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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ナガサキアゲハの飼育(11) 羽化しない蛹を分解してみました

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●このページは、前ページからの続きです

2009年7月6日(2) 橙の木の葉で卵を1個発見・・・[背番号2009-086]

今朝は、ボーーーとして橙の木を見上げていたら、7月1日、3日に発見した卵の位置から50cmも離れていない所で大き目の卵を発見しました。卵には黒っぽい色が現れていますので、孵化が近いような気がします。
ひょっとすると、[背番号2009-083][背番号2009-082]と同じ時の産卵かもしれませんよ。
P20090706-P1000328-2

2009年7月6日(3) [背番号2009-083]が孵化

[背番号2009-082]の孵化の写真を撮った時に、[背番号2009-083]の卵も撮っておきました。孵化が近い色と模様です。
P20090706-P1000326-2


朝10時過ぎてからですが、卵ケースの中を見たら、[背番号2009-083]が孵化していました。頭と尻尾の派手な白い棘。それに、孵化直後は、上から見たら体全体が白く見えます。出てきた卵の殻を食べている真っ最中でした。
この[背番号2009-083]と[背番号2009-082]は、同じ日の産卵の兄弟or姉妹ですね。
P20090706-P1000334-2

2009年7月7日 [背番号2009-A54]が羽化・・・しかし・・・残念・・・

[背番号2009-A54]が羽化しました。しかし、残念なことには、蛹はもぬけの殻。
今朝は他のことが忙しくて、庭の蛹置き場へ廻ったのは8時過ぎ。蛹置き場へ近づいたら♀のナガサキアゲハが飛び立ちました。残っていたのは蛹の殻。昨日は全く羽化の兆しが無かったですから油断していました。Aシリーズの第1号ですが、金髪かどうかは確認できませんでした。
羽化率の非常に悪かったナガサキアゲハの第1陣ですが、第2陣のAシリーズ第1号が無事に羽化したので安心しました。
P20090707-P1000345-2

2009年7月7日(2) [背番号2009-042][背番号2009-044][背番号2009-051]を処分しました

[背番号2009-042]は6月9日、[背番号2009-044]は6月10日、[背番号2009-051]は6月16日の蛹化で、日が経ちすぎています。6月25日の診断では活きている反応があったのですが、その後、触っても反応がなくなりました。
今朝は体を触ったり、尻尾を触ったり曲げてみたりしましたが、死んでいるとしか思えません。
尻尾のクビレの部分の色もオレンジ色になり、破れそうになったものもありますので、死亡していると判定し、死亡宣告しました。
これで、湧き出てきたナガサキアゲハの第1陣の残りは無くなりましたが、それにしても羽化率の低さには情けない思いがしています。
第1陣の羽化率の低さから、今年はナガサキアゲハの卵、幼虫の採取は止めようかなと思ったことがありましたが、今朝の第2陣の[背番号2009-A54]の羽化で、気を取り直して、幼虫飼育を続けることにします。


なお、[背番号2009-017]~[背番号2009-051]と、[背番号2009-065]を、2009年のアオスジアゲハの第1陣として、皆さんに決算報告書をご覧頂くことにします。

種別 入居数(飼育数) 羽化数 羽化までの死亡数 羽化率
ナガサキアゲハ 第1陣 30 6 24 20%

2009年7月7日(3) [背番号2009-082]と[背番号2009-083]

今朝8時過ぎですから、[背番号2009-082]が孵化してから24時間、[背番号2009-083]が孵化してから22時間ですが、小さいながら、よく食べます。


[背番号2009-082]
P20090707-P1000350-2


[背番号2009-083]
P20090707-P1000349-2


そのうえ、歩き回りますので、少し小さいケースを使って、個室住まいにしました。

2009年7月7日(4) ナガサキアゲハが産卵にきました[背番号2009-092][背番号2009-093][背番号2009-094]

今日は、夕方近くになって「黒いアゲハが鬼百合の所へ来ている」との緊急通報があり、カメラを持って駆けつけました。行った時には既に橙の木の周りを飛んでいて、最初に家に近い側で産卵。
P20090707-IMG_9200-2


この卵が最初に産み付けられた卵です。湯気が立ち上っているのが見えませんか?
P20090707-P1000361-2


その後、その近くの枝に産みつけたり、木の懐のようになった所に入り込んで産卵したり、またハイビスカスの葉に掴まってみたり・・・
飛び去った後で卵探しをしました。全部で3個発見。卵の近くに、マジックインキで今日の日付を書き込んで、卵はそのまま置いておきました。
P20090707-P1000362-2 P20090707-P1000363-2


2009/07/10追記
この3個の卵は、管理の都合上、7月9日にケースへ取り込み、[背番号2009-092][背番号2009-093][背番号2009-094]の番号を付けました。

2009年7月8日 [背番号2009-086]が孵化・・・ナガサキアゲハです

朝9時過ぎに卵ケースの中を見たら、[背番号2009-086]の卵が孵化していました。
殻は食べ終わっていて、見当たりませんでした。
P20090708-P1000364-2

2009年7月8日(2) [背番号2009-A58][背番号2009-A59][背番号2009-A60]を屋外へ

7月1日に蛹化した[背番号2009-A58][背番号2009-A59][背番号2009-A60]を、庭の蛹置き場へ出しました。
写真の右のほうの[背番号2009-071][背番号2009-073]は、キアゲハの蛹です。
P20090708-P1000366-2

クイズ「2009-A59の蛹の失敗」の答

左の写真の中で、中央の蛹が[背番号2009-A59]です。
ケースの中は蛹で大混雑であることと、蛹の位置の関係で、ケースの内側にカメラを入れて蛹の横から撮ることが不可能ですから、ケースの外から撮りました。
中央の蛹の[背番号2009-A59]の尻尾は極端に折れ曲がっているとは思いませんか?
写真では非常に判り難いのですが、私の推測では、背中に掛けた糸のケースの付け根の位置が計算間違いで、尻尾の位置に近すぎたため、蛹の体が下にズリ落ちたものと思います。
この蛹をケースから取り外して箸に取り付けたら真横から写真を撮りますので、無様な姿をお目にかけます。
P20090701-P1000147-2

お知らせ

ナガサキアゲハの第1陣は失敗に終わりましたが、7月7日には第2陣の最初の羽化がありました。第2陣は全ての蛹が無事に羽化してくれれば良いのですが・・・・


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