。

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2008年10月12日 [背番号2008-68]・・・まだ生きています!

10月9日に隔離した [背番号2008-68]の蛹ですが、蛹の中から何かが出ていないかと確認してみましたが、[背番号2008-67]から出てきたヤドリバエの黒い種が1個だけ。[背番号2008-68]からは何も出てきていません。同じ日の蛹化ながら何故出てこないのかなと思いながら、もう少し待ってみようと、蛹の位置を変えようとピンセットで頭の方の突き出た所を掴んだら、尻尾を振って大暴れ。色も変わり死んでしまったと思っていた[背番号2008-68]は、まだ生きていました!

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今後、何が出てくるかは判りませんが、まだ生きていると言う事は羽化の可能性もあると期待して、使い回しのポケットへ入れておきました。

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なお、[背番号2008-67]は生き返ることもないので捨てました。

2008年10月14日 [背番号2008-69]が蛹になりましたが・・・怪しい黒い影?

朝の回診で蛹になっていました。
けがれのない澄み切った蛹です。

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しかし・・・夕方見たら、怪しい黒い影。
[背番号2008-69]も、変な物を拾い食いしたのではないでしょうね?

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2008年10月15日 [背番号2008-69]・・・ご臨終です

夕方見たら尻尾のクビレが強くなってきたのと、色が黄土色がかってきたので尻尾の部分を曲げてみました。
10月7日に[背番号2008-67]の蛹を壊したので、今回は一段と力を弱めましたよ。
写真の方向に曲げたら、曲がったままで元に戻りません。不思議なことに、反対側に曲げようとしたら抵抗があり、パッと元に戻ります。蛹の中で悪の枢軸=ヤドリバエの幼虫が無駄な抵抗をしているのでしょうね。

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2008年10月16日 [背番号2008-69]・・・悪の枢軸が活動しています

蛹の中で、白い梟の目にようなヤドリバエの幼虫の尻が動いているのが透けて見えます。
明るくなったら背中の糸を切って、隔離することにします。

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綺麗な蛹でなくて申し訳ございません。
背中の糸を切って、明るい屋外で撮りました。
明るいためか、黄土色が判り難いですね。

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この[背番号2008-69]もヤドリバエ監視部屋へ隔離しました。
左側の小豆粒は[背番号2008-65]から出てきた2個と、[背番号2008-67]から出てきた1個です。
さて、この[背番号2008-69]から何匹でてくるのでしょうか?

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