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岩国市田舎村昆虫館は、イモムシとかアオムシなどと言われている幼虫の写真が沢山現れますので、昆虫が嫌いな方へは閲覧をお勧めしません。しかし、子供さんの夏休みの自由研究などに役立つ記事が沢山ありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

ツマグロヒョウモンの飼育(6) 羽化の予兆が判るようになりました

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●このページは、前ページからの続きです

2007年9月28日~2007年10月3日

2007年9月28日
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2007年9月29日
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2007年10月1日
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2007年10月2日
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2007年10月2日

和やかな雰囲気ですね。
ジロジロと見たわけではないのですが、オスはあの小さな羽根を必死で羽ばたいて、羽根を閉じたままのメスをぶら下げて屋根の上に飛んで逃げました。

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2007年10月2日
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2007年10月3日

日増しに日暮れも早くなり、朝晩も涼しくなり、少々慌てています。
ぶら下がる場所を探す暇がありませんでしたので、先ほどまで食事をしていた食卓で、大好物のスミレで前蛹になりました。
前蛹になったからには蛹にもなりますよ!

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2007年10月3日

9月24日に18匹垂れ下がっていた飼育箱の蛹ですが、残りは10匹になっていました。
翌日、10月4日のことですが、この写真を見て間違いないかと確認していたら、赤い矢印で示した蛹の異変に気が付きました。

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上の写真の赤い矢印で示した蛹の部分を拡大してみました。
写真の色が悪くて、ザリガニのように見えますが羽根の色が透けて見えています。

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左の写真を撮った30分後ですが、羽化した1匹に気が付きました。
この羽化した蛹の場所ですが、左の写真の蛹の場所のような気がします。
蛹が垂れ下がった飼育箱の蓋をパソコンの前に持ってきて比べたら・・・左の蛹と、この羽化した蛹の場所が一致。

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左の写真の蛹は、掲示板で教えて頂いた「羽化の予兆」だったんですよ。
今回は後で気付きましたが、そのうち、自分の眼で確認しますよ!

2007年10月4日

ドウダンツツジに垂れ下がってくれました。
自然をバックの前蛹。
今年は、こんな光景に出会えるほど、ツマグロヒョウモンの幼虫が増えたんですよ。

P20071004-IMG_5264P20071004-IMG_5260


しつこいアオムシコバチです。
蛹化する時を狙って卵を産み付けて、蛹の中を食べて、1mm強の穴を開けて出てきます。
既に蛹になっているのに、しつこいですね。

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今日も羽化しました。

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2007年10月5日

ドウダンツツジに垂れ下がった前蛹は、蛹になりました。

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今日も羽化です。

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2007年10月6日

プランタに垂れ下がった蛹。
昨日のドウダンツツジに垂れ下がった蛹もですが、昨年までは、こんな光景は見なかったですね。

昨年までは、スミレを食べるトゲトゲの幼虫は憎きやつと認識していましたし、オレンジ色のツマグロヒョウモンの幼虫とも知らずに無視していました。
多分、我が家の庭のスミレが無くなったら、あの短い足で、スミレ探しの放浪の旅に出掛けてしまっていたのでしょうね。
今年は食料はなんとか賄っていますので、こんな光景も見られるようになったことと思います。

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下の4枚の写真は同じ蛹(下の羽化した写真の左側のメス)を撮ったものです。

少し上の方から見たり、少し下の方から見たり、光線の当たる方向を変えたり・・・
目では見えるものの、写真に撮るのは難しいですね。

今朝は、自分の眼で、間違いなく確認しました。
ツマグロヒョウモンの羽化の予兆です。
尻のプリンプリンしたクビレもハッキリしています。
下の羽化した2匹の蛹とも、同じような状態でした。

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外出から帰ってみたら、メスとオスのカップルが誕生(羽化)していました。

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お知らせ

ツマグロヒョウモンとの出会いから2ケ月が過ぎました。
掲示板でミルクティさんに教えて頂き、本当に楽しい2ケ月間でした。
ミルクティさんには感謝しています。

おかげさまで、我が家の庭には幼虫の食料のスミレがいっぱい。
キアゲハ用のパセリと鉢の奪い合いが続いています。

今年は泥縄式で食料のスミレ確保に走り回りましたが、ツマグロヒョウモンによく似たヒメアカタテハに出会うことも出来ました。

今年は本当に楽しい・・・・・
なんだか、日記の巻末の言葉か、遺言のようになりましたが、2ケ月経過と、このページの締め括りであって、日記はまだまだ続きます。


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