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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナガサキアゲハの飼育(9) ヤドリバエの被害もありますし、羽化の失敗もあります

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●このページは、前ページからの続きです

2009年6月14日(3) 今日も新入生・・・[背番号2009-052]

今日の午後は、デコポンのナミアゲハの幼虫と、パセリのキアゲハの幼虫の様子を見ようと思って、橙の木の下を通る時に見上げたら、何者かに齧られた痕跡のある葉がありました。
もしやと思って葉の表を見たら、ナガサキアゲハの幼虫!
前回は湧き出たようなナガサキアゲハの卵と幼虫でしたが、第2陣が潜んでいるのでしょうか?
P20090614-P1120026-2

2009年6月15日 今日の蛹と前蛹は?

蛹・・・[背番号2009-046]
P20090615-P1120040-2


前蛹・・・[背番号2009-051]
P20090615-P1120051-2

2009年6月15日(2) [背番号2009-017]・・・羽化と思ったのですが・・・失敗

今朝は蛹化から16日目の[背番号2009-017]に羽化の兆しが見えていました。
この蛹は、大きく膨らんだ腹の部分と尻尾との付け根の所が、ペコンと極端に凹んでいたので、上手に羽化出来るのかなあと心配はしていたのですが、オスのようなので動画が撮れる支度をしました。
この写真は9時15分撮影です。割れ目が見えています。
P20090615-P1120055-2


カメラをセットしてから、何時蛹化が始まってもよいように、今日も椅子に座って割れ目を睨み付けていました。
割れ目の幅が広がり、時々、蛹が動きます。
この写真は9時53分撮影です。
この時の動画は下に埋め込んであります。
P20090615-IMG_8038-2


上の9時40分の時点の割れ目の開き具合から進まなくなりました。
また、蛹も動かなくなりました。
こうなれば持久戦。12時まで睨んでいましたが開き具合に変化はありません。この写真は12時の時点での、蛹の反対側の状態です。割れ目の開いた状態は見えませんが、乾いた白い帯が見えるのは、裂け目があると言うことです。
P20090615-IMG_8039-2


3時間掛かっても出てこれないのは何かトラブルがあったのでしょうね。
蛹の殻を破って、羽化を手伝おうかなと思ったのですが、自然のものに人間が手助けをするのはどうかなと思って、このままにしておきました。
明日の朝見て、今日と同じ状態なら処分することにします。
なお、この[背番号2009-017]は、5月29日に、ケースの底で背中に掛ける糸作りの動作をしていた幼虫です。


失敗もあります・・・羽化に失敗のナガサキアゲハ(2009/06/15)

2009年6月15日(3) 蛹の形と大きさを比較してみました

2009年6月15日現在の黒いアゲハの蛹の形と大きさを比べてみました。
方眼紙はMicrosoft Excelを使った手製ですから、20目盛=75mm。1目盛3.5mmです。

田舎村写真館
田舎村写真館
この記事のテーブル(表の枠)内に挿入されている写真は、クリックすることにより拡大できます。
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ナガサキアゲハ
P20090615-P1120069-2
クロアゲハ
P20090615-P1120068-2
モンキアゲハ

2009年6月16日 今日の蛹と前蛹は?

蛹・・・[背番号2009-051]

[背番号2009-051]は、蛹化の時の尻尾の先端の引っ掛けなおしを動画に撮ろうと思って、ケースから出していたのですが、昨日の夜見たら、アオムシコバチ2匹が前蛹に掴まり、虎視眈々と蛹化の時を待っていました。もちろん捕まえて潰しておきました。部屋の中へ入り込んでくる季節になったんですね。
今朝は4時起床。部屋の灯りをつけてみたら・・・まんまと先を越されていました。
P20090616-P1120096-2 P20090616-P1120098-2


前蛹・・・[背番号2009-048]

[背番号2009-051]で尻尾の先端の引っ掛けなおしが撮れなかったので、この[背番号2009-048]で撮りたいのですが残念なことにケースの内壁。箸を4本も入れておいたのに・・・思うようにはなりません。
P20090616-P1120099-2

2009年6月16日(2) 1匹発見・・・[背番号2009-053]

今朝は、橙の木の、目の高さより低い所の葉で幼虫を発見しました。
大きさから想像すると、[背番号2009-052]と兄弟か姉妹と思います。
これも想像ですが、10日くらい前に産卵したものでしょうね。
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2009年6月16日(3) [背番号2009-046]をケースから取外して移動

???
保護ポケットを使わない帯蛹の移動として蝶の幼虫の飼育環境(2)に纏めました。何度かやってみましたが、うまいこといっています。
P20090616-P1120090-2

2009年6月16日(4) [背番号2009-048]が事故に遭遇・・・怪我は無し

今朝、ケースの中で前蛹になっていた[背番号2009-048]ですが、ケースの中の下痢便などの掃除をして、室内に持ち込んで、パソコンの向こうの棚に置こうとした時、手元が狂ってドタッ! ケースが机の上に落ちました。
ケースを持ち上げてみたら前蛹は糸から外れてゴロンと転げていました。机の上は整理整頓が悪いので、電卓、ペン、懐中電灯などか所狭しと置いてありますが、これらの間に落ちたので、ケースに押し潰されずにすみました。
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2009年6月16日(5) 羽化失敗の[背番号2009-017]を検死し、埋葬

死因は不明です。
P20090616-P1120101-2 P20090616-P1120102-2 P20090616-P1120103-2 P20090616-P1120105-2

2009年6月17日 [背番号2009-048]が蛹に

昨日はパソコンの調子が悪くなったので午後からデータの移動。夕方、HDDの振分を変更して、夜の間にデータを元に戻していたのですが、パソコンの音で夜中に何度も目が覚めてしまい、3時に目を覚まされた時には灯りを点けて、安置箱に寝かせてある[背番号2009-048]を見ました。・・・既に蛹化は終わっていました。
今月の初め頃は、4時に起きても蛹化に間に合っていたのですが、何を基準にして蛹化を始めるのでしょうかね?
ナガサキアゲハをはじめ、我が家の黒いアゲハの蛹化は夜の間、しかも明け方(と思う)です。ここ何日間かは、私が目覚める少し前のような気がしますが・・・寝息を聞き分けていることはありませんよね。
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2009年6月17日(2)

[背番号2009-048]蛹化で、居残りの幼虫は[背番号2009-052]と[背番号2009-053]になりました。
この2匹はしばらくの間は食べて肥るだけが仕事の毎日です。

お知らせ

これから当分の間は、羽化が続きます。


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