2009年6月28日(3) [背番号2009-037]と[背番号2009-035]と[背番号2009-027]を分解確認
[背番号2009-037]
[背番号2009-037]は6月25日の蛹の総合診断(集団検診)の時、診断途中で蛹の殻が破損してしまったものです。
尻のほうまで殻を取り除いてみたら、綺麗な模様のある翅(♀)も出来ていました。
あと一息で大空へ飛び立てるところですが、どうして力尽きたのでしょうか?
[背番号2009-035]
ついでに、殻が割れそうな [背番号2009-035]を分解してみました。
この[背番号2009-035]は、6月6日に、手元が狂って約1mくらいの高さから転落させて、重症を負わせてしまった蛹です。直ちに特製のポケットへ入れたのですが、蛹の中から出た液でポケットとくっついてしまっていて、蛹の様子が確認できませんでした。
目や足、翅なども出来てはいますが中途半端。ここまで見たからには尻尾はどうなっているかと胴体を持ち上げたら、尻尾のところには黄色い物。軟らかいかなと思って爪楊枝を差し込んでみたら、硬くなっていました。
[背番号2009-027]
ついでのついでに [背番号2009-027]も殻を割ってみました。[背番号2009-037]と同じような状態です。尻尾の先端だけ殻を取り除いてみましたが、尻尾は出来ています。
何故、[背番号2009-037]や[背番号2009-027]のような状態になるのでしょうかね。
蛹が置いてある所は、庭の軒下の明るい所です。
ナガサキアゲハは薄暗い所に産卵しますし、幼虫は薄暗い所に居ます。我が家の明るい環境が何か影響しているのでしょうか?
蛹が置いてある所は、直射日光は当たりません。風通しは良いので熱中症とは思えないのですが、例年の梅雨の時期に入っても雨は降らず、カラカラの晴天が続いていましたので、この気象条件が影響しているのでしょうか?(時々、霧吹きで湿気を与えてはいましたよ。)
2009年6月28日(4) [背番号2009-022]と[背番号2009-028]がアオムシコバチの被害
[背番号2009-022]と[背番号2009-028]の蛹に孔が明いて、アオムシコバチが出てきました。
写真は、左から[背番号2009-022]、[背番号2009-028]です。
[背番号2009-022]は蛹化から27日目。・・・だいじなクロアゲハですよ。
[背番号2009-028]は蛹化から23日目。
孔が明いて出てきてからでは後の祭りですが、孔の明いた蛹はビニール袋に入れて、密封して置いておきました。夕方見たら、残っていた何匹かが出てきていました。
今年はケース内保育と室内保育で安心していたのですが、庭へ出すのが早過ぎたのかもしれません。
2009年6月29日 蛹を処分しました
今日は、クロアゲハの[背番号2009-036]がアオムシコバチにやられてしまいました。
詳しいことは、2009年・クロアゲハの幼虫の観察日記(1)をご覧下さい。
ところで、昨日からアオムシコバチが出てき始めましたので、この際、ナガサキアゲハなどの黒いアゲハの蛹で、想定の日数以上経っても羽化しない蛹を、尻尾のクビレの所の色を確認しながら処分しました。
アオムシコバチの疑いで処分したのは、
[背番号2009-018][背番号2009-021][背番号2009-026][背番号2009-029]
[背番号2009-031][背番号2009-032][背番号2009-038][背番号2009-039]です。
処分とは言っても、ビニール袋に入れて、口を密封して、アオムシコバチが出てきたら見ることが出来るようにしてあります。
このほかに、目や、その他は出来ていながら蛹の殻から出てくることが出来なかった[背番号2009-023][背番号2009-034]も、確認したうえで処分しました。
参考ですが、2009年5月25日現在の蛹の様子は、2009年・ナガサキアゲハの飼育(10)のページの5月25日の日記に写真も掲載していますのでご覧下さい。
2009年6月30日 続:アオムシコバチ
この袋は、昨日アオムシコバチの疑いで処分した袋の一つです。
昨日、袋へ入れる時に、尻尾のあたりが破れて、こげ茶色の液体が出ているなとは思ったのですが、今朝見たら、白いアオムシコバチのウジが這い回っていました。
昨日、処分していたのが正解でした。
もう一つ。
クロアゲハの[背番号2009-036]のことですが、アオムシコバチに関することなので、ついでにここに書いておきます。
