ツマグロヒョウモンの飼育(9) 尻尾を引っ掛けて、頭を下に垂らした垂蛹

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2008年8月29日 お手上げ?・・・実は、手抜きです

ツマグロヒョウモン住民登録基本台帳

昨日までは新聞の折込チラシの裏を利用して飼育箱の蓋の裏にくっ付いた前蛹と蛹の番号をチェックしながら、個別の前蛹と蛹の写真を撮っていましたが、20cm X 14cmの小さな飼育箱の蓋に所狭しと垂れ下がっていては個別の写真を撮ることは不可能になりました。(不可能は表向き。真実は、頭の中が混線しています。)

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今日からは、このメモ用紙を基に、2008年・幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧のページで前蛹になった日、蛹になった日、羽化した日をお知らせすることにします。
なお、全般的なことに関する写真は撮影してご覧頂くことにします。

2008年8月29日(2) 蛹化(脱皮中)と前蛹直前

数多く飼育していると様々な場面に遭遇するチャンスが増えます。


昼前にツマグロヒョウモンの飼育箱の蓋を開けたら、皮を脱いだばかりの蛹が見えました。蓋を持ち上げて見たら尻の方の一部分は皮が残っていて、あと少しで脱皮完了の状態。
蓋を左手に持ったまま、部屋へカメラを取り行き1枚パチリ。
そのあと動画に切り替えて撮りましたが、皮は全て脱ぎ終わっていて尻の所に付いている皮を落とそうとしている真っ最中。
飼育箱の蓋を持った左手と、カメラを持った右手の震えが同期していましたので何とか動画も撮れました。しかし、途中でバッテリー切れ。脱いだ皮がふるい落とされるところは撮れませんでした。

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午後、別の前蛹が脱皮していました。
こんどは脱いだ皮がポトッと落ちるところが撮れています。

昼前と午後に撮った動画の中から脱皮の終わる頃の動画を2つですが、掲示板を利用して頂いている皆さんへ期間限定で公開しています。(期間は8月30日まで)

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脱皮の動画を撮った後、他に何か面白そうな事はないかなと飼育箱の蓋を点検していたら、奇妙な姿の幼虫をみつけました。
尻(黄色い矢印)と1対の足(赤色の矢印)だけを蓋にくっ付けて、他の足は蓋から離れて浮き上がっています。
この姿は前蛹で頭を下にして垂れ下がる直前だなと思って写真を1枚(この写真です)。
赤い矢印の足を外したらダラリと垂れ下がるはず。この状態からダラリと垂れ下がる時を動画に撮れたら最高傑作。 ヨシ!撮ってみよう。 と思ったのですが、撮影開始のシャッターを押すタイミングを見極めているうちに足を離してしまいました。足を離したら見慣れた前蛹です。
結局は動画として記録に残すことは出来ませんでしたが、腐りかけた脳味噌の中には記録しておきました。
ツマグロヒョウモンを飼育されている皆様、この写真のような状態に気付いたらダラリの瞬間を見ることができますよ。但し、暇を持て余したうえ、時間が好き勝手に浪費できなければなりませんが・・・

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腰をクネクネ・ツマグロヒョウモンの蛹化(1)2008/08/29


トゲトゲの皮を脱ぐのも一苦労・ツマグロヒョウモンの蛹化(2)2008/08/29


ツマグロヒョウモンの前蛹と歩き回る幼虫 2008/08/29

2008年8月30日 全員が整列するまでもう一息です

ただいま17匹が垂れ下がっています。
なにしろ狭い所ですから空き地探しに苦労します。前蛹になる時、足を離したと思ったらお隣さんの蛹にドシーンと正面衝突。こんなことで笑われたくありません。この大きさ(20cm X 14cm)なら10匹くらいなら余裕でしょうが、ツマグロヒョウモンは歩き回りますので運動場のような広さが必要ですよ。

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前蛹まで残っているのは2匹になりました。
今日か明日には19匹の全てがダラリと垂れ下がりますよ。

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2008年8月30日(2) 墜落事故発生・・・[背番号2008-52]

あと2匹が垂れ下がったら飼育箱が空くのでルリタテハの幼虫を入れようと待っています。
昼過ぎに様子を見たら、割り箸には1匹しかいなくて、1匹は蓋を這い回っていました。
スミレもあまり減っていないので糞の掃除をして、綺麗な所で前蛹になってもらおうかと飼育箱の底を見たら、蛹がコ゜ロンと転がっているではありませんか!


