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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(10) 雪がチラついていますが、幼虫で越冬しています

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2008年11月25日  [背番号2008-130]と [背番号2008-131]

[背番号2008-130]と [背番号2008-131]は寒さに耐えています。

11月19日、20日の寒波も、22日頃から寒さが緩みました。
25日にツマグロヒョウモンの居るスミレの鉢を見たら、2匹の幼虫が寒さに耐えて頑張っていました。さすがにツマグロヒョウモンですね。
スミレの葉は少し齧っています。
スミレの下にうずくまっていたり、ネットや鉢の縁に掴まっていたり、天気の良い日には歩いて移動しています。

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2008年11月28日 [背番号2008-137]・・・ビオラにツマグロヒョウモンの幼虫

今年は小さなプランター5つに、6本ずつ苗を植えましたが、花を咲かせています。
花がら取りは我が家のオバサンの役目ですが、今日の午後のこと。オバサンが緊急事態で呼びにきました。

ビオラの花に毛虫が付いているとのこと。直ちに行ってみたら、ビオラの花に体長が約8mmくらいのツマグロヒョウモンの幼虫が・・・
もう少し大きければ、我が家の花がら取りのオバサンも知っているのですか、この寒い時期に幼虫が居るとは思わなかったそうです。
掴まっている花と一緒に取って、[背番号2008-137]と番号をつけて、居残り幼虫2匹が住み着いているスミレの鉢に引越しさせておきました。
このビオラのプランターへ産卵したのは10月11日には見ましたが、この時の幼虫でしょうかね?
このプランターの中には、他にも幼虫が居るかもしれませんよ。

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2008年12月6日 今朝は雪がチラついています

今朝は雪がチラついています。山陰地方、中国山地は雪でしょうね。
掲示板は毎日確認していますが、人間とパソコンが寒さで固まっていますので、日記の後片付けが進んでいません。

ツマグロヒョウモン[背番号2008-130]、 [背番号2008-131]、[背番号2008-137]3匹の幼虫はスミレの鉢の周りで越冬中?です。
暖かい日はスミレの葉を少しだけ食べているらしいです。
糞も大きなのが転がっていますし、食べていると言うことは、完全には越冬していないことですね。
11月28日にビオラの花びらで見つけた幼虫[背番号2008-137]も大きくなっています。
しばらく様子をみることにします。

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なお、これがツマグロヒョウモンの幼虫の越冬環境です。
100円ショップで買った鉢を置く台にネットを被せて、鉢植えのスミレの上に被せただけです。
これを屋外(軒下)に置いていますので、寒さは直撃。厳しい環境です。

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2008年12月18日 3匹の幼虫は生きています

越冬中のツマグロヒョウモンの幼虫ですが、3匹とも生きています。スミレの葉が少しずつ減っていますので、少しは食べているようです。
暖かい日には、スミレの鉢から、鉢の受け皿に降りたり、鉢に被せてあるネットに這い上がってみたりしています。但し、動きは鈍いですね。
この状態が越冬中の姿でしょうか。

ネットの上からビニール袋を被せようかなとも思っていますが、暖かくなりすぎて春と間違えると困りますので、屋外で、しばらく様子を見ることにします。

2008年12月20日 [背番号2008-138]・・・幼虫発見!

明日から寒くなりそうですが、今日は暖かかったですね。
私は風邪で唸っているのに、ツマグロヒョウモンの幼虫は元気です。


今日の午後ですが、ビオラの花柄取りが役目のオバサンから「幼虫らしいものが居る」との声が掛かり行ってみたら、ツマグロヒョウモンの幼虫らしくもあり、模様が全く違って他の虫のようでもあり・・・???(写真の上側です。)
白い紙の上に掬い上げてみたらツマグロヒョウモンの幼虫でした。ビオラから地面に落ちた時、足を上に向けていたので、見慣れない模様だったので不審に思いました。体長は10mm。越冬中の幼虫なんですねえ。[背番号2008-138]と名付けました。
ツマグロヒョウモンの幼虫は既に3匹居ます。3匹とも越冬中ですから、この3匹と同じスミレの鉢に入れておきました。

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どれが背番号何番かが判らなくなりましたが、一番大きい幼虫の姿をお目にかけます。
暖かい日は歩いているようです。但し、歩いている時を見たことはありません。

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2008年12月25日 幼虫は、うずくまっています

昼前には強風が吹きまくっていました。今晩は寒気が南下するらしいですね。
ツマグロの4匹の幼虫が潜んでいる鉢とネットは、風で吹き飛ばされないように、軒下の地面へ下ろしておきました。厳しい寒さに耐えられるかどうか、屋外に置いたままで試してみます。

これらの4匹は、10月11日頃にビオラに産卵したものではないかと思いますが定かではありません。その後は成虫は見掛けていませんので、寒さで半冬眠状態で大きくならなかったのかもしれません。

このまま、来年の春まで持ちこたえてくれることを祈っています。

2008年12月27日 [背番号2008-139]・・・またまた幼虫発見!

またまたビオラ担当のオバサンが幼虫を発見しました。
黄色くなりかかった葉を取り除こうとしたら、葉の裏側にくっついていたそうです。[背番号2008-139]の番号を付けて、スミレの鉢の中に入れておきました。これも体長は8mm。越冬状態なんでしょうね。

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ところで、幼虫が見つかるビオラのプランターの中には、他にも幼虫が住んでいる可能性がありますね。ツマグロヒョウモンの食草として植えたビオラですが、今は花が咲き誇っている時ですから、幼虫探しは止めておきます。来春、暖かくなってから、居残っている幼虫が葉を食べまくることを期待することにします。

2008年12月28日 幼虫は5匹とも元気で越冬しています

2008年も残りわずかになりました。
鉢に植えたスミレも、プランターに植えたスミレも葉が黄色くなってきました。
5匹の幼虫が越冬している鉢のスミレの葉も少なくなりましたので、パンジーの苗を2本買ってきて鉢に植えました。

今日は暖かかったので、4匹はネットの日が当たる所に集まっていました。残る1匹は鉢の土の表面に。
5匹とも、パンジーの葉の上に落としておきました。

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2008年12月31日 日記は2009年に続きます

皆様、2008年も終わりです。
今年もツマグロヒョウモンと遊ばせてもらいましたが、今年は幼虫の越冬に付き合っています。
年が明けると寒さは一段と増しますが、寒さに耐えて、春になったら無事に羽化してくれることだろうと思います。
アゲハの蛹での越冬は経験がありますが、幼虫の越冬は初めてです。

明日以降は改ページして、越冬中の様子をお知らせしたいと思います。


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