昨日アオムシコバチの疑いで処分した袋の中に、スッカラカンにされた[背番号2009-036]の蛹の殻が入っています。
今朝のアオムシコバチのウジの写真を撮った後、袋の外側からですが、蛹の目の辺りを壊してみました。目の周りも、足なども出来ていました。
頭のほうはアゲハの形が出来上がっていく。尻尾のほうはアオムシコバチに食べられていく。食べるだけ食べたら、蛹に孔を明けて出てきて、また次の蛹化を待っているのですよ。
2009年6月30日(2) [背番号2009-A58][背番号2009-A59][背番号2009-A60]が前蛹
[背番号2009-A58]が箸に掴まって前蛹に、[背番号2009-A59][背番号2009-A60]はケースの壁で前蛹になっていました。
写真は、左から[背番号2009-A58][背番号2009-A59][背番号2009-A60]です。
このケースの中は、蛹4+前蛹3+終齢1の過密状態ですが、一昨日からのアオムシコバチ騒動から考えて、蛹は1週間くらい過ぎてからケース外へだすことにします。
2009年6月30日(3) [背番号2009-041]の死亡宣告
昨日の蛹の処分に引き続き、残りの蛹の「活/死」の判定を行いました。
先ず尻尾を曲げてみて、「シュッシュッ or キュッキュッ」と「声 or 音」を出す蛹と、パッと元に戻る反応の良い蛹を残すことにしたら、[背番号2009-041]が判定対象になりました。
尻尾のクビレの色は悪く、尻尾を曲げても元に戻りません。今日の判定委員会で死亡宣告をしました。
この[背番号2009-041]ですが、掲示板でアオムシコバチが産卵管を突き立てていると教えてもらった蛹です。もう少し待てば、アオムシコバチの大群が出てくるかもしれませんが、今はアオムシコバチ恐怖症の最悪の時。早目に諦めることも大事ですし、庭を我がもの顔でうろつき回るアオムシコバチを増やしたくないので、ビニール袋に密閉して、焼却場行のゴミ袋へ入れました。
2009年7月1日 [背番号2009-A58][背番号2009-A59][背番号2009-A60]が蛹、 [背番号2009-A61]が前蛹、 [背番号2009-052]も前蛹
今朝は、箸にくっ付いた[背番号2009-A58]の蛹化を動画で撮ろうと思って4時起床。ケースの中の前蛹を見たら、皮はブヨブヨにはなっていなかったので時間的な余裕は十分にあり。動画を撮る支度を始めて、前蛹をケースから出そうとしたら・・・・ケースの中のもう1本の箸には蛹。[背番号2009-A58]の蛹化は終わっていました。
[背番号2009-A58]の前蛹だと勘違いしたのは、[背番号2009-A61]。箸に掴まって前蛹になっていました。
これで、金髪のアゲハの可能性のあるAシリーズの食料の心配がなくなりました。終齢になってからは、多い日には、1日に2枚の橙の葉をペロリと平らげていました。
もう一つのケースを見たら、我が家生まれの[背番号2009-052]が、割り箸に掴まって前蛹になっていました。が・・・怒りが最高に達して、前蛹になりながら臭角を出しています。
この[背番号2009-052]がくっ付いている箸には、向かい合わせに終齢が掴まっていました。この[背番号2009-052]は蛹、前蛹を入れてあるケースへ引越しさせたいし、終齢はこのケースに残さなければならない。となると、終齢を引き剥がすしかないのですが、終齢を引き剥がそうとしたら、[背番号2009-052]の糸が剥がれそうになり、怒ってしまいました。
ついでですから、その時の終齢である[背番号2009-053]をご紹介しておきます。
頭も大きくなって、あと一息で前蛹ですよ。
紹介が遅くなりましたが[背番号2009-A59][背番号2009-A60]の蛹の姿をご覧下さい。
左から、[背番号2009-A59][背番号2009-A60]ですが、左側の[背番号2009-A59]は、胡座(アグラ)をかいたオジイサンの後姿に見えませんか?
なにしろ狭いケースの中にカメラを入れての撮影ですから、カメラがケースの底へ届いていなかったから尻尾が写っていないのだなと思ったのですが・・・・この[背番号2009-A59]を上から、横から、裏から見てみたら、大変なことになっていました。
ここで、クイズです。
皆さんは、どんなことになっていたか?想像してみて下さい。・・・答は、ナガサキアゲハの日記の中の何処かで発表します。
答の場所が判らない場合は、右の欄の検索窓へ、「2009-A59の蛹の失敗」とキーワードを入れて検索してみて下さい。(今すぐには無理と思いますが、1週間くらい先には検索可能になるものと思います。)