ツマグロヒョウモン住民登録基本台帳と付き合わせてみたら、今朝以降に蛹になった[背番号2008-52]です。周りは糞だらけですから早く引き上げて乾いた所へ寝かせてやりたいと思ったのですが、蛹になって間もないため、何しろ軟らか過ぎて掴み所がありません。
飼育箱へ水を注いだら蛹がプカプカと浮かびましたので、糞やスミレの食べ残しとともに掌に受け取りました。

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尻尾から吊り下がっていないので形は歪んでいます。しかし、直ちに尻に細工をして吊り下げることは出来ないため、蛹が固くなるまで転げていてもらうことにしました。
脱皮の最後で体を振りすぎて墜落してしまったのか? 幼虫が所構わず歩き回ったために大暴れして墜落したのか? どちらかは判りませんが、蛹の墜落事故が発生してしまいました。

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蛹が固くなり、暴れなくなったら糸を使用して吊り下げることにします。
墜落した蛹の吊り下げは参考になると思いますので、その時は詳しく日記に書くことにします。

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2008年8月30日(3) ツマグロヒョウモン羽化用の櫓

2008年度版のツマグロヒョウモン羽化監視櫓を製作中です。
骨組みは100円ショップの植木鉢を置くスタンド。このスタンドは、昨年は袋状になったネットを被せて、幼虫が掴まっているパセリの鉢の上から被せて逃走防止用(藤丸籠[とうまるかご]と呼んでいました)に使っていたものです。
上の飼育箱の蓋は仮置きですが、飼育箱の中の幼虫の全てが垂れ下がったら骨組みに固定します。

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2008年8月30日(4) 嫌な予感+行方不明・・・[背番号2008-55]

残りの2匹の様子を見ようと思って飼育箱の蓋を開けたら、頭が垂れ下がり気味の前蛹が見えました。ひょっとすると轆轤首(ロクロクビ)のように長ーーく伸びるのかなと思いながら体を見たら、8対の足の上側(尻尾側)も下側(頭側)も力なく弛んだように見えるし、足の下側(頭側)の2節分の肌の側面だけが艶が無くなっています。
肌の側面の一部の艶が無くなっている幼虫は見覚えがあります。8月28日、[背番号2008-40]に黒っぽい液体が付いていた時、他の幼虫がイタズラをしたのかなと疑って調べていたら見ました。その幼虫は、国外退去処分のグループに入れたつもりでしたが、居座っていたようですね。

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夜、メモ用紙のツマグロヒョウモン住民登録基本台帳と、パソコンのデータ幼虫・前蛹・蛹の背番号一覧、それに現物である飼育箱の裏の幼虫・前蛹・蛹の3つのデータをつき合わせして、パソコンのデータを修正しようとしたら、社会保険庁の騒ぎどころではなく、我が捨怪捕嫌庁も誤魔化しがバレてしまいました。ツマグロヒョウモン住民登録基本台帳の番号の重複は直ちに鉛筆を舐めて修正しましたが、現物が1匹足りません。何度も数えなおしましたし、脳味噌の腐敗が再発したのかとも疑いました。


行方不明は頭がダラリとしていた[背番号2008-55]です。蓋には尻尾の一部の約1mmくらいの黒いものが残っています。飼育箱の底には何も見当たりません。

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部屋の中に落ちていて足で踏んだら・・・考えたくないことです。
庭へ出てみましたが暗闇のうえ芝生ですから、黒っぽいものは見えませんので明日早目に捜索隊を出動させることにしました。